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鉄道貨物輸送研究スレッド
350
:
荷主研究者
:2005/03/14(月) 01:29:36
【福山通運:中距離も鉄道シフト、大型コンテナ大量投入】
◎「物流ニッポン新聞社」'05.3.4更新
中距離も鉄道シフト 大型コンテナ大量投入…福通
福山通運は環境問題への対応や、幹線輸送の合理化・効率化に向け、鉄道コンテナの利用拡大に本腰を入れて取り組む。現在、首都圏―九州などの長距離輸送区間を中心に私有コンテナ(10トン型)を1日当たり120個(ピーク時、往復合計)程度運用しているが、向こう1、2年をかけて、輸送距離700―800キロ以上の区間利用をさらに拡充強化していく。
利用頻度が高いのは東京―九州、東京―北海道などで、いずれも輸送距離が1,000キロ以上に及ぶ長距離輸送区間が中心。東京―大阪は600キロ程度だが総輸送量が多いこともあって、その他区間と比較しても利用頻度は高い。
1日からスタートした東京貨物ターミナル駅―西岡山駅の利用は800キロの中距離輸送区間で、1日当たり大型コンテナ20個(大型トラック20両分)を投入し、本格的に対応していくのは初めて。
計画によると、トラックで運行している関東―中国・四国での小口貨物を今後も翌日午後に配送する。これまで同駅間の鉄道利用は私有コンテナ四個による1日2往復だけだった。
東京―九州、北海道などの長距離輸送は現在、鉄道利用がメーン。しかし、700―800キロ区間では「どちらかといえば、トラック輸送が主力になっている」(東京営業本部)。
福通では、2010年をメドに、二酸化炭素(CO2)排出量を2000年との比較で2割削減を目指している。このため、圧縮天然ガス(CNG)車の導入やアイドリング・ストップ運動などの取り組みを全社規模で行っている。
同社の勝田督二専務は「鉄道が環境への対応で注目されてきている。当社では、従来の長距離区間に限らず、700―800キロ区間でも大型私有コンテナを導入し、環境問題への対応とともに幹線輸送の効率化を図っていきたい」と話している。
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