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神宮寺勇太×岩橋玄樹 BL小説 Part3

1PUUさん:2016/06/09(木) 21:18:57
とうとうPart3になってしまいました。

*頑張って書いていますが駄作です。
*すべて、私の自己満足なので本人には一切関係無いです。
*基本Pinkありだと思われます。
*気軽にコメントしてやって下さいm(_ _)m
*中傷や荒しは受け付けておりません。

基本は、じぐいわですがたまーに違うCPが出てくるかもしれません。
暖かい目で見てやって下さい。

2PUUさん:2016/06/09(木) 21:49:37
『当たり前』

【設定】
玄樹 23歳、勇太と高校時代から付き合っており一緒に暮らしている。
勇太 23歳、大手企業に勤める会社員。


Genki side

「神宮寺、大好き!」

「ねぇ神宮寺、今度デートしよ?」

あの頃の僕たちは、端から見たらラブラブだっただろう。

けど今はどうだ。
一緒に暮らしはじめて約3年。

「じゃ、仕事行ってくる」

勇太の態度は素っ気なくなり、僕も甘えたりなんかしない。

「いってらっしゃい、今日晩ごは…」

「あぁ、今日大事な会議があるんだ。遅くなる」

ガチャン

玄関のドアがやけに大きく音を立てて閉まった。

「……」

泣いたりなんかしないから。もぅ、慣れたから。

18歳、高校を卒業してすぐに社会人になった勇太はすごいと思う。
それに感謝もしてる。
だから、攻めたりなんか…甘えたりなんかできない。

静まり返った家に少し恐怖を感じながらも憂鬱な一日が始まった。

3PUUさん:2016/06/10(金) 09:51:24


高校2年の時に、僕たちは付き合い始めた。
それから約7年。

会話も少なくなり、最近はご飯も一緒に食べれていない。

夜も、飲み会とか接待とかで。


僕は、家事を一通りこなしてバイトに出た。


「おはようございます」

「おはよ〜」

次々と、返事が返ってくる。

バイトしているお店の人は、皆優しい。
僕が男の人は付き合ってるのも知ってるけど、他と変わりなく接してくれる人ばかりだ。

「玄樹〜!」

「うぁ!」

飛び付いてきたのは、友達の顕嵐。
ここで知り合って、同い年だからかどんどん仲良くなった。

顕嵐は自由人で本職が何なんなのか聞いたことがない。

「顕嵐、着替えるから離れて?」

腰に絡まる腕をほどこうとするけど顕嵐は一行に離してくれない。

「玄樹って、いい臭いするよね…やっぱり神の香水うつってるのかな?」

「そうかな?(笑)」

顕嵐と勇太は知り合いだそうだ。
なぜかは分からないけど…勇太が前、お店に来たときにやけに仲良さそうに話していた。

「開店準備始めるよ〜」

店長の声に我に返ると、僕は急いで着替えてバイトが始まった。

4PUUさん:2016/06/12(日) 00:15:44


「はぁ〜」

やっとバイトが終わり、着替えていると顕嵐に話しかけられた。

「もぉ、帰っちゃうの?」

「うん、顕嵐はまだ帰んないの?」

「帰るけど、玄樹と話したい〜」

「ご飯の準備あるし…」

甘えてくる、顕嵐に困っていると顕嵐がハッと顔を上げた。

「ねぇ!今度2人で遊びにいかない?」

「え…?」

「玄樹だって、毎日大変じゃん?たまには息抜きしようよ」

「勇太のほうが何倍も忙しいのに、そんなことできないよ」

「もぅ!いいの!神はいいから…俺と遊ぼうよ!」

「じゃ、じゃぁ。勇太に聞いてみる。」

「うん!そうして?」

「じゃ、じゃあね!もぅ行かなきゃ」

「バイバイ!頑張れ〜」

顕嵐に見送られ、俺は家へと急いだ。

5PUUさん:2016/06/14(火) 01:00:45
「ただいま」

スーパーに行き、家に帰ってくるとやっぱりまだ勇太は帰っていなかった。
早く、夕食作って食べちゃわなきゃ。
勇太が帰ってこないのは寂しい。わがままだって分かってるのに。


僕は、簡単に夕食を済ませるとお風呂を沸かして勇太の着替えも用意して帰りを待っていた。

_______


時刻は、0時を過ぎた。
待ち始めて、既に5時間が経っていた。さすがに睡魔が襲ってくる。

そんなに長引いたのかな。それとも事故…とか?どうしよう……。
不安に駈られて、僕は顕嵐と電話することにした。


「もしもし?顕嵐?夜遅くにごめんね?」

「玄樹!どうしたの?珍しいね?嬉しいよ!で?なんか急用?」

「んー、ちょっと話したい」

「ふーん、神帰ってこない?」

「ぅ、う…ん……」

「まったく、連絡も無いの?」

「うん、大事な会議って言ってたから。でも少し寂しくて(笑)寝てた?」

「寝てたけど大丈夫だよ、じゃぁ何話そっか?あ。面白い話する?」

それから、顕嵐とずっと話してた。
面白い話とか、真面目な話。顕嵐と話していると不思議と寂しさは消えていった。

「神、まだ帰ってこない?」

時刻は、2時半だった。電車も無いだろう。タクシーで帰ってくるのかな。

「うん、どうしよう…事故とかないよね……?」

こんなに遅くなるのは始めてで、不安が大きくなっていく。

「大丈夫だよ!電話してみたら?」

「でも、会議中…」

「大丈夫!してみな?」

「ぅ、ん……ありがとう。ごめんね?こんな遅くに付き合わせちゃって」

「いいよ!玄樹と話せて楽しかったもん」

「ふふっ…じゃぁまた明日ね」

「うん!おやすみ!」

「おやすみなさい」

通話を切ると、僕はひとつため息をついた。

6PUUさん:2016/06/15(水) 01:28:59
勇太に電話しても大丈夫、かな?もしかして、徹夜とかするのかな?

僕は、思いきって勇太に電話を掛けた。

1回、2回、3回とコールが鳴る。

『もしもし』

疲れきった、そんな声で勇太が出た。

「あ、勇太。ごめんなさい……今どこ?」

『今、会社だけど』

「いつ帰ってくるの?」

『今日は、徹夜になりそうだから先寝てて』

「……ぅ、うん。ごめんね?仕事忙しいのに」

僕は、苦笑いを溢す。

『それだけ?』

「うん、頑張ってね」

『ん』

すると、あっという間に通話は切れてしまった。
一気に不安が込み上げる。もしかして、浮気とかないよね?

って、勇太仕事頑張ってるんだ……。疑うなんて僕酷い。

さっさと寝てしまおう。


僕は、モヤモヤする心を必死に抑えて眠りについた。

7かのん:2016/06/15(水) 20:37:02
初めまして、かのんです!

puuさんさんの作品、part1から読ませてもらってます!
コメントもしないで、申し訳ないです..。

puuさんさんのかく小説は、すっごくおもしろくて、
もう、めっちゃファンです!!

これからも、頑張ってください、☆ミ

8PUUさん:2016/06/16(木) 01:05:26
かのんさん

初めまして!!コメントありがとうございます(*>∀<*)ノ

今してくれただけ嬉しいですし、読んでくれてただけでも充分嬉しいです!!
ありがとうございますm(_ _)m

めっちゃ変態チックすぎて申し訳ないですけど…(;・_・)
でも、ファンなんてホントに嬉しいです……嬉泣

頑張ります!最近、更新できずにすみません。
あと、PUUかPUUさんで良いですよ!

9PUUさん:2016/06/16(木) 10:03:09
Genki.I side

ドタンッ

「ん……」

朝、リビングから聞こえた大きな音で目を覚ました。

「勇太?」

僕は、すぐにリビングに向かった。
けど既に時刻は6時。ホントに勇太かな?なんて少し恐怖もある。

リビングのドアを開けると、そこにいたのはスーツ姿で倒れている勇太だった。

「勇太!!」

僕は、勇太に駆け寄った。
すると、漂ってきたのは恐らく女性ものの香水の匂い。

「え……?」

一瞬、焦るものの今は目の前の勇太が心配で。
でも、勇太を見てみると寝息を立てていた。

「スースー…」

久しぶりに見たな、寝顔。
前まで一緒に寝てたのに、仕事部屋でやりたいからって。別々の部屋になっちゃって。

すごく疲れてるのか、勇太は僕の存在にも気づかずに寝ていた。

「お疲れ様」

僕は、勇太のほっぺにキスを落とした。

……でも、何?このキツい香水の匂い。
僕の胸が、ズキズキと疼いた。

10杏子:2016/06/16(木) 15:00:43
PUUへ

久しぶり!
って、何だかいつも久しぶりって書いてる気がするな〜!←
なかなかコメントできなくてごめんね!!!
でも、作品は毎日チェックして読んでたよ〜!!!
新作だね!!!←気づくのおそっ!!
あらんも登場してて嬉しいな〜♪←
後ね、最近おそ松さんにハマっちゃって!
それで、ラインのアイコンを一松にしたら
ジャニーズ仲間の女子に、『杏子ちゃんはジャニーズを裏切った!!!』
て、勘違いされちゃった〜!!!←
でも、アニメはアニメでジャニーズはジャニーズだし、
何より、私はジャニーズを愛してるから〜〜〜!!!!!←キモッ
いきなりの長文でゴメンね!続き楽しみにしてるよ♪
がんばれいあ♪

11PUUさん:2016/06/16(木) 17:31:44
杏子
久しぶり!全然、大丈夫!!少しでも来てくれると物凄く喜びます(笑)←
ありがとう!最近、祖母が来たのであまり更新できず……申し訳ないでございます。

おそ松さん、わしも大好きよ♪♪ちなみに、トド松推し(笑)
杏子は一松?わしも好き!!あのダラッとした感が良すぎるww

それはない(笑)わしも、ジャニーズとアニメ好きだし……!!
ジャニーズ愛も、アニメ愛もあるんだからいいんだよ!他がなんと言おうと!!←お前誰

大丈夫!嬉しかったwwおそ松さんの話をできて((
頑張る!

12PUUさん:2016/06/18(土) 01:18:41
Genki.I side

「勇太、ごめんね?ここで寝たら風邪引いちゃうよ?」

声をかけると、目を開けた。

「ん…今、何時……」

「今、6時すぎだよ」

「ん……あと2時間で家出るから」

「え?ちょっと、勇太…寝ないと……」

「いいから」

「でも、寝ないと倒れちゃう…」

最近、勇太は遅くまで仕事していてあまり寝てないはずだ。
だから、勇太の顔色は少し悪く痩せ細って見える。
僕は心配でならなかった。

「早くしないと…朝食いらないから」

「お願いだから…勇太、倒れちゃ嫌だ……」

僕は、涙を堪えながら言った。

「うるさいっつてんだろ!余計な口出しすんなよ!!」

勇太は大きな声を上げ、スタスタとお風呂場に向かった。

「……」

僕は、その場に座り込む。
あんな勇太見たことない……。

13PUUさん:2016/06/18(土) 12:21:02
「じゃ、今日の夜も飲み会あるから遅くなる」

「うん、気を付けてね」

ガチャンッ

さっきの甘ったるい香水の臭いが鼻に残っている。

勇太は、やっぱり女の子が良いのかな。僕なんかもぅ好きじゃないのかな?

