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たそがれ読書部
162
:
誰そ彼
:2025/07/12(土) 17:48:38 ID:HO7Kk/8o0
PHP文庫 安藤優一郎著『大名屋敷「謎」の生活』
気軽に読める読みやすい本。
江戸時代の江戸における大名屋敷を経済的側面から書いたもの。
江戸の人口の約半数が武家で、この本ではその八割が「地方から出てきた藩士」であるとしている。
(江戸の人口については諸説あり、この本で述べられている数字がどれほど確かなのか、おれにはわからない)
また各藩の年間予算の半分以上が「江戸藩邸に費やされていた」。
日本全国の藩の総支出の半分が江戸で使われていた、ということを考えると、江戸藩邸とは出入り業者にとっては「こんこんと金の湧き出る泉」である。
江戸近郊の豪農が藩邸御用達として、下肥の汲み取り権の獲得、馬の飼葉納入、大名庭園の管理を行った。
さらに豪農や商人が畳(すごい数!)や茶、その他の生活物資を引き受けた。
大名の参勤交代や江戸滞在費が藩経済を圧迫したことは知っていたが、具体的に書かれたこの本を読むと、大名屋敷が江戸経済をどれほど支えていたのかが納得できる。
参勤交代についてきて一年江戸にいる単身赴任の勤番侍は、藩邸からの外出回数も月に四回程度しか許可されなかった。
藩がトラブルを恐れ、厳しく外出を制限した。
すでに知っているかもしれない幕末の動乱の記載もそれなりにある。
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