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【ミ】『天に星が昇り、地に影が落ちる』
1
:
『和国姉弟』
:2020/06/15(月) 00:16:35
・・・ --- ・・・
‐‐‐ ・-・
‐・‐ ・・ ・-・・ ・-・・
‐ ・・・・ ・ ‐‐
・- ・-・・ ・-・・
81
:
『演目-海行かば』
:2020/07/12(日) 22:10:17
>>79
(宗像PC)
>>80
(青山PC)
宗像は引き出しを掴み、周囲を警戒する。
敵は先程のように死角から攻めてくる可能性が高い以上、それが最善だろう。
……だが、敵は現れない。
青山は生物たちを切る。
初動を抑えれば『ルイゾン』の速度でも対処出来る。
そして、その剣の能力で飛び退き宗像と並び立つ……直後。
ゴシャッ!
ドアノブが砕ける。
銛が地面に当たり、その後紐に引っ張られてドアノブのあった場所から部屋の奥へと戻っていく(パスBB)
ギィ……
扉が開く。
そこには無数の生物たち。
そして、文字の浮かぶ白い本を持った下村。
「……シルル紀を知っているか」
「この時……生物の陸上進出が本格的に始まった」
「ゆえに、このスタンドの名は『ビヨンド・ザ・シー』」
生物たちが(まずは3匹)が宗像たちを襲う(スB)
82
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/13(月) 18:57:35
>>81
「『銛』は『ビヨンド・ザ・シー』の一部では無いようだな」
海中を泳ぐ鮫のように潜行して襲い掛かる『鮫の銛』――
それが下村自身のスタンドなのだろう。
奴が『駅』を縄張りにしている理由も説明がつく。
ここは人通りが多く、『潜る場所』に事欠かない。
「『鮫』か――」
青山の前に立ち、手を離して『引き出し』を床に落とす。
自分と『生物』の間に設置する事が目的だ。
足元に障害物が出来れば、
奴等は上から飛び掛かって来る可能性が高い。
回り込んで来る事も有り得るが、最短距離は『直進』だ。
こいつらは、それ以外は選ばないと予想する。
「――『奇遇』だな」
『ノコギリ』を最大まで伸ばす。
一匹ずつ相手をしている暇は無い。
攻撃範囲を限定する事で軌道を予測し、
三匹を纏めて斬り払う。
「俺が『壁』になる。脱出するなら今の内だ」
青山の前に出たのは、俺自身を盾にする為だ。
敵にとって有利な状況で戦い続ける義理は無い。
今は、一人でも部屋の外に出るべきだろう。
83
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/13(月) 20:34:10
>>81-82
「んじゃお先にっ」
宗像のお言葉に甘えて脱出するとしよう。
出たら消火器を探す。
84
:
『演目-海行かば』
:2020/07/14(火) 01:19:56
>>82
(宗像PC)
引き出しを床に置く。
生物達の動きは早いが単純だ。
ルートさえ縛ってしまえば、対処はできる。
『アヴィーチー』の刃は確実にそれらを切り裂いたが、生物がこれ以上多くなったりやタイミングにズレが生じれば当然この手段も通じなくなる。
水たまりから出てくる生物たちはまだ増えている。
「お前たちのようなスタンドは……」
「己の武器に能力を付与するか、予め付いているか、攻撃した時や条件が整った時に発動する……」
「お前が前に出たということは……お前が壁向きの能力……」
「であれば」
どぶん、と体が沈んでいく。
「向こうの男から処理させてもらおう……」
白い本ごと下村の姿が消える。
そして、生物達が先程よりも大勢で襲いかかる。
>>83
(青山PC)
部屋を出る。
壁際に消化器の入った赤い箱があった。
箱のそばに行くと鍵らしきものは無いらしい(すぐに使うことを考えれば当然だが)
開いて持っていけばすぐにでも使えるだろう。
85
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/14(火) 19:32:13
>>84
「俺の『能力』が知りたければ、次に会った時に教えてやる」
即座に『引き出し』の上に乗り、『障害物』を『足場』に変える。
体の位置が高くなれば、
奴等の攻撃は常に下から来る事になる。
完全ではないが、ある程度は動きを予測し易くなるだろう。
「お前達を延々と斬り続けるつもりは無い」
膝を落として身を屈め、
食らう部分を最小限に抑えて防御に徹する。
『ノコギリ』は前方に構え、
足元付近の攻撃に対する盾として使う。
空いている左手で『ノコギリ』の先端を掴み、
両腕の力を駆使して出来る限り殺到を押さえ込む。
86
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/14(火) 21:06:31
>>84
箱の扉を開けて消火器を取り出す。
「非常時だからな、使わせていただくぜ〜。
さて宗像さんはまだ無事かな?」
部屋の外に水たまりができていないか確認し、その後に中の様子を見る。
87
:
『演目-海行かば』
:2020/07/15(水) 09:37:13