僕は、こんなにも大好きなのに。
今までやったことなかった家事だって、辛かったけど勇太が元気でいられるようにって頑張ってたのは無駄だったの?


久しぶりに、泣いてしまった。これからバイトあるのに。


僕は重い体を動かして家事を済ませ、バイトに向かった。


「おはようございまーす」

いつもみたいにしなきゃ。
目は、冷やして腫れはひいたと思うけど……。

「げーんき!おはよ♪」

いつもみたいに、抱きついてきた顕嵐に安心してしまった。

「あらん…」

「ん、ちょっとあっち行こっか」

いつもと様子が違うことに気づいたのか、別室に連れてこられた。

「どうしたの?」

「……勇太、僕のこともぅ嫌いなんじゃないかって…」

「神、帰ってこなかったの?」

「ううん、朝帰ってきてね?すぐ行っちゃったの…その時ね、女性用の香水の臭いして……ッ」

顕嵐は僕の頭を撫でてくれた。
その手に安心してしまい、僕の頬に涙が伝った。

「よしよし、大丈夫だよ」

「グスッ…」

大丈夫って、言われると落ち着く。
けど、今は勇太のことを思い出しちゃうんだ。


◇◆◇

「グスッ…グスッ……」

「どうした?玄樹」

「神宮寺がぁ…ッ女の子に告白されてたからッ…」

「なーに言ってんの、俺はお前一筋だから。大丈夫だよ」

僕が落ち込んでたり泣いてると、いつも言ってくれた魔法の言葉だから。

14かのん:2016/06/18(土) 16:47:37
PUUさん

ありがとうございます!
PUUって呼びたいです( ̄∇ ̄)

うちのことは、好きによんでください!

15杏子:2016/06/18(土) 18:20:07
PUUへ

玄樹君めっちゃ可愛そうだね(涙)!
それと、あらんがめっちゃ優しい!!!
神宮寺が浮気するなんてっ!!玄樹君と言う可愛い彼女が
いると言うのに最低なやつだっ!!!←
でも、まだ完全に浮気してるってわかったわけじゃ
無いからね〜!めちゃめちゃ続きが気になるよ〜!!!

後ね、風磨が新しいドラマに出るんだってっ!!
もぅ、めっちゃうれしい!最近ジャニーズがでるcmとか
ドラマがどんどん増えてきてるから嬉しいね〜♪
Jr.ももっと使って欲しいね〜!!!

じゃあ、これからもがんばれいあ♪

16PUUさん:2016/06/19(日) 02:10:20
かのんさん
いえいえ!!
分かりました♪どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m笑

じゃぁ、かのんって呼びます♪


杏子
ホント、いやぁ……。うん((
いわあら、密かにめちゃくちゃ好きなんですよ。和む!!あのほわほわコンビ(笑)

ありがとう!そう!まだ、決まったわけじゃ…
続きも頑張るッ!!

そうなんだよね!!時をかける少女とかもぅ楽しみすぎて死ぬ((おい
バーターでJr.出ないかなぁ(笑)

うんうん!!Jr.も、露出増えてる気がするし!Princeももっと世間に知られていってほしいね♪


そして、読者の皆さま。
本当に更新サボっててすみません……。

17かのん:2016/06/20(月) 16:33:15
PUU

はい!よろしくお願いします!

18PUUさん:2016/06/21(火) 00:46:47
かのん
よろしくです♪
良かったらですけど、タメで話しませんか??

19PUUさん:2016/06/21(火) 00:55:02
Genki.I side

バイトが終わり、家に帰る道を辿る。
いつの間にか、視界は滲んでいった。なんでか分からない。

泣かないって決めてたのに……


「ただいま」

暗闇の中、僕の小さな声が響く。



僕は、ずっと思っていたことがあった。
本当に僕で良かったのかな。
勇太は、学校でもモテモテだったし女の子には困らなかったはずなのに。

僕たちは、結婚できない。赤ちゃんだって。

「グスッ、グスッ…うぅッ」

僕は、玄関で泣き崩れた。


やっぱり、別れた方がいいのかな?
今からだったら、遅くない。


<嫌だ、別れたくない…>

そんな僕の本音を気づかない振りをして僕は、決心した。

20杏子:2016/06/21(火) 05:09:31
PUUへ

···えっ!まさか玄樹君、別れるつまりなのっ!?
そんなぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
でも、何だかんだこう言う展開めっちゃ好きなんだよな〜♪←
ここからまた話がどう発展していくのか楽しみだよ!!
PUUの作品はどれも構成とか展開がすごくしっかりしてて
全然ワンパターンじゃないから何度読読読んでも飽きないよ!
続き楽しみにしてるね!!がんばれいあ♪

21いつもの名無し:2016/06/21(火) 12:13:35
切ないですぅぅぅ。
でも、ネガティブ、玄樹くん、けっこう好きです。
切な過ぎて、目が離せないです。

毎回、毎回、こんな、色々なストーリーですごいです。

22PUUさん:2016/06/21(火) 21:13:56
杏子
今、改めて読んだらこここうすれば良かったとか。後悔しかなくなる←
編集機能が欲しいです。

小説投稿サイトで書きたい((やめろ

ホントに、私が暗いせいで小説までもが被害を受けている…ww
でも、ありがとう!!

全然!めっちゃワンパターンというか。同じようなの書いてるww
もうちょっと、ホラーとか病系とか事件?もの?が書きたい。けど怖いものとかえぐいものとか調べたらわし失神する((どうでもいい

余談失礼しました(笑)頑張ります(笑)


いつもの名無しさん
毎度毎度、切なくて自分でも落ち込んでしまいますがそういってもらえてありがたいです♪♪

そんなことないですよ!!
でも、ホントにありがとうございます!!書く糧です……(笑)

23みぃこ:2016/06/21(火) 21:37:10
PUU
やっとコメント出来る〜‼見てたんだけどコメント出来ずm(__)mごめんね(涙)ドッキドキする〜‼応援してるから頑張れ〜♪

中々落ち込みの闇から出れずテンション下がったまま〜(笑)6月は落ち込みの月にして7月から夏を楽しむ‼(笑)

でも、ここにきてパワーもらったよん♪

24かのん:2016/06/21(火) 23:00:18
PUU

はい!うん! タメ語でいいです‼

けど、うち大阪住みなんで、大阪弁になっちゃうかもです

25PUUさん:2016/06/21(火) 23:16:07
みぃこ
見てくれてたの(°∀°)全然嬉しいっす!!
誰も見てないなぁって思って更新サボってた私を恨みたいww
ありがとう!!頑張るでぃ!

6月は梅雨?があるから気分もどんよりしちゃうよね。。
北海道無いって言われてるけど、最近雨ばっか(笑)
夏だね〜、虫が……←

良かった!わしも、みんなのコメントで生き返っております(笑)


かのん
でわ、よろしくお願いします!
大阪!全然良いですよ!むしろうぇるかむ!(笑)

26PUUさん:2016/06/21(火) 23:42:25
Genki.I side

〜数日後〜


「じゃ、今日は接待あるから遅くなる」

いつもみたいに勇太は家を出た。
今日は、バイトも休みであることをすると決めていた。

一通り家事を済ませ、僕は一枚の便箋にこう書いた。

[勇太へ
忙しいのにごめんなさい。出ていきます。

勇太、素敵な女性と出会ってね?
今までありがとう。
        玄樹より]

書いてるうちに涙が溢れた。
大好きだったよ、って書きかけたけど勇太に迷惑かけるかもしれない。そう思い、ペンを止めた。

一枚の便箋を机の上に置き、数日前から準備していた荷物を持った。

「ありがとう…、大好きだよ。……ッ、…大好き、だったよ_____」


もぅ過去のこと。自分に言い聞かせて、家を出た。




家を出て向かうのは、顕嵐のお家。新居が決まるまで泊めてもらえることになった。
元のお家と、距離も遠いい。バレることは、ないよね?

「えっと、ここらへんのはず…」

事前に顕嵐に教えてもらった、地図を見ながら道を進むと見えたのは、堂々と聳え立つ豪邸だった。
僕は、混乱しながらドラマでしか見たことの無いような大きな門の前にたった。

「電話…」

スマホをを、取りだして顕嵐に連絡しようとすると門が開いた。

「うわっ…」

大きな庭が広がっている。
もしかして顕嵐ってお坊っちゃま?
そう言えば、顕嵐のことってそんなに聞いたこと無いな……。

……入っていいのかな?

『どうぞ、お入り下さい』

そんなアナウンスが聞こえ、僕は恐る恐る大きな豪邸に足を踏み入れた。

「げぇぇんーーきぃぃーーー!!」

遠くから、顕嵐の声が聞こえて顔をあげた。
すると、一目散に僕のほうに向かってくる顕嵐の姿が目に入った。

「顕嵐!」

「待ってたんだよ!ごめんね?うちの執事が言うの遅くて……。
荷物、持つよ?重かったでしょ?」

相変わらずの、性格で少しだけいつも通りになれた。

「ねぇ、ここって顕嵐のお家なの……?」

「うん、そうだよ?あれ?俺言ってなかったっけ?」

「ん?」

「俺たちが、バイトしてるとこ。俺の親父が社長なんだよ」

「え…?は?え?」

言ってなかったっけ?と、天然を発揮する顕嵐を横に僕は、驚きを隠せずにいた。

27PUUさん:2016/06/22(水) 10:32:23
「まぁいいから、上がって?」

僕は、恐る恐る玄関に足を踏み入れる。
すると、視界に広がるのは豪華な装飾とたくさんのメイドさんと執事さん。
漫画のような、服も着ている。

「すごいでしょ?玄樹が来るからこの服作ったんだよ〜!」

どうやら、このメイド服は僕が来るからって特注で注文したらしい。
顕嵐らしいなぁ。

「え?そうなの?じゃぁ、普段は?」

「あ、こんなの着てないよ」

「そ、そうなんだ(笑)」

「でわ、岩橋様。ご案内致します」

案内するメイドさんは、慣れないのか少し恥ずかしがっていていた。

僕の部屋だという場所に連れていってもらい、荷物を置いた。

「こんなおっきい部屋使っていいの?」

案内されたのは、大きな部屋で元の家と同じくらいだと思う。

「いいんだよ!」

「うん…ありがとう」

「そーだ、玄樹。明日休みだったよね?遊び行こうよ!!」

「……うん」

頭によぎるのは、やっぱり勇太だった。
もし探してくれたら?もし見つけてくれたら?なんて、少し期待している自分が嫌だった。

「玄樹、せっかくお泊まり来たんだから。神のことなんて忘れて」

顕嵐には、家を出てきたことなんて言ってなくて。ただのお泊まりってことになってる。
だって、顕嵐にこれ以上気遣わせたくない。

「あ、え?…ごめん」

「あ、そう言えばもうお昼だね」

時計を見ると、短い針は12時を指している。
そう言えば、お腹空いたななんて呑気なこと考えてた。

28PUUさん:2016/06/22(水) 22:35:04
高級レストランのシェフが作ったと言うランチを食べ終えて僕たちは、外へ遊びに行くことにした。

「玄樹と一緒に遊ぶなんて初めてだね?今日は、そんなに大きいところ行けないけど……ゲーセンとか行く?」

「そうだね(笑)」

やっぱり、顕嵐はどこか庶民っぽいというか。
金銭感覚は少しあれだけど、一緒にいてもそんなに変わらないように感じた。


________


ゲームセンターに着き、顕嵐は目を輝かせていた。まるで小さな子供のようだった。

「顕嵐、迷子になっちゃうよ(笑)」

平日で子供はいないけど、ゲームセンターはそれなりに広くて。
顕嵐は方向音痴だからね(笑)

