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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第七章

388ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2021/10/10(日) 14:20:35
無事に戻ってきた僕達はなゆに会う前に全ての話し合いをつけてしまうことにした。

>「風の双巫女との約定により、これより我が軍の500騎を駐留部隊としてこの地に留め置き、始原の風車の防備に充てることとする」

「打倒なラインだな」

戦いは基本的に数の戦いだ。しかし、この世界では一人でその差をひっくり返す人物が多数存在する。
過剰な戦力は戦いを抑制する効果がある。しかし、相手にそれ以上の戦力が…ひっくり返す算段さえあれば戦闘は必ず起こる。
そうなれば戦闘の規模は大きくなり、人的被害どころかその場所が生物の住めない場所になる事すらある。

>「そなたらはエーデルグーテへ行くという話であったな。
 『永劫』との面会を望むなら、余が親書を遣わすゆえ持ってゆくがよい。
 余と『永劫』には其処迄の親密さはなかったが、それでも階梯の誼。無手で参るよりはよかろう」

>「次は宗教の総本山で僧兵軍団の調略か。いよいよもって戦国時代めいてきたな」

全てがスムーズに進行していく。さすが覇王。戦闘面だけでなく事を円滑に動かすという事を理解している。
このまま全てがうまくいけばよいのだが…。

>「さてと……。それじゃ、オレたちもここでお別れだな」

覇王の全面的な協力で、会議は瞬く間に終わり。魔法少女達は別れの挨拶を始める。

>「それに、今回のところは共闘しましたが〜、本来私たちは敵同士ですので〜……」

僕からできる限りの距離を取りながら睨んでいる。

>「まっ、縁がありゃまた会えるだろ!
 そンときこそしっかり『黄金の夜明け(ゴールデン・ドーン)』撃たせてくれよな!
 こンなンじゃ不完全燃焼だぜ、次回はキッチリ! オレたちデスティネイトスターズのスゲェとこ見せてやっからよ!」

この分だと次会って敵同士だとしても殺し合いにはならなそうだ。
そのほうがいい…またなゆが悲しむような事になってほしくないから…

>「――若干キモかったけれど、それなりに面白かった。それじゃ――」

「まて、なぜ僕を見る?」

>「待て!報告書にはちゃんと『キモかったのは焼死体と裸マッチョだけ』って書いとけよ!?
 俺こいつらと一絡げにされんのマジで後生だかんな!!」

なぜだ…?

>「なんだ……まだそんな事を言ってるのか、明神さん。心配するなって。
 ――ガザーヴァなら、どんな明神さんでも受け入れてくれるだろうさ」

「え?これそんな話なの?」

>「明神、ボク、オナカ減った」

わいわいと話しながら僕達はテントの前で会話を一斉に止める。
決して気遣ったわけではないが…自然と口を止めて…お互いを見合った。

理由はもちろん目の前にいる少女…なゆだった。

>「みんな! おっかえりなさーい!!」


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