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鉄鋼・非鉄金属スレッド

150荷主研究者:2005/02/20(日) 23:55:30

【JFEスチール:塩ビ廃棄物を再利用】
http://www.business-i.jp/news/ene/art-20041216201136-DAXALGXJTO.nwc
塩ビ廃棄物を再利用 JFEスチール、高炉原料化プラント稼動
FujiSankei Business i. 2004/12/17

 JFEスチールは、パイプやシートなど塩化ビニール系廃棄物から塩酸と粉末状の炭化水素を取り出し、高炉原料の一部に再利用する塩ビ高炉原料化プラントを、塩ビ工業・環境協会などと共同開発、東日本製鉄所(京浜地区)で本稼働を開始した。塩ビ廃棄物の化学リサイクルシステムの実用化は国内で初めてという。総投資額は20億円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた。

 同プラントで処理可能な塩ビ廃棄物は、農業用フィルムシート、パイプ、壁紙、靴など幅広く、汚れたままでも処理できる。受け入れ条件が緩く、作業負担も少ない。

 塩ビ処理量は当面、年間3000トンで、塩酸約3000トンと炭化水素1500トンを生成する。今後、引き受け価格や引き受け量の推移をみながら処理能力を引き上げたい考えだ。「まだ採算性を考える段階ではない」(林明夫総合リサイクル事業センター長)としているが、数年後の黒字化を目指す。

 鉄鋼各社は容器包装プラスチックなどの高炉原料化リサイクルに取り組んでいるが、塩ビは高炉内で塩化水素を生成して高炉内壁の腐食の原因となるため、原料としての利用は不可能だった。

 同プラントでは、塩ビ廃棄物を破砕機にかけた後、圧縮。無酸素のロータリーキルン内で蒸し焼きにして、塩化水素と粉末状の炭化水素物を分離する。塩化水素は塩酸として回収し鋼板の酸洗工程に利用。炭化水素はコークス(蒸し焼きにした石炭)代替原料として微粉炭とともに高炉下部の羽口から吹き入れ、鉄鉱石の還元剤となる。

 炭化水素は塩ビ廃棄物1トン当たり約500キログラム生成。現在は年間で1500トンしか生成できず、コークス使用量のわずか0.1%未満に過ぎない。「コスト計算はまだできる段階でない」(木村康一資源リサイクル部長)としている。

 今後、受け入れ量の拡大とともに塩酸、炭化水素とも増産。そのすべてを京浜地区製鉄所内で利用する予定で、製鉄所運営コストの低減に役立てたい考えだ。


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