「あ!このキャラクターさぁ!玄樹に似てない?」

指されたのは、クレーンゲームのパンダのぬいぐるみ。たれ目で可愛いけど……似てない(笑)
心の中でそんなことを思っていると、顕嵐は、財布からお金を取り出した。

「え?これやるの?」

「うん!俺、こう見えて高校生の時はめっちゃ得意だったんだよね〜!」

「そうなんだ〜」

そう言えば、高校生の時勇太にくまのぬいぐるみを取ってもらった。
今でも大切に取ってある。
勇太は、そんなこと忘れちゃってるんだろうな……。

「あ!!いけ!!そのままー!」

そんな声に顕嵐を見ると、ぬいぐるみはクレーンに引っ掛かり入り口に運ばれてっていた。

でも、こう言うのってすぐ落ちちゃうんだよね……。
そんなことを思っていたけど。

「やったー!玄樹ゲットー!」

「取れたの?!」

顕嵐は、パンダのぬいぐるみを抱き抱えていた。

「はい、玄樹。どーぞ」

「え?」

「これあげる」

「いや、良いよ!顕嵐が取ったんだし」

「これ、玄樹の為に取ったんだよ?」

そう言い放つと、顕嵐は別の場所に歩き出した。
不覚にも、胸が高鳴ってしまって。思わずぬいぐるみで顔を隠した。

29PUUさん:2016/06/23(木) 21:36:08


________


「あーぁ!遊んだ遊んだ♪」

ゲームやショッピングを約2時間満喫した僕たちは、カフェに向かっていた。

顕嵐はぬいぐるみとか、全部持ってくれている。
遠慮したけど、いいよって言ってくれて。
でも結局思い出すのは、勇太のこと。僕のお買い物に付き合ってくれていっぱい荷物持ってくれたっけ……。

「玄樹?」

思わず下を向いた僕に顕嵐が話しかけてきた。

「あ、ごめんね」

「ううん。大丈夫!もぅすぐでつくよ?玄樹が好きそうなのたくさんあるからいっぱい食べて元気出して?」

「うん(笑)ありがとう」

それから、少ししたところに隠れ家的なカフェがあった。
お店の中には2人、テラスには1人の小さなカフェ。

「岸くん!!」

顕嵐が真っ先に行ったのは、厨房の中。
そんなに、常連なんだ。

「顕嵐か、びくった。何回も言うけどさ厨房の中勝手に入んなよ?」

「はーい」

反省してねぇだろと若干、キレ気味に言うのは僕たちと同じくらいの年齢であろう男性だった。

「で、あの人は?顕嵐が誰か連れてくるなんて珍しい」

岸くんと、呼ばれた男性が僕に視線を向ける。
人見知りな僕は、目をそらしてしまった。

「んー、友達!」

「ぁ、あ…あの、いわはひ…!…岩橋、玄樹です……」

噛んでしまって、顔が真っ赤になるのが分かった。
すると、男性がこちらに歩いてくる。殴られる…?なんでかそう思った僕は後ずさった。

「なんで逃げんだよ(笑)俺は、岸優太。ここの店主。顕嵐の高校のときの先輩。よろし…え?」

“ゆうた”そう聞いて、僕は思わず涙腺を緩ませた。
だって頭に浮かぶのは、もちろん勇太だ。

「ん?おい、え?」

「グスッ、ごめんなさい……ちがくて…」

「お、おい!顕嵐。コイツ泣き出したんだけど!俺怖い?え、俺こわ…」

「玄樹、そこ座って。ごめんね?岸くんが」

「え?!俺なの?」

戸惑っている岸さんだけど、僕の涙はいっこうに止まらない。
やっぱり、僕には勇太が必要なのかもしれない。

「玄樹、神と何かあったでしょ」

「え?」

顕嵐のこんな真剣な目、初めてみた。

30PUUさん:2016/06/24(金) 14:50:49
「な、なんでもない…」

泣いてる理由なんてもちろん説明できるわけなくて。
僕は、必死に言い訳を探していた。

「嘘だ、今日の玄樹変だもん」

「そんなことない」

家を出てきたなんて言ったらどんな反応をするだろう。
お互い気を遣って気まずくなるだけ。

「……玄樹と神のことだからあんまり口出ししたくない。
けどさ?玄樹は、我慢しすぎだよ」

なんだか全部心の中を読まれているみたいだった。
甘えたかった、いっぱい一緒にテレビ見たりご飯食べたりしたかった。

でも、勇太が忙しいから全部我慢してた。

「うッ…く……グスッ…」

涙が止まったと思ったらまた溢れてくる。
顕嵐は、ただただ背中を擦ってくれた。

_____

それから数分、泣き止んで岸さんに謝ったら全然いいよって言ってくれた。
顕嵐の回りは優しい人で溢れてる。
もちろん、勇太も……。

「玄樹、何頼む?玄樹は生クリームが苦手だから〜」

夢中でメニューを見る顕嵐。
そんなとき……。

ヴーヴー

僕の携帯のバイブ音が鳴った。

「……」

表示されてるのは“勇太”の文字。

{今どこ?}

{別れたくない}

{話し合おうよ}

次々と、送られてくる文字。


でも、俺決めてるから。
勇太は、素敵な女性と普通に結婚して普通に赤ちゃんに恵まれてほしい。

これが、僕の幸せだから。


{ごめんなさい}

僕は、それだけ返して携帯を閉じた。

「誰?」

「ん?なんでもなかった(笑)」

せっかく慰めてくれた顕嵐には、申し訳ないけどもぅ…決めたんだよ。


でも、なんでこんな時間に勇太は家に帰ったんだろう。
仕事中じゃ……

31平橋れあ:2016/06/25(土) 15:50:38
PUUさん初めまして!

part1から読ませていただいてました
コメントもせず読むだけですみません

part1からずっとお話しさせていただけないかなぁと思っていました!
よかったらお友達になってもらえませんか?←図々しくてすみません

すごくおもしろいです!
頑張ってください!

32PUUさん:2016/06/25(土) 16:34:55
平橋れあさん
初めましてm(_ _)m
いえいえ!!読むだけでもめちゃくちゃ嬉しいです!

ホントですか!ありがたいです…
こんな私で良ければ!!是非!図々しく無いですよ♪

ありがとうございます!頑張りますο(^○^)ο

33PUUさん:2016/06/27(月) 10:55:07
Genki.I side

あれから、顕嵐と岸さんとしばらくお話してからお店を出た。
岸さんは、気さくですごくいい人だった。

「あーぁ、お腹空いたぁ」

顕嵐が、ポツリと呟く。
携帯を見てみれば、時刻は既に6時。つい話し込んでしまった。

「早く帰らないと、心配しちゃうんじゃない?」

「大丈夫大丈夫!だって、俺こう見えても23だよ?」

「そうでした〜(笑)」

顕嵐と一緒にいると、なんだか高校生のときにタイムスリップしたような感覚に陥る。

時間を忘れちゃう、そんなことは久しぶりだった。



_____

顕嵐の家に戻ってくると、すぐにディナーだった。
自分で作ってないのに、出てくるのなんて前までは普通だったのに。こんなにも不思議。

「うわぁ、美味しそう……」

豪華な料理を目の前にし、思わずそんな声が漏れた。

「早く食べよ!!」

「うん」

「「いただきます」」

どれから食べようかと迷うほどたくさんの数があった。

「すっごく美味しい!」

「ん、ホントに!!さすがだね!」

シェフは、ありがとうございますと一礼するとにっこり微笑んだ。

それから僕たちはすべての料理を完食し、部屋に戻った。



「ふぁ〜、お腹いっぱい」

「うん、久しぶりにこんなにいっぱい食べちゃった(笑)ここのお家に居たら太っちゃうなぁ〜」

「ふふっ…」

褒められて、嬉しかったのか顕嵐が笑う。
つられて僕も口角を上げた。

「あ、お風呂入ろっか?もうちょっとあとにする?」

「うーん、あとにする。顕嵐先入ってきて?」

「俺、玄樹と入る!」

「な、なっ…な…何言って……」

「だから、一緒にお風呂入るの」

「え?」

顕嵐は、忘れているんだろうか。
僕がゲイのこと……。僕にとって男の人の体は普通の人にとって異性の体のようなもの。

それなのに、顕嵐と一緒になんて入れるわけない。

34名無しさん:2016/06/27(月) 16:34:00
PUU


返信遅くなってごめんなさい(泣

PUUは、じぐいわが好きなん?←ため語ごめんなさい

35PUUさん:2016/06/27(月) 17:33:58
名無しさん

かのんだよね??(笑)全然大丈夫です!

めっちゃじぐいわ担でございます(笑)というかMAGICが大好きです
タメ口おーけーじゃなかったっけ……?

かのんは、誰担なの?

36かのん:2016/06/27(月) 19:53:40
かのんだよ笑

ごめんね、タメ語やったわ 笑
最近物忘れ激しいねん←言い訳...ごめんなさい


うちは、じぐいわと紫耀が好きやで◎

37PUUさん:2016/06/28(火) 01:31:15
かのん
良かった(笑)
物忘れねw大丈夫、私もだよ←

紫耀くんね!紫耀くん自体は好き←言い方
KINGになると、ちょっと熱くなります((

38PUUさん:2016/06/28(火) 01:41:12
Genki.I side

「行くよ!」

すると、手を取られて何も持たずに部屋を出た。
焦っていると、執事の方に引き留められた。

「顕嵐様、危ないですよ。それにご友人様が困ってます」

「あ!ごめんね?」

気づいてなかったらしい、顕嵐が今にも泣きそうなほどに眉を下げた。
そんな顔されたら何も言えなくなっちゃう。

「大丈夫、服。部屋にあるから取ってこなくちゃ」

「あ!!忘れてた!」

それから、部屋に戻り着替えを持ってお風呂場に向かう。
って、ホントに大丈夫…なのかな。

お風呂場に近くなるほど胸のドキドキが徐々に大きくなっていく。

「んー、誰かと入るの久しぶり〜♪」

顕嵐は、気にしてないみたいだけど。僕……

39平橋れあ:2016/06/28(火) 07:28:46
PUUさんさん←PUUさんだと呼び捨てになってしまいますね(汗)すみません、、

おもしろいです!
続き頑張ってください(*^^*)

40PUUさん:2016/06/28(火) 09:29:07
平橋れあさん
いえいえwwPUUさんって、紛らわしくてすみません……。PUUでいいですよ(笑)

ありがとうございます!!頑張りますっ!

