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中・長編SS投稿スレ その2
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粗方、敵艦隊の反応が消失したのを見た耕平はオペレータに尋ねた。
「敵の残存は?」
「残りは54隻。全艦が反転して本局に向けて後退しようとしています。また本局よりさらに5隻の艦艇が発進」
「逃げるか。まぁ全滅覚悟で突撃するよりかは賢明だが……そうはさせない。空母艦載機、水雷戦隊、前に!」
後方に待機していたデスラー艦の前に、F−01と巡洋艦、駆逐艦が並ぶ。
「デスラー戦法を見せてやろう」
瞬間物質位相装置が次々にF−01、巡洋艦、駆逐艦をワープさせていく。
「管理局が驚く顔が目に浮かぶな」
しかし退却する管理局艦隊は驚くどころではなかった。何しろ必死に退却しようとしている最中に周辺に
前触れも無く戦闘機や巡洋艦が現れたのだ。
「馬鹿な! どこから!?」
慌てて応戦しようとするが、先手を打つかのようにF−01が搭載する小型波動砲が火を噴いた。
シールドで持ち堪えようとするが、出力を強化された小型波動砲を防ぐことはできない。次々にシールドごと
艦体を撃ち抜かれる。
「Dブロック消失!」
「Bブロック火災発生!」
「魔導炉停止!」
次々に齎される凶報。それはすでに艦が航行できないどころか、沈む直前であることを意味した。
「総員退艦、急げ!!」
相次いで艦が放棄される。しかしなお攻撃は止まない。巡洋艦が20.3cm連装衝撃砲を弱体化した管理局艦に
撃ちこむ。1隻のL級が衝撃砲に貫かれ爆沈した。炎を上げつつ航行していたXV級には多数の魚雷が叩き込まれる。
XV級は搭載していた小口径の砲で迎撃するも1発も撃破できず、全弾が命中。文字通り轟沈する。
勝敗は決した。
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