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中・長編SS投稿スレ その2
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ガトランティス帝国軍がシリウスから撤退する準備を開始した頃、α任務部隊は補給と整備に追われていた。
尤も指揮官である古代守は、これ以上無茶をするつもりはなかった。
「敵の3分の1は削ったんだ。十分だろう。あとは地味な嫌がらせで十分だ」
彼らは『無理』をすることなく哨戒艦、輸送船を通り魔的に撃破、撃沈していった。
そしてその行為はガトランティス帝国軍の撤退を遅延させる効果があった。
バルゼーは甲羅の中に引篭もるかのように防御を固めれば、多少時間が掛かっても何とかなると判断したのだがその判断は
些か、いやかなり甘かった。
ガトランティス帝国軍が撤退を本格的に撤退を開始する直前、プロキオンから駆けつけた第51任務部隊がシリウスに着いたのだ。
(さらに土方率いる本隊もプロキオンを完全に片付け、シリウスに向かっていた)
「敵が撤退を?」
「はい。α任務部隊の報告によれば敵はすでに総兵力の3分の1を失っているとのことです。これ以上の損害には耐えられないと
判断したと思われます」
第51任務部隊司令官兼旗艦レキシントン艦長はヤマトとムサシの暴れっぷりを聞いて驚愕するが、すぐに頭を切り替える。
「α任務部隊は?」
「嫌がらせ程度の追撃をすることを提案しています」
「……そうか。ならばこの際、我々も参加させてもらおう。嫌がらせではなく本格的な追撃に」
α任務部隊の支援……それを名目に第51任務部隊は参戦する。
かくしてバルゼーの受難が始まった。
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