41かのん:2016/06/28(火) 16:50:26
PUU


やんね、老化がはじまってんねや(汗


kingね、サマステのことがあったから・・・




小説めっちゃおもしろい❥❥❥
PUU文才ありすぎやね・・、めっちゃ尊敬!
続きもがんばってね!

42PUUさん:2016/06/28(火) 17:48:28
かのん
そうなんかな?(笑)でも、かのんまだ学生でしょ??←間違ってたらごめんなさい((

うーん、写真集とか…色々あるからね。KINGが悪いわけでないけど。
事務所さん何か考えてるんかな……
Princeの写真集、欲しすぎる。。


ありがとう!
文才なんてないよ?!めっちゃ駄文ですから……。でも、そんなこと言ってくれて嬉しいでぃ!

頑張る!!

43かのん:2016/06/28(火) 18:46:03
PUU
そうや、学生やった...←
老化じゃなくて、ただアホなだけかもしれへんな ( ̄∇ ̄)

princeの写真集...♡
発売してほしいな♡


小説更新待ってます!←忙しいのにごめんなさい
頑張って!

44PUUさん:2016/06/29(水) 06:00:57
かのん
あぁ、確かにww
物忘れが適度だったら良いけどね、ご老人並みだったら心配する←

だよね♪♪特典も豪華に!!
高くても頑張る!さすがに高すぎたら無理やけど…

更新せんくてごめんなさいm(_ _)m
……い、忙しくは無いのだが、、((
頑張ります!!

45PUUさん:2016/06/29(水) 09:55:49
Genki.I side


ポチャンッ

水滴が落ちる、微かな音さえも響く浴室。
さすが、お金持ちのお風呂場…いや、もはや温泉だ。湯船が大きくて。

これだったら、大丈夫かな?

「ねぇねぇ、玄樹」

顕嵐が、体を洗い終わったのか湯船に入ってくる。
湯気であまり見えないけど細いくせに筋肉はそれなりについてて。

「……ッ」

何見てんだろ。僕の変態…
そんなことを思っていると、顕嵐は思いの外僕の隣に入ってきた。

少し、ずれると顕嵐も近づいてくる。

「ぁ、あらん?」

「んー?」

「近い」

自然に言えてたかな?
僕の鼓動は増していくばかりだ。

「玄樹、可愛い」

「はっ…な、に……」

顕嵐の顔が一気に真剣な顔つきになった。
この鼓動の音も聞こえてきそうなほど静まり返る。

「いつも可愛いけどね」

するといつもの笑顔でそう返される。
ホッとして、僕も頬を緩めると急に腕を引っ張られた。

「うわっ!」

「……だから気を付けなよ?意外と近くに玄樹のこと好きな人、いるかもだよ?」

耳元で囁かれて、自分でも分かるほど顔が真っ赤になる。
顕嵐は、それを見てニヤリと笑った。

「あれ、顔真っ赤(笑)」

「う、うるさい…!のぼせただけだから……先上がってるね」

「はーい(笑)」

僕は、急いでお風呂場を出た。

46かのん:2016/06/29(水) 20:34:50
PUU

ご老人ほど酷くはないで◎...多分(笑)


特典はね〜、10個ぐらい付けてほしい♡笑

小説おもしろいよ♪
早くじぐいわ絡んでほしいわ〜♡
続きが楽しみ( ̄∇ ̄)

47PUUさん:2016/06/29(水) 23:22:22
かのん
自分の祖母はヤバい←
数秒前のこと忘れるからね。だから何度も同じ話を……

だよてだよね!!絶対売れる!!

ありがとう!
じぐいわ全然絡まないね(笑)これから、進展していきたい←

48かのん:2016/06/30(木) 16:29:24
PUU

うちのおばあちゃんは、まだ大丈夫やで!
でもなんか最近ね、お年寄りみてるだけで泣けてくる←


売れる!売れる!
発売されたら、友達にめっちゃお勧めするで(笑)


じぐじぐじぐいわ〜♡
楽しみにしてる!(^0_0^)

49PUUさん:2016/07/01(金) 19:21:56
かのん
良かった(笑)
分かるww私、泣いてる人見るとなんかもらい泣きしそうになる(笑)

だよね〜!!!何冊でも買いたい!(気持ちだけ)←金ない

早く書かなきゃなのに、暑くて死にそう……orz

50PUUさん:2016/07/01(金) 19:59:07
Genki.I side


あれから、3日が経った。

勇太からは、何の連絡もない。
自分から別れるって言ったんだから当たり前なんだけど。

だんだん、別れたんだな。って実感してきて悲しくなる。

「げんきー、バイト遅れるよ?」

隣に居た顕嵐が僕の顔を覗き込む。
僕は、ハッと我に返ると準備を始めた。

「うん」


今、勇太は仕事だろうか。ちゃんとご飯食べてちゃんと寝てるかな。
気づけば、こんなことを考えている。

なんか、未練たらたらだな……。

51かのん:2016/07/02(土) 12:34:30
PUU

やんな!
もらい泣きしすぎて、友達も、かのんが泣くから泣くん我慢するわ、って言うてる(笑)

うちも金ないで◎
お小遣いもらっても、すぐ使ちゃうねん( ̄∇ ̄)
将来大丈夫かな....←

暑いよね、今年は特に....
夏は好きだけど、暑いのはきらーい

がんばれー、がんばれー、PUU!←うざい

52PUUさん:2016/07/03(日) 01:16:41
かのん
マジかww
テレビでもらい泣きしそうになることは多いww

だよね〜、、ドル誌とか高くなる一方だし……。
もぅ、学生のことを考えて頂きたい←

私、お小遣い無くてお年玉でやりくりしてるからすぐ使ったらヲタ人生終わる((

大丈夫だ!なんとかなる←お前が言うな

うんうん、昨日なんて暑くて。部屋で寝れんかったww
命の危機を感じた←
同じくーー!あと虫もです(真顔)

ありがとう(泣)
更新できんくてごめんね……
本当に申し訳ないでございます。

53PUUさん:2016/07/03(日) 13:45:33
Yuta.J side

俺は仕事仕事の毎日だった。

楽しいわけでもない、けど。俺は養っていかないといけない人がいるから。
毎日、忙しくても耐えてた。

けど、そんなときにある一件が起きた。


『神、玄樹のこと大事にしてよ』

そんな一行のメールになぜかものすごい嫌な予感がした。

けど、忙しくて連絡もできなかった。
そしたら案の定、ミスが多くなって叱られた。

「おい、神。お前何かあった?」

同期で同じ部署の、宮近が心配そうに話しかけてきた。
何でもないって言ったのに、結構な付き合いだから分かるのかな。

「玄樹でしょ?」

「っ……!」

すんなりバレてしまった。

「あと、俺やっとくよ。丁度終わったし」

「……ごめん。宮近」

「今度昼飯奢りね〜」

俺は、真っ先に家に戻った。


ガチャッ!

家に着くと、そこには玄樹はいない。
あるのは、テーブルにポツリと置かれた一枚の紙だけ。

「……え?」

[勇太へ
忙しいのにごめんなさい。出ていきます。

勇太、素敵な女性と出会ってね?
今までありがとう。
        玄樹より]

ずっと、変わらない。玄樹の不器用な字でそう綴られていた。

俺の、頭の中は真っ白。これは、夢だろうか。


素敵な女性と出会ってね。ってなんだよ。

俺は、俺はッ……

54PUUさん:2016/07/03(日) 18:08:23


{今どこ?}

{別れたくない}

{話し合おうよ}

後悔しかなかった。
きっと、俺が忙しすぎて嫌になったんだよな……。

ヴーヴー

玄樹?!

{ごめんなさい}

返事はたったのそれだけだった。
謝らなきゃいけないのは俺なのに…

「あの、玄樹見なかったですか?」

玄樹は近所の人と交流してるようで、心配された。

「あら、玄樹くん?知らないわ…どうしたの?何かあった?」

「ぃ、いえ……すみません」

「玄樹くん、いなくなったのかい?」

「え?」

「あんたが、噂の彼氏さんよね?」

主婦の人や、お年寄りのおばぁちゃんとおじぃちゃん。
同じアパートの住民だろう。俺らが引っ越してきた時とは違う人だ。

「ま、まぁ…」

「愛されてて良いわね〜、私なんて旦那のことなんてもぅめんどくさくなっちゃって(笑)」

「あ、あ…そうなんですか……」

「いっつも、勇太さんのこと話してるのよ(笑)」


知らなかった、人見知りな玄樹がここまで仲良くなってるなんて。
俺が知らない中で玄樹はどんどん成長してたんだね。

「すみません、ありがとうございます……」

「玄樹くんによろしくね?」

「はい」

玄樹はどんな想いで出ていったんだろう。俺のことなんてもぅ嫌いになったんだろうか。

俺が、こんなに仕事ばっかりじゃなかったら……。
朝、怒鳴ったりしなかったら。

次々と、後悔が溢れでてくる。

55平橋れあ:2016/07/03(日) 19:07:49
PUUさんって呼ばせてください!←ダメですか?

PUUさんの小説大好きです!
キュンキュンします♡←キモい
更新楽しみで毎日見に来てます!
頑張ってください!

私も小説書いてるので←まだまだ未熟ですが…
更新とても大変だと思います
PUUさんのペースで更新頑張ってください!←えらそうですみません
これからも毎日見に来ます!

56PUUさん:2016/07/04(月) 00:30:27
平橋れあさん
全然良いですよ!!

ありがとうございます(*^○^*)
最近更新少なくてすみません……orz
頑張りますッ!!

そうなんですか!
全く偉そうでないですよ!ありがとうございます!
ホントですか?!できるだけ更新頑張ります!!

