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中・長編SS投稿スレ その2

894earth:2011/10/08(土) 09:56:42
第40話です。


『嗚呼、我ら地球防衛軍』 第40話

 
 デスラーは不遜な第8艦隊司令官の発言に目を細めたが、気分を切り替える。

『だが我々がガミラス星を放棄したらどうするのだ? ガミラス星に奴らは群がるぞ。
 ガミラシウムを採掘しすぎれば星の寿命は縮み、結果としてイスカンダルは滅亡の危機にさらされる』
「少なくとも貴方方が何もせずにガミラス星を放棄するとは思えませんが?」
『ふっ。他力本願だな』
「いえいえ。ガミラスの能力については信頼しているのですよ。我々も嫌と言うほど思い知っていますから」

 ガミラスによって多大な被害を受けた筈の地球は、特に防衛軍の一部は、対戦相手であったガミラスをよく
理解していた。
 
「それで如何されます?」
『良いだろう。我がガミラスも停戦を活かして星の安全を確保するために必要な作業を行うとしよう。
 だが情報交換だが……』
「担当者を、そちらに派遣しましょう」
『担当者の名前は?』
「……古代守と真田志郎。この2名でどうです?」
『古代守?』
「はい。ヤマト艦長代理の古代進の兄です。中々に優秀な宇宙戦士です。『弟も』優秀でしたが、引けはとりません」

 心にも無いことをシレっと言う司令官。

『良いだろう。待っている』
「それでは失礼します」

 こうして会談は終った。
 この会談が終った後、必要な仕事を終えると司令官は医務室に直行した。

「……疲れた」

 胃薬を飲んでベットに横たわった司令官は弱弱しい声色でそう零した。それほどまでに疲れていた。

「お疲れ様」




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