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中・長編SS投稿スレ その2

737earth:2011/09/08(木) 20:59:04
第9話投下です。

『嗚呼、我ら地球防衛軍』 第9話

 原作同様に改装され戦闘力を大幅に強化されたヤマトは、未知の世界である銀河系中央を目指して飛び立った。
 と言っても艦長は最初から目的地や状況を知っていたが……。 

「バース星か」

 ヤマトの艦長室でヤマト艦長となった男は原作を振り返る。

「バース星はボラー連邦の保護国となっていたな。まぁラム艦長のように、バース星人も軍人として起用されていたから
 奴隷化まではされていないようだが……」

 ガミラス帝国やガトランティス帝国は人類の奴隷化か絶滅を突きつけたし、ディンギル帝国は人類殲滅、デザリウム帝国は人類の
肉体を手に入れようとしていた。この四ヶ国については交渉の余地がない。

「まぁ新興国家だから舐められるのは間違いないだろうが……ガミラスを打ち破ったという実績を強調すれば、何とか
 なるやも知れん。しかし相手はあの気難しい独裁者だ。少しでも機嫌を損なえば大変なことになる。全く面倒な仕事だ。
 まぁ古代弟は、兄と沖田艦長が生きているおかげで、少しは気性が穏やかだ。私が気をつけていればあの首相と口論する
 ようなことはないだろう」
 
 そういった後、彼は艦長室を後にした。
 何しろヤマトは改装を受けたものの、その後の訓練は十分とは言えないのだ。
 不測の事態に備えて、練度を高める努力は必要だった。

「私が人柱にされないためにも頑張らなければ」

 ヤマト艦長という死亡フラグを押し付けられた男は割を必死だった。




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