57かのん:2016/07/04(月) 19:28:23
puu

せやねん・・、年々涙線がもろくなっていってる(汗
やっぱり老化進んでるんかな?(笑)

ほんまに!もう、最近のドル誌は、、、
お年玉はね、半分ぐらいお母さんにとられんねん、、
将来の為とかなんとか言うてさ(怒

あっついわー、ほんまにやばい
体育とか死にそ、
いや、もう魂はどっかいってるはず←
命の危機ね、よく感じるで(笑)
おそろやな、わーい(笑)

更新ゆっくりでええで!
応援してます❥❥

58PUUさん:2016/07/06(水) 11:56:17
かのん
返事遅くなり申し訳ない……orz

私もだぜww昨日、アニメで泣いた(笑)
ま、まぁ。大丈夫だ!!←無責任

くそたっかい!!((おい
私もそうだよ!自分で管理はしとるけど……。半分以上は残しておきたい願望←

だよね〜、今逆に寒くてヤバいんだけど(笑)
ちょいちょいww魂戻ってこーい!!
だよね〜。

虫なんて、必要な場所だけにいればいいのに……orz そんな良い話無いけど(笑)
私、家の中に虫いたら、叫んでる((
死ぬかと思った、ガチで。

ありがとう…昨日更新できないし、今めっちゃ眠いし。。今日中に更新する!!目標((

59かのん:2016/07/06(水) 21:00:07
PUU

大丈夫やで◎

アニメか....最近みてへんわ 笑

ええなぁ...自分で管理してんねや!
うらやますぃー←

寒いん?!
大丈夫?!熱とか?!
魂....一応意識はあるよ!←

虫ね、だんごむしは触れんねん!
だんごむしだけね◎

更新がんばれ!楽しみにしてるよ!
PUUの小説が毎日の楽しみ←

60PUUさん:2016/07/06(水) 22:31:45
かのん
ありがとう!良かった!!

まじぽん!
私録画一覧とか、アニメとジャニーズで埋まってるww
アニメの中のちょっとした男子の絡みがあるとうわぁってなる←キモい

そんなことないよ!?
前まで親管理だったけど、母が自分で持っててって言って……。
将来、大事になると思うから。これは親に管理してもらいたい(笑)

そういうわけでもないと思う←
なぜだろうwwただ単にここの気温が低いのかも?

良かったwww某tryさんのCMで魂抜けてってるのあるよね←

マジか!!全般無理…(;・_・)
ミミズとかマジで論外(苦笑)小さい虫でも嫌ww

ありがとー!遅くなってすまん…今からしようと思う!

61PUUさん:2016/07/06(水) 22:46:11
Yuta.J side

玄樹本人に連絡してもダメだろう。そう思い、玄樹の両親に電話をかけた。

『もしもし?』

「あ、あの。お久しぶりです。勇太です」

『あら!勇太くん?久しぶりね?』

玄樹のお母さんとは、仲が良い。
高校生の時から玄樹の家によく遊びに行った。

そんなこと思い出すと、やっぱり罪悪感が押し寄せた。

「あ、あの!……玄樹から連絡とか」

『ん?来てないわよ?何かあったの?』

「……実は、俺のせいで」

思いきって俺のしたことをすべて話すと、お母さんはふふっと笑った。
玄樹にそっくりだ。

『玄樹はね〜、すぐ家出する癖あったのよ。勇太くんと出会ってから無くなったけど。

中学生のときなんて大変だった。』

こんな話聞いたことなかった。
中学生の頃の話は聞いたことあったのに。

俺、まだ玄樹の知らないとこ。いっぱい知りたい。

『いっつも帰らないって、言い張ってて。
でも、一番はね。ちゃんと話し合うこと。ちゃんと、自分の気持ち素直に伝えたら泣いて戻ってくるの』

案外簡単なのよって、笑う。
俺は、道端で必死に涙を堪えた。

そうだ、前まであんなに大好きとか。嫌いとか。
言ってたじゃないか。

けど、今玄樹は遠慮して。何も言ってくれない。
いや、言えない状況を作ってるんだ。

「すみません、ありがとうございます……」

『また、帰ってくるのよ

二人で。』

また、二人で笑ってたい。

「はい!」

玄樹となんとしても話し合おう。
例え、どこにいても探すから。

俺から離れないで……。

62かのん:2016/07/08(金) 20:36:30
PUU

そうなんや...
うちは、アニメよりドラマが多いです( ̄∇ ̄)
PUUは好きな女優さんとか歌手とかおるん??
うちはね、大原櫻子ちゃんがめっちゃ好き♡笑

男子の絡みね(笑)
うちの学校に公開ホモのお方が1人いらっしゃいまふ。笑
でもね、じぐいわがラブラブしてるのと、学校の男子がラブラブしてるのとではちょっと違う気が...←

お金は大事やもんな◎
大切に使っていこう◎

風邪じゃないならよかったよかった( ̄∇ ̄)
あんまりクーラーとかかけ過ぎたらあかんで←え、誰、うざいうざい

あるねあるね、魂抜けるやつ(笑)
あのCM結構好き(笑)

今日、靴にありついてて、めっちゃ焦った..

更新きたぁぁ♪
書くん上手すぎやで!
うち、PUUのファンですよ( ̄∇ ̄)
ずっと応援しております◎

63PUUさん:2016/07/08(金) 22:52:13
かのん
そうなんだ!
私は、どっちも見るよ!!音楽は好きだから歌手とか好きな人いるよ!
動画サイトで活動してる人とか……。GReeeeNとかも好きだし、まぁたくさん(笑)

櫻子ちゃん可愛いよね……!!カノ嘘でやられたわ、、かわいくて歌うまいって、この世は不公平だ←

まじか…(〃∀〃)←キモい
でも、私結構萌える(笑)((ごめんなさい

うんうん。
ホントに思う、お金って怖いね…某舛○さんとかも…(((やめろ

せやな、ありがとう!!
うざくないよ!嬉しい(^_^)

うんうんwwあれ、ヤバくない?おじいさん怖いw

あるね……たまーに、足まで上ってくるのが嫌だ…(震)

遅くなり、申し訳ない!
そんなことないよ!!もぅ、何がなんだかわからなくなってる……orz
嬉しい…泣

64PUUさん:2016/07/10(日) 02:11:35
Yuta.J side

あれから、3日が経ってしまった。
相変わらず玄樹から連絡はない。

と言って、俺も連絡できずにいた。
あれから考え直したら、玄樹は俺のこともぅ好きじゃないんじゃないかって。

今更行っても迷惑なんじゃないかって思ってしまった。

それに、この数日間玄樹の大切さを見に染みて感じた。
朝、仕事に行くにもスーツやシャツがしわくちゃだったり。
シャワーから上がっても着替えが無かったり。当然ご飯もない。

家も日にちを増すごとに汚くなる。
玄樹は、どれだけ大変だっただろう。

でも、一番は家に帰っても1人なこと。いってらっしゃいって言ってくれる人はいない。おかえりって言ってくれる人もいないんだ。

今まで当たり前だったことが、全部大切に思える。
玄樹に謝りたかった。


そこで、俺はハッとした。

「顕嵐……」

顕嵐の所に行ってるんじゃないか。
焦りすぎて一番近いところを忘れていた。

prrrrrr…prrrrrr……

1コール、2コールと続く。

『もしもし?神?』

「あ、顕嵐!」

『んー?』

いつもの顕嵐の様子とは違う。
なんだか、素っ気ない気がする。

「玄樹、行ってない?」

『……』

顕嵐は、沈黙のあとに衝撃の言葉を発した。

『気づくの遅いね〜。あんなに無防備な子、うちに置いといたら俺襲っちゃうよ?』

「なっ!」

『まぁ、今日はもぅ遅いから明日ね?』

「チッ…」

通話はプツリと切れ、一定のリズムでプープーと鳴り出す。

そう言えば顕嵐って、業界では有名なプレイボーイだ。
あんなこと言われて放っておけない。
でも、こんなに夜遅くに家に押し掛けるのも……。

俺は、渋々寝ることにしたが全く寝れなかった。

65PUUさん:2016/07/10(日) 11:05:31
Genki.I side

「玄樹、起きて?」

耳がむず痒くて目を覚ます。

「わぁッ!」

すると、顕嵐が僕の耳に息を吹き掛けていた。
どうしてこうなったんだろう……。
僕は、必死に思考を巡らせる。

「ねぇ、玄樹さ。神のこと好き?」

「え?」

そう言えば、家を出てきたとは言わずに泊まっているんだ。
なんて答えよう。

でも、正直。まだ勇太のことは大好き。

「好き、だよ…」

顕嵐は、なぜか一瞬表情が切なくなる。
どうして、そんな顔するの?見間違い?

「じゃぁ、決まり。今日○○公園」

「なんで?(笑)」

「まぁ、良いからさ。玄樹……」

僕は、顕嵐の顔を窺うと今まで見たことがない表情をしている。
悲しそうで、でも少し微笑んでもいるようだ。

すると、顕嵐が僕の額に口付けた。

「なっ……!」

驚きを隠せずに、僕は顔を背けた。

今日、10時に○○公園。何かあるんだろうか。

66かのん:2016/07/11(月) 19:44:31
PUU

返信遅なってごめん....orz

そうなんや!GReeeeNいいよな!歌詞とか特に...
昨日櫻子ちゃんのイベント行ってきたで!
かわいすぎてやばかった♡
ずっと絶叫や((迷惑

萌えるのね、笑
まぁそれは人それぞれやもんな◎
ホモの人って、大変なんかな?体育で着替えるときとか....←

怖いよ、お金は、自然災害の次にね←
某舛○さんw
これから大変やろうな( ̄∇ ̄)

おじさんきっとあれ病気やで◎
最近、ペーターのやつよく見るわ(笑)
おもろいでな(笑)

うち、虫の中でいっちゃんあり嫌いやねん....
あーっ、気持ち悪いっ←

相変わらずの文才で(*´∀`)
これからじぐいわ絡むんかな...?
めっちゃ楽しみぃぃ♪♪

67PUUさん:2016/07/12(火) 01:27:53
かのん
全然大丈夫っすよ(笑)自分も更新してなくてごめんなさい……orz

うんうん!!GReeeeNの妹分のWhiteeeenも好き♪
最近一番聞いてるのは動画サイトの人なんだけど(笑)

櫻子ちゃんの声って、力強くてでも透き通ってて良い!!歌も勇気貰えるし。
マジか!私、あんまりそういうイベントとか行けないから良いなぁ。

日曜日、買い物してて男の店員さん2人が至近距離でなんかイチャコラしててチラチラ見ちまった((((おい

うーん、トイレとかで着替えるんじゃないかな?
今考えれば大変だね〜。それか別にクラスメイトは恋愛対象でないから大丈夫みたいな??

そうだよね〜、お金が問題で亡くなってく人とか何万といるだろうね。
怖い怖い。←
自然災害に勝てるものは無いかもしれんな((

病気というか、もはや超能力ww
あんなんできたら人間国宝とか←
最近、なに見るかな〜。ト○イさんのCMここ数日見てないかも(笑)

ありって、じっくり見るとキモいよね〜。まぁ、虫全般そうなんだけどw
考えるだけで気持ち悪いよね〜…

ホント、相変わらずヤバいほど意味の分からない感じです((
ごめんなさい……この前もう少しって言ったのにm(_ _)m

更新率upせねば……!!

