したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

中・長編SS投稿スレ その2

609earth:2011/06/18(土) 22:22:27
 粗方、敵艦隊の反応が消失したのを見た耕平はオペレータに尋ねた。 

「敵の残存は?」
「残りは54隻。全艦が反転して本局に向けて後退しようとしています。また本局よりさらに5隻の艦艇が発進」
「逃げるか。まぁ全滅覚悟で突撃するよりかは賢明だが……そうはさせない。空母艦載機、水雷戦隊、前に!」 

 後方に待機していたデスラー艦の前に、F−01と巡洋艦、駆逐艦が並ぶ。 

「デスラー戦法を見せてやろう」

 瞬間物質位相装置が次々にF−01、巡洋艦、駆逐艦をワープさせていく。

「管理局が驚く顔が目に浮かぶな」

 しかし退却する管理局艦隊は驚くどころではなかった。何しろ必死に退却しようとしている最中に周辺に
前触れも無く戦闘機や巡洋艦が現れたのだ。

「馬鹿な! どこから!?」
 
 慌てて応戦しようとするが、先手を打つかのようにF−01が搭載する小型波動砲が火を噴いた。
 シールドで持ち堪えようとするが、出力を強化された小型波動砲を防ぐことはできない。次々にシールドごと
艦体を撃ち抜かれる。

「Dブロック消失!」
「Bブロック火災発生!」
「魔導炉停止!」

 次々に齎される凶報。それはすでに艦が航行できないどころか、沈む直前であることを意味した。

「総員退艦、急げ!!」

 相次いで艦が放棄される。しかしなお攻撃は止まない。巡洋艦が20.3cm連装衝撃砲を弱体化した管理局艦に
撃ちこむ。1隻のL級が衝撃砲に貫かれ爆沈した。炎を上げつつ航行していたXV級には多数の魚雷が叩き込まれる。
XV級は搭載していた小口径の砲で迎撃するも1発も撃破できず、全弾が命中。文字通り轟沈する。
 勝敗は決した。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板