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中・長編SS投稿スレ その2
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イスカンダルが猛火に包まれる様子は、第8艦隊でも見ることが出来た。
メインパネルに映されるイスカンダルの悲惨な光景に、第8艦隊の宇宙戦士たちはいきり立つ。
『司令官!』『艦長!』『司令!』
第8艦隊旗艦ネメシスに全艦から通信が殺到する。
勿論、ネメシスの艦橋にいる人間達も全員が司令官に目を向けていた。
「司令……」
青コートの幕僚が司令官に決断を迫った。
イスカンダル女王スターシアは、全人類にとって恩人だ。彼女が居なければ人類は滅亡していただろう。
そんな恩人が攻撃され、イスカンダルは炎の海に沈んでいる。見過ごせる人間はいなかった。
一方の司令官は原作と乖離した光景に少し絶句するも、すぐに最善の手を考える。
(いきなり先制攻撃をする、いやそれだと、だまし討ちか?
開戦する予定とは言え、開戦責任を問われる事態は避けなければならない。ボラーとの関係もある。
だが穏便な手はとれないし、下手をすればヤマトが動きかねない)
というか、もはやヤマトは暴走寸前であった。
ヤマトクルーはイスカンダルへの蛮行に激怒していた。古代進がまだ思いとどまっているのも、古代守が制止して
いたからに他ならない。だがその守でさえ腸が煮えくり返る思いであった。
(是非も無し、か)
腕を組み口を瞑っていた司令官は、目を見開くと同時に命じる。
「イスカンダルを攻撃中の国籍不明艦隊に攻撃停止を勧告しろ。コスモタイガーを3機ほど差し向けろ」
「勧告するだけですか?」
「向こうが無視するようなら……友好国への攻撃を見過ごすわけにはいかん。『武力』で阻止する。全艦戦闘配備!」
「了解しました!」
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