68PUUさん:2016/07/13(水) 09:31:45
Genki.I side

今日、顕嵐はバイト先に用事があるようで。僕は休みだった。
先行っててって言われたけど……。

僕は、不思議に思いながらも家を出た。

今日は、休日だから子供連れの親子や恋人がたくさんいた。

ベンチに座って、楽しそうに話しているカップル。
手を繋いで、お店に並んでいるカップル。
小さい子供と遊ぶ、少しぎこちないお父さん。それを見守ってるお母さん。



そんなことを思っていたら、指定された公園に着いた。

時刻は10時ちょっと前。
あとどれくらい掛かるかな?
僕は携帯を取り出して、ゲームを始めた。


始めて、10分が経った。
来ないなぁ……。ゲームの体力が無くなってしまい、暇を持て余していた。

そんなときだった。

「げん…、き?」

後ろから聞こえた声。
あの人の声。ずっと会いたかった…でも会ってはいけない人の。

「なんでっ…来ないで……」

思わず、あとずさった。

「ごめん……」

「なんでいるの?」

戸惑いながら、一番聞きたかったことを聞く。だって、ここはあの家から遠いい所だから。

「ぁ、顕嵐に呼び出されて…」

勇太は、今にも泣きそうな顔をしている。
顕嵐の不思議な行動の意味が分かった。僕たちのこと会わせようとしてくれたんだね。

「お仕事は?」

仕事人間の勇太がどうして?
いつもだったら、休日出勤してたのに。

「休んだよ…当たり前だよ。玄樹が……恋人がいなくなったのに仕事なんてまともにできない」

「もぅ、僕は恋人でないよ」

「俺、まだ別れるって言ってない。一方的に言うなよ……お願い…」

「場所、変えよ?」

勇太に会って、驚きと焦りとちょっとの喜びが芽生えた。

69かのん:2016/07/13(水) 21:11:00
PUU

よかった(笑)
全然大丈夫◎


GReeeeNの妹分・・・わかれへんです、ごめんなさい(汗
動画サイトの人もわかりません・・・、ごめんなさいぃぃ
また勉強しときまふ。^^;

もう、PUUの言うとおりやでな!!
さくちゃんの声聞くだけで安心する♡はい、依存してますね←
うちも、芸能人のイベント行ったん初めてやったで!
さくちゃんが大阪来るって言うてたから、もう行くしかないと思いまして(笑)

そうなんや(笑)
でもそれやったらうちも見ちゃうかも(笑)
トイレかぁ〜、大変やな・・・
クラスメイトは大丈夫なんかな?笑
んー、ホモの人って謎多いな←

ほんまにお金こわいです、ホラーやぁぁ
自然災害・・・、お願いだから地震とか来ないでほしい

超能力w
超能力でも病気でも、どっちにしろやばい人だよ←
あのCMね、種類増えてんで(笑)

そうやで、ほんまに。
あり嫌いやぁぁぁ(=_=)

じぐいわきたぁぁ
こんなおもしろい小説かけて、ほんまに羨ましい!
これからも楽しみにしてるで❥❥

70PUUさん:2016/07/14(木) 13:39:45
かのん
全然!謝ることじゃないよ!大丈夫!!
滅多にテレビ人出ないから(笑)

そっか〜、あれは依存性あるよね←
私も誰かのイベントとかコンサート行きたいなぁぁぁぁ!!!

でしょでしょ(笑)
結局あの人たちの関係は……(((黙
辛いからね〜、回りで女子の話してるのに自分は男子が好きって回りとの差?みたいなの感じちゃうと思う。

だから、自分が普通じゃないって思っちゃうし、回りからの偏見もすごいしね。最近減ったけど←
何語ってんだ!みたいな(((

ホントそれな。地震来て、避難所行くとか絶対嫌なんだけど(笑)

せやなwwシュールだよねwww
あのハイジが……(遠い目)

必要とするべき所にしか虫はいらないよね(´・ω・`)畑にはいないとだけど←

遅くなってごめん!
全然だよ……こんなクソ駄文…
ありがとう!

71PUUさん:2016/07/14(木) 13:58:15
Genki.I side

人気のない場所にやって来た。
なんだか気まずい。

数日あってなかっただけなのに。

「ねぇ、玄樹は俺のこともぅ嫌い?好きじゃない?」

「……」

何て答えよう、迷っていると勇太は話を続けた。

「…俺は、まだお前のこと好きなんだ。仕事ばっかでごめん。玄樹のこと考えてなくてごめん」

だんだん、勇太の声が震えて小さくなっていく。
こんな勇太初めてだ。

「正直、玄樹のこと好きって忘れてた」

「え…?」

「玄樹の為に、仕事頑張ってたのがいつの間にかそんなこと忘れてて……。
でも、今回ので気づいた。玄樹が居なかったら俺何もできなかった」

「ッ…」

「俺は今も玄樹が好き。大切だよ」

勇太は、あの頃みたいに言った。
でも、表情は今にも泣きそうで。

「…僕は勇太なんかいなくたって生きていける」

「え?」

「最初そう思って、家出したの……
でも、毎日毎日勇太のこと考えちゃうし勇太に会いたかった」

「でも、別れたいんだよね」

「それはっ」

「いいよ、別れよ」

僕の胸がズキッと疼いた。
決めてたのに、いざ勇太に言われると悲しくなる。

なんで?大切って言ってくれたのに……。
いつの間にか、僕はまたやり直したいなんて思ってた。

勇太は、今何を思ってるの?

72平橋れあ:2016/07/14(木) 18:18:07
PUUさん
お久しぶりです

ずっと書き込みたかったんですが、なぜだかエラーが出てしまって書き込むことができませんでした。

読んでいたのに返事もせずすみません。

小説頑張ってください!

とってもおもしろいです!

73PUUさん:2016/07/14(木) 18:41:20
平橋れあさん
お久しぶりです!大丈夫ですよ!!
エラー私もよくなります(笑)

全然大丈夫ですよ!
ありがとうございます(>∀<*)

74PUUさん:2016/07/16(土) 00:13:02
Genki.I side

「泣かないで。最後まで話、聞いて」

知らぬ間に、頬を伝っていた涙は勇太の手に拭われた。
話の続き?そんなの聞きたくない。

耳を塞ぎたくなった。

けど、勇太の次の一言でそんなのなくなった。

「一からやり直したい」

「え?」

一瞬で優しい顔から、真剣な顔つきに変わる勇太。
告白されたときもそうだったし、同居始めるときだってそうだった。

「一回別れて、また付き合いたい。仕事だって、玄樹のためだから。
俺、もっと玄樹と一緒にいたい。もっともっと今より玄樹のこと知りたい」

勇太の真剣な眼差しと、言葉で高校生のときみたいに勇太にドキドキした。
それと同時に、安心したのか再び涙が溢れて。

「……もぅ、勇太と会えなくなるかもってッ…思って……ヒクッ」

「玄樹、改めて良い?」

「ぅ、うんん」

「玄樹のこと大好きです。……付き合ってもらえますか?」

「うんッ!勇太大好き……」

僕は勇太に抱きついた。
思いっきりギューってしたら、ギューってし返してくれた。

「もぅ、離れちゃダメだからな」

「勇太もだよ、仕事人間さーん」

「ホント、反省してる。ごめん」

「これから、ずっーーと甘やかしてくれたら許す……」

「いつになるかな〜(笑)」

「じゃぁ、ゆぅたぁ〜…ちゅーしよ…」

久しぶりにキスをねだったので少し恥ずかしい。
勇太も、耳を真っ赤にして照れていた。

「外だから、後でね」

「むー、家帰ったらいっぱいしてくれる?」

「キスだけじゃ、済まないかもね?」

「ばっ…バカ……」

「じゃ、家帰るか」

「うん!」


2人の強く繋がれた手は、一生離れることはないだろう。

75PUUさん:2016/07/16(土) 10:37:51


______


「ただいま」

数日ぶりに家に帰ると、家の中はグチャグチャだった。

「な、なに?……これ」

「ごめん」

「勇太、前まで部屋すっごくきれいにしてたのに」

「いや、ここ最近玄樹に任せっきりだったし。その、スーツとかもしわしわで。

一緒に片付けて下さい……」

勇太は、眉を下げて本当に反省していて。
だから、なんだか自分が必要とされてるみたいで嬉しかった。

「うん、一緒にする

けど1つ、聞いていい??」

ずっと、聞きたかった。
今でも思い出す、鼻につくあの香り。

「この前、朝帰ってきたとき、その、ね。女性ものの…香水……が…」

うまく言葉を伝えられずにいると、勇太が驚いたのか、目を見開いた。

「もしかして、勘違いかも……」

「え?」

「香水作ってる会社と共同で商品開発中で……。
この前、香水こぼしちゃったんだよね(笑)」

僕は、勘違いしていたことが恥ずかしくて顔が真っ赤になる。
勇太は、ごめんねって笑うからますます恥ずかしくなった。

「もぅ、浮気されたかと思ったんだからねっ…!勇太は女の子がいいのかなって……」

「そんなわけないだろ」

勇太は、僕の目線に合わせて少し屈むと僕の頬を撫でた。

「こんなに可愛い子、他のやつになんて取られたくないし」

「なっ…んッ!」

喋ろうとしたのに、勇太は深く口付けてきた。

「んッ…」

勇太の柔らかい唇が僕を犯していく。

僕は、勇太の首に手を回すと勇太はニヤッとしたように感じた。
すると……

ドサッ

「きゃっ…」

「我慢できなそうなんだけど」

色っぽい勇太に、僕は鼓動を早める。

けど……

「ダぁメ!ここ、片付けるの!」

「えぇ〜」



「部屋、片付け終わったら……好きにしていいよ?」

「よし、やるか」

勇太は、それから黙々と片付けを始めたとさ。


END

76みぃこ:2016/07/16(土) 22:06:26
PUU
めっっっちゃ久しぶり。。‼覚えてる?(涙)全然来れなくてごめんねm(__)m暑くなってきたし色々あって。。みんなに痩せたッて言われても嬉しくないくらいしんどかった(笑)

小節読んだよ〜☆本当に癒された〜♪♪♪

77PUUさん:2016/07/17(日) 02:55:13
みぃこ
みぃぃぃぃこぉぉぉ!!←うるさい
来ないなぁって心配しておりました…!!覚えてるに決まってるよ!!
大丈夫だよ!リアルの方、頑張ってくだされ!

大丈夫((((°д°))))
体に気をつけて頑張って!!!フレーフr((やめろ

ありがとう!!嬉しい…泣

78PUUさん:2016/07/17(日) 14:05:14
「当たり前」Spinoff作品

『ホントの気持ち』

Aran.A side

「顕嵐、ほっつき歩いてないでちょっとは仕事しなさい」

大学を卒業して、すぐ親の貢献者である僕は就活もせずに毎日女の子と遊んでいた。

けど、君に会ってすべてが変わった。

「ぁ、あのぉ……阿部くん、だったよね?」

バイトでいいから入ってみろなんて親に言われて入った。
そこで会ったのは、真面目で、いつも一生懸命で可愛い君。
絶対落としてやる。なんて考えた矢先だった。

「僕、岩橋玄樹って言います。あと……えっと好きな食べ物はタコで、あとぉ……あの、」

「彼氏とラブラブなんだよな〜?」

「え?」

先輩が茶化しに、言うと岩橋さんは赤面した。
彼氏、いるのかよ……。
ま、そんなの俺に関係無いけどね。

「い、言わないでくださいッ…気持ち悪いですよね……ごめんなさいっ…」

涙目になって、そういう岩橋さんはホントに可愛かった。
絶対、俺のものにしてやる。

「全然?何が気持ち悪いの(笑)」

「だ、だって…男の子同士が付き合ってるなんて、その…」

「えぇ?!」

俺は、思わず声を張り上げた。
え?男同士……?ってことは?

