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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

225以下、名無しが深夜にお送りします:2017/02/19(日) 22:35:20 ID:r5/KfTsw
男「――――――自己犠牲が美徳とでも語りたいのか、やれやれ」

男(ストレートに受け取って反応すれば、テンプラはこの俺に人間をやめろと言うのだろう? 苦肉の策か最後の手段かも馬鹿らしい方法だ)

男(奴の言う事が正しければ 念願であった美少女ハーレム酒池肉林パーティも難なく叶うやもしれない。煩わしいだけの難聴スキルに振り回される事もなくなる)

男「(望めば、更なる美少女の追加だって) 待てよ、割と良い事尽くめにならんでもないのか?」

男(いやいや、あんな啖呵を切っておいて脛擦りでお願いしますでは恰好がつかない所ではなかろう。ドラマがない。凌駕したカスが誕生するだけである)

男(そういえば テンプラはまた何処かに消えたのか。あの奇妙な電車の中から一転し、小さな公園のベンチに置き去りされた様にして俺は座っていた)

男「何が気に食わなかったんだ、俺」

男(立ち上がって学校へ戻ろうとしたにも関わらず、再び制止した俺が放った独り言である。何って、テンプラの神提案じゃないか)

男(まずどんな異常をきたすかに対する恐怖がないとは勿論言い切れない。だが、神となったところでこうして主人公となり、自身が楽しむスタイルを保つ事も可能ではないかとテンプラの口振りから想像できる)

男(どうせ現実では捨てた生活を送っていた。このまま気持ちの良い毎日を美少女と面白楽しく過ごせるのであれば、多少の変化あれど、悪くないのでは?)

男「……ていうか俺死にかけの状態だった、でいいんだっけ? 確か……うん、そうだったはず」

男「未練も、特になければ……そうだ。俺って死ぬんだぞ。思い出せたじゃないか! つまりあの世みたいなものだ!」

男「死ぬ!?」

先輩「は、早まるなーっ!」ドンッ

男「ぐえ!?」


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