「岩橋さん、って…その。男?」

「はい。……え?」


俺の、一目惚れしたやつは男だってことが分かった。

79もこ ◆mykGmp/Ggc:2016/07/18(月) 18:16:51
PUU
本当に、ごめんなさい。まっっっっっったく来てなくて。
私が呼び捨てで呼ぶ資格ないですよね・・・・(苦笑)
多分、コメントは中々書けなくなると思いますが、全て読んでいます。
これからも頑張ってください。

80PUUさん:2016/07/19(火) 01:17:05
もこ
大丈夫だよ!気にしないで!!
全然呼び捨てでいいんだよ?!←必死

ありがとう!それだけで嬉しいぜ…泣
頑張る!

81PUUさん:2016/07/19(火) 10:02:50
Aran.A side

それから、めんどくさいバイトが楽しくなった。
玄樹のおかげ。

「あらん!」って、こんなのあんな可愛い笑顔で言われたらイチコロだ。


でも、それからしばらくの年月が経った。

玄樹の彼氏が、俺の友達だったことも分かって。

2人の前では、笑ってたけど。
実は、嫉妬してたりしてた。


でも、日に日に玄樹の様子がおかしくなっていった。
笑顔も少なくなり、何か深刻そうな顔で考え事をしている。


それは、彼氏が原因で。
利用してやろうって思ってしまった。

弱ってることをいいことに。
玄樹が自分を好きになってくれるんじゃないかって。少し思ってた。。


けど、違った。

俺が好きなのは、神といるときの玄樹だって思い知らされた。
神がいないと、玄樹は笑わないから。ふと、とっても寂しそうで今にも泣きそうな顔するから。


あのときの俺は、最低だった。

だから俺決めたんだ。2人を応援するって。

これからも、可愛い笑顔たくさん見せてね______


END

82かのん:2016/07/20(水) 19:22:19
puu

ごめんなさいぃぃ
全然来れてへんかった・・・

完結おめでとう!
めっちゃおもしろかったです(^0_0^)❤
次の話も楽しみにしてるで♪

83PUUさん:2016/07/21(木) 02:24:45
かのん
大丈夫っすよ!
私も全然更新できてないし…笑

ありがとう!相変わらず内容薄いし、色々抜けてるけどwwそう言ってもらえて嬉しいぜ♪

内容は決まってるから、後日←おい

84PUUさん:2016/07/21(木) 12:20:57
『勇太お兄ちゃん』

玄樹 高校1年生。過去に親に捨てられ、ある人との出会いが忘れられない。

勇太 玄樹の恩人。


Genki.I side

「あら、またあの子昨日と同じ服」

「あの子の母親、男と遊んで家に帰ってこないらしいわよ」

「だらしない親ね?これだから子供も……」

当たり前のように言われるようになった悪口。
4歳の僕にも内容は理解できていた。


でも、お母さんはちゃんと毎日僕のこと迎えに来てくれてる。
夜遅ーく。皆が寝てる時間に。

寂しいけど、お母さんが大好きだから我慢する。
お母さんの悪口言う人なんて大嫌い。


「げんきくーん!!あ〜そぼぉ!!」

同じクラスの男の子が近寄ってきた。
内心喜びながら僕も近寄っていく。

「コラ、陸人くん……ぁ、あっちで遊ぼっか」

保育園の先生も僕の敵なんだ。
皆に意地悪するから、って。僕そんなことしたことないよ?

ねぇ……


僕もお友達と遊びたい。



ある日の真夜中。
僕は、保育園の外でお母さんを待っていた。

保育園の先生は僕の存在も知らんぷりで鍵閉めちゃうから。
いっつもこうやって、お外で待ってるんだ。


けど、この日は違った。


次の日の朝になっても、夜になってもお母さんは迎えに来なかった。



保育園に来る、親は嘲笑うように僕を見てきた。
ざまぁ見ろとでも言うように。

それから、3日が経った。
さすがにお腹が空いて、僕はその場から離れた。

85PUUさん:2016/07/21(木) 12:30:49
いつも来る、コンビニ。
お昼だからお客さん多い。僕は中に入った。

すると、店員さんは驚きお客さんも二度見していた。

「ねぇねぇ、おねぇさん。」

近くにいた店員さんのエプロンを引っ張ると、店員さんが顔をしかめた。
きっと、僕が臭いから。

「……な、なにかな?」

「これ、ほしいの」

「僕。お金あるかな?」

「おかねぇ?……ないの」

「お母さん呼んできてくれるかな?」

「いないの」

「僕、名前は?」

「げんき…いわはしげんき……」

名前を聞いた瞬間店員さんは顔色を変えた。

「僕、おにぎり上げるから帰ろっか」

強引に、僕を店のお外に出した。袋一杯のおにぎりを押し付けて。


泣かないよ、僕。
男の子は泣かないんだもん。泣いたら、かっこ悪いもん……ッ。

86PUUさん:2016/07/21(木) 20:49:27
僕は、そのまま誰もいない所でおにぎりを1つ食べた。

そのまま、うとうとしてしまって。
眠りについた。



お母さんの夢を見た。
膝枕してくれて、優しい手で頭をポンポンしてくれる夢。


でも、それは夢だから。起きたら誰も居なくて鳥の鳴き声さえ聞こえない。

「…おかぁ、さん……っ」

必死に涙を堪えて。僕はお母さんを探しに歩き始めた。

人がいない。お家もない。
途中から木がたくさん生えてて。

お母さん、どこに行ったの?

おにぎりが入った袋、少し重たい。


「ねぇ、君。どこいくの?」

突然話しかけられて、怖かった。
恐る恐る振り替えると、そこには大きいお兄さんがいて。

「お母さん、探すの」

「ここから先は危ないよ」

「でも…お母さんが……」

するとお兄さんはしゃがんでくれた。

「名前、なんて言うのかな?」

「げんき、…いわはしげんき。」

「げんきくんか。俺はゆうたって言うんだ。よろしくね」

「ゆぅた!」

「うん」

ゆうたお兄ちゃんは、笑って僕の頭をわしゃわしゃってした。

「んー、げんきくん。まずお風呂入ろっか?」

「?」

「近くに銭湯があるから」

「せん、とう?温泉?」

「んー、近いなぁ〜」

「やったぁ!!温泉!」

「ちょっと違うけど(笑)」

ゆうたお兄ちゃんは、僕の手を取って歩き出した。

「……あ」

でも、保育園で習ったことを思い出し、立ち止まった。

「どうした?」

「ダメ…」

「ん?」

「知らない人についていったら、ダメって…それに、お母さん探さなきゃ」

「そっ、か。」

ゆうたお兄ちゃんは、なんだか考えるポーズをした。

「うーん、どうするかな。困ったな… 」

「でも、ゆうたお兄ちゃん悪い人でないから…」

「ん、じゃ。行くか」

また頭を撫でられる。その掌は優しくて。安心した。

「うん」

握られた手は、暖かくて。少しお母さんに似てた気がした。

87PUUさん:2016/07/22(金) 13:52:25
「いっぱい人いる…」

銭湯に来ると、人がたくさんいた。主におじいちゃんとか。
まだ、お昼なのにお風呂入るんだ。

「あら、いらっしゃい。勇太くん」

お会計のところにいたおばさんはなぜかゆうたお兄ちゃんの名前を知っていて。

「こんにちは」

「あら?今日は……」

おばさんが、僕も見て首をかしげる。

「あ、なんか迷子?だから連れてきたんです」

「まだ、中学生なのに偉いわね〜ホント」

ちゅうがくせい?
お昼なのに、学校行かないのかな??
僕は、学校が大好き。
保育園に行く途中に、いっつも見てたから。

「いえ、全然(笑)じゃぁ」

手を引かれ、僕は脱衣所に入っていった。
すると、一気にいい匂いがして。

「いい匂いがする……」

「銭湯、初めて?」

「うん」



「うわぁ…広い……」

滑るからって、抱っこされて中に入る。
すると、お風呂が何個もあった。

たくさんの、人。この人たちは僕のこと嫌いなのかな。
なんて、少し恐怖を感じてしまってゆうたお兄ちゃんに抱きついた。

「どうした?なんか怖い?」

「おじさんたち、僕のこと嫌い…」

「ははっ、大丈夫だって。皆優しいから(笑)」

持ってきた小さいイスに座らせてもらった。

「頭、洗ってあげるから。目瞑ってて?」

ゆうたお兄ちゃんは宥めるように頭を撫でた。

「洗ってくれるの?」

「うん」

初めてだった。人とお風呂に入るとか。
人に頭を洗ってもらうとか体洗ってもらうとか。

嬉しくて、胸のところがズキズキってした。

「じゃぁ、俺も洗うから先入ってれる?」

「……やだ、怖いもん」

「ん、そっか。じゃぁ待ってて」


ゆうたお兄ちゃんは、すべてを洗い終えて再び僕を抱っこした。

「あれ?勇太くん、その子は?」

「なんだ、勇太。ちっちゃい子なんか連れて」

「迷子の子なんすけど」

「そうか。お母さん、心配してるだろうな」

「ゆうたお兄ちゃん、僕ここ入りたい」

「ここ?いいよ」

誰もいないお風呂に2人で入る。
久しぶりに入ったお風呂はすっごく気持ちよかった。

88PUUさん:2016/07/23(土) 12:46:33


「ゆうたお兄ちゃん、ありがとうございました……」

銭湯を出て、僕はお辞儀をした。
これで、僕のこと。どこかに連れて行っちゃうんだよね。

「ううん、全然。ねぇ、げんきくん」

「?」

「今日、うちおいでよ」

「ゆうたお兄ちゃんのお家?」

「うん、そうだよ」

「でも、僕お母さん探すの…ゆうたお兄ちゃんのところいたら、お母さん僕がどこにいるか分からなくなっちゃう……」

「大丈夫だよ、また明日。2人で探しに行こ?」

「良いの?」

「うん」

僕は、嬉しくてゆうたお兄ちゃんに飛び付いた。
そしたら、そのまま抱っこして家がたくさんあるところまで来た。

「ゆうたお兄ちゃんはちゅうがくせいなの?」

「うん、一応ね」

「楽しい?」

「……学校、行ってないから」

「なんで?」

「まぁ、色々」

なぜかゆうたお兄ちゃんの顔が悲しそうで僕はこの話をやめた。

「あ、ここだよ」

「うわぁ!」

ついたのは、見たことのないほどおっきくて綺麗なマンションだった。



これなところに、僕がいていいのか。
4歳ながら、そんなことを思った。

89美咲:2016/07/24(日) 03:48:06
お久しぶりです
コメ出来なくてごめんなさい
今の作品さいこー!
玄樹可哀想だけど、神ちゃんが幸せにしてくれるでしょう!
これからも楽しみに待ってるから
頑張ってね!

90もこ ◆mykGmp/Ggc:2016/07/24(日) 09:59:10
PUU
一番許せない事は、玄樹君のお母さんだ!!!!!!!!!どこへ行ったんや〜!
神宮寺君・・・・幸せにしてあげて〜(´・∀・`)
これからも頑張ってね☆ミ
今は夏休み期間なので、結構来れると思います。
7月は部活があって微妙かも・・・友達と遊ぶ約束もあるけど、夜とかは来るよ!

91PUUさん:2016/07/24(日) 11:43:04
美咲
久しぶりっす!
気にしないで大丈夫だよ!!

中学生って設定に自分でも驚きが隠せない←
4歳と中学生……笑えない((

ありがとう!頑張る!

もこ
うんうん、そうだそうだ!!←作者
リアルな玄樹くんのお母様は大変素晴らしい方ですよ!!
玄樹くんをあそこまで育ててくれて……←お前誰

ありがとう!
夏休みの時期だねぇ…早い。。めっっっっっちゃ暇な時でいいんよ!!
ずっと忙しいと思うけど!!←

92杏子:2016/07/24(日) 12:20:17
PUUへ

久しぶりっ!!!!!!!私のこと忘れちゃったかな?
ごめんね!!作品は全部読んでたんだけど
部活のコンクールが近くて毎日部活だったんだ····
今日は久しぶりの休みだったからまた、コメントしにきたよ〜!!
でも、7月あたりは8月のコンクールに向けてずっと部活があるから
たまにしかコメントできないかも!!!本当にごめん!!
でも、8月になったらいっっぱいコメント出来るからね!!
その時まで待てね〜!!←

あっ!作品のコメント忘れてたっ!←
玄樹君が4歳ってめっちゃ可愛い!!
お母さんはどこいったんだ〜〜〜!!て思うけど···
今はとにかく神宮寺に幸せににしてもらおうっ!!←何様だよっ!
PUUの作品は読んでいる人を感動させる最高の作品だよ!!
自分に自信を持ってこれからも、がんばれいあ♪

93PUUさん:2016/07/24(日) 23:45:00
杏子
久しぶり!!忘れてないよ!忘れてたら私の記憶力に問題がある←

ありがとう♪♪
やっぱり、吹部ってコンクールの期間とか同じなんや←当たり前
大変だろうけど、頑張って(*>○<*)ノ

待ってるで(ー∀ー)ゝ

だよね…!!子供好きだけど、子供にもコミュ障発揮するから辛い←
さぁ、どうかな〜!!まだぐうじさんが助けることになるか分からないよ〜ww←無理矢理((

いやいや、全然っすよ……暗すぎてヤバい。書いてると、自分でもなんでこんなに可哀想にしてしまうんだ。とか泣きそうになったw割りとマジで(笑)

でも、感謝です!そういって貰えるから書く気になれるっ!!
頑張る♪

94PUUさん:2016/07/25(月) 10:15:13
Genki.I side

「上がって?」

エレベーターを使い、上の階まできた。
すっごく緊張した。

「うん…」

「何、緊張してるの(笑)大丈夫」

頭をわしゃわしゃって、される。
大丈夫って、言われると自然と安心した。

「ゆうたお兄ちゃん、お母さんとお父さんは?」

「あー、んー。遠くにいるよ」

「ゆうたお兄ちゃん、一人でお家にすんでるの?」

「うん、だから緊張すんな。安心していいんだよ」

「うん」

家に上がると、前のお家とは正反対で。
部屋が、ピカピカで。ゴミが無い。広くて、明るかった。

「げんき。お母さん見つかるまでここに居ていいよ」

ギュって抱き締められた。
今まで我慢してたのが、一気に混み上がっていた。

「グスッ…グスッ……」

僕は、たくさん泣いた。
ゆうたお兄ちゃんはただ、頭を撫でて抱き締めていてくれた。

95PUUさん:2016/07/26(火) 22:18:28


それから、3年。新しい生活にも慣れた。
毎日毎日欠かさず、お外にお母さんを探しに行っても見つからなかった。

ゆうたお兄ちゃんのことはにぃにって呼ぶようになって、にぃにも僕のことげんきって呼んでくれるようになった。


そして、今日。
新しい世界に飛び込もうとしていた。

「がぁっこぉ!がぁっこぉ!」

朝から、僕は歌を歌って準備をした。


そぅ、今日は入学式。
ついに僕は小学生になった。

「やばい間に合わない!」

にぃには、慌ただしくスーツを着ていた。
学校ってどんなところかな?

にぃには、教えてくれなかった。
と言うか悲しそうな顔をしてた。何かあったのかな?

「よし、げんき。行くよ!」

「うん!」

黒くてピッカピカのランドセルを背負って、格好いい服も買ってもらった。
お金、いっぱいしたのににぃにはどうやってもらってるんだろう?

お仕事しないと貰えないのに……。



________

入学式も無事に終わり、僕は道具をかばんに詰めていた。
他の人はお母さんとかお父さんがいるのに……。

僕は、一人。にぃにどこに行ったの?

「ごめん!げんき。トイレ行ってた(笑)」

にぃには、背も大きくて大人みたい。
他の人達から、格好いいお兄ちゃんだねって言われて嬉しかった。

「うん!」

「それにしてもいっぱいあるね…」

机の上には、信じられないほどの道具の量。さすがに2人では持ちきれなさそうだ。
皆は、車で来てていいなぁ。

「ごめんね、車じゃなくて…頑張れる?」

苦笑いをしたにぃにに、僕は頷いた。

「全然大丈夫だもん!僕、男の子だから!」

96PUUさん:2016/07/28(木) 10:53:22


「うぅ…」

道具を持って、一緒に帰る。
にぃには案外軽いって、軽々しく持ってるけど僕は重くて歩くのが遅くなった。

「大丈夫?持つよ」

「だって…にぃにも重いの……」

「じゃぁ、半分こしよっか」

「うん!」

にぃにと一緒に持ったら少し軽くなった。

「今日ね、皆がね!にぃにのことかっこいいって言ってたの!」

「はっ…?!ぉ、俺?」

「うん!」

「マジか〜(笑)」

ププー

後方から車のクラクションが聞こえた。
後ろから車が来たようだ。
避けようとにぃにが僕の方に寄ってきた。

すると、なんでか車が止まった。

「あの〜、乗ってきますか?」

「え?」

車の中にいたのは、僕よりおっきい男の人。
にぃによりも、お兄さんかな?

「その荷物大変ですよね?あ、決して怪しいものでないですよ!(笑)」

「げんきくーん!乗って乗って♪♪」

後ろにいたのは、同じクラスで前の席のあらんくん。

「あらんくん!」

「げんきのお友だち?」

「このあと用事とかありました?」

「あ、いえ。それは……」

「じゃぁ、遠慮しなくて良いですよ(笑)あらんも喜んでるし」

にぃには少し考える素振りをした。

「じゃ、じゃぁ…お言葉に甘えて」

「じゃぁ。後ろ乗ってください」

「くーるま!くーるま!」

僕は、久しぶりに車に乗るのにワクワクした。

97PUUさん:2016/07/30(土) 00:46:56

「家、どこですか?」

「えっと、あのコンビニの近くなんですけど」

「俺らとおんなじだな」

「あらんくんとお家近いの?」

僕は、にぃにたちの会話を聞いて問いかけた。

「結構近いんじゃないかな?」


_______


「同じ階、ですね(笑)」

お家に着くと、まさかの同じマンションの同じ階。
それに、1つ挟んで隣だった。

「ははっ…実は俺知ってたんだよな〜(笑)」

男の人は盛大に笑った。

「そ、そう言えば…名前」

「俺は、岸優太って言って。これは弟の顕嵐!
訳あって、2人暮らし(笑)」

「ぁ、俺は神宮寺勇太って言います…名前おんなじですね(笑)」

にぃには、少し苦笑いをした。
男の人も驚いたように目を丸くする。

「で、……」

にぃには、話を止めた。

そう言えば。
僕は、にぃにの何なんだろう。

弟でもない、息子でもない、親戚ですらない。
血の繋がりのないただの他人…

そう思った。

「ん?」

「げんきは、色々あって一緒に住んでます」

「2人で住んでるの、俺らとおんなじだね!」

「うん!」

「…じゃぁ、そろそろ」

「ぁ、うん。また明日!げんきくん、顕嵐のことよろしくな」

「はーい!」

僕は、あらんくんのお兄ちゃんとあらんくんを背中を見送った。

「よし、俺らも中入るか」

98PUUさん:2016/08/01(月) 09:04:37


あれから少しの時が経って6月。学校にも慣れてきた。
お隣のお隣の岸お兄ちゃんとも仲良くなってあらんとは毎日遊んでる。

けど、1つ不思議なことがあった。

「にぃにぃ…どこ行くの?」

「ん、ごめんね。ちょっと用事あって。岸くんとこ居てくれる?」

最近にぃには、用事があるってどこかに行くことが多くなった。
帰ってくるのは真夜中。だから僕はあらんくん達のところに行ってる。

寂しい。でももぅ何も失いたくないから。
いなくなっちゃ、嫌だから……。

わがままは言いたくない。

「うん!僕待ってる!」

「ん、帰ってきたらげんきの好きなたこの料理作るかな」

「やったー!」

僕は、この日精一杯の笑顔で見送った。

「いってらっしゃい!にぃに!」

「うん、バイバイ…げんき」

ガチャンッ

ドアが閉まって、辺りがシーンと静まり返った。

寂しい、寂しい…寂しい……



さみしいよ______


僕の心の中に秘めた思いは誰にも伝わることは無かった。

99じぐいわ:2016/08/01(月) 19:11:01
るっきー!あっPUUって読んだ方がいいんだっけ?笑覚えてる??じぐいわっす!

まだ続いててすごい!!見たけどやはり赤い水か鼻から…笑笑笑3まで来るってすご!!
すっごいうまい!これからも頑張ってね!!にぃに呼び可愛い…//笑
あと美術部入ったからこれからなるべくこれるー!!
女神様ー!これからもこの小説をエネルギーにします笑笑笑
あと玄樹さん最近可愛いさがましてやばいっ笑笑笑←ごめん独り言笑笑笑

100じぐいわ:2016/08/01(月) 19:19:46
それにやばい!やっぱmagicの5人書いてくれるるっきーさすが!!もぉあのメンバー最高!!
あらんも小学生……笑可愛いっ笑
本当小説もPUUも大好き!ー!神さんー玄樹のところに戻ってきてな〜泣笑笑笑


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