>>85
(宗像PC)
宗像の言葉に返事はない。
代わりに生物たちが狙う。
宗像は姿勢をかがめ、防御の体勢。
実際、正面からの攻撃は抑え込める。
しかし、彼らもただ漫然と接近するだけでない。
ガチン
アキレス腱側から痛みが走る。
踏切での一件もあり、足やズボンにダメージが蓄積されている。
このまま防御するだけではジリ貧だ。
後方から体を昇られれば首へとたどり着く。
この生物の牙でも致命的な位置に。
>>86
(青山PC)
消化器を握り歩き出す。
部屋の外に水たまりはない。
では次に中を……と言ったところでの事だった。
青山の足が自分の意思とは反して止まる。
いや、止められる。
「……その消火器の中身をかけるつもりか?」
足元に伝わる感覚。
掴まれている、下村に。
「俺は潜れるのにか?」
狙われているのは青山だ。
88
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/15(水) 19:40:16
>>87
「お前達は『内』――」
『アヴィーチー』の両腕を大きく広げ、
その勢いで手近の『生物』達を振り払う。
同時に、『足場』にしている『引き出し』を蹴り、
部屋の外に向かって『跳躍(
>>85
)』する。
身を屈めた目的は防御だけではなく、膝に力を溜める為だ。
『足場』の上から跳ぶ事によって、
『高さ』の分だけ『飛距離』も稼げる。
足に受けた負傷で跳躍力が落ちていたとしても、
十分に補う事が出来るだろう。
「――俺は『外』だ」
室外に出た直後、すぐさま『アヴィーチー』で扉を閉める。
隙間から這い出て来ようが力尽くで閉鎖し、
外に出た奴は残らず踏み潰す。
奴等の知能が『ノコギリザメ』程度なら、
正面からの突破以外は考えていない筈だ。
このまま数が増え続ければ、
いずれ扉を破られる可能性はある。
だが、その前に『白い本』を処分してしまえば問題は無い。
89
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/15(水) 22:38:06
>>87
「当然だろ。
どこかの火事に駆けつけようとしてるように見えたか?」
剣を青山自身の足に当て、弾いたパワーで下村の顎を蹴り上げる。
さらにそのまま剣を振り上げて消火器を下から(照明の当たらない部分から)ぶった切り、爆裂するように消火剤をぶちまける。
たとえ蹴りをガードされたとしても蹴り上げの勢いにより潜らせない。
「生き物って結構『繊細』だからよぉー。
陸上生物なら空気に、水中生物なら水に不純物が混じってると呼吸できなくなるんだよ。
お前はアホっぽいから消火剤ごと平気で吸い込むかもしれねえけど、水たまりから生まれる生物はどうかな?」
90
:
『演目-海行かば』
:2020/07/16(木) 00:33:55
>>88
宗像の選択は跳躍。
体をのぼり始めていた分も振り切っての移動だ。
宗像は脱出し、外に出る。
扉は閉じられ、確かに宗像の思惑は成功した。
>>89
(青山PC)
「はっ」
下村が笑う。
『ルイゾン』の剣が青山の足に当たり、弾く。
下村は体を逸らすが足は顎を掠めた。
と、同時。
銛が下村の手から離れ、青山の顔に向かう。
しかし、体がそらされた影響で狙った位置には届かなかった。
青山の左頬を引き裂く。
まともに喰らえば致命傷も有り得る一撃だろう。
キンッ
消化器をが切断され、中の溶剤がぶちまけられる。
下村は顔を庇ってそれを受けた。
「魚は……既に……足に」
下村の服から飛び出す生物たち。
ピラニアによく似た顔だ。
当然、その獰猛さは折り紙付き。
そして、青山のズボンの裾、内側で何かが蠢いている。
「お前の足ごと、切ってみるか……?」
91
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/16(木) 18:47:23
>>90
「刺し身はあとでやるさっ!」
呼吸云々はフェイク。
消火剤をぶちまける本当の狙いは『煙幕』だ。
ボンベ部分から直接爆散した消火剤はノズルによる指向性を持たず周囲に広がる。
それにより視界を遮るとともに、『照明の光も遮る』。
振り上げた剣を即座に下村(がいるはずの場所)に向けて躊躇なく振り下ろす。
その際、手に持った半分だけの消火器を再度切断することで一瞬スBに加速し、わずかでも下村への到達時間を早める。
下村は煙幕があるうえに顔を隠しているためこちらの動きは見えない。
素早く横に避けるという行動はまず取らないだろう(そもそも素早い移動ができなさそうだ)し、銛と紐を残したまま沈んで逃げるというのも考えにくい。
紐の巻取りを利用した移動を行う可能性もあるが、移動先になる銛はもともと青山の頭を狙っていた以上、ほぼ剣の軌道と重なり自分から突っ込む形になるはず。
92
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/16(木) 20:05:25
>>90
「『手先』は抑えた」
負傷の程度を確認し、
動くのに支障が無いかどうかを確かめる。
それから最初に見つけた『案内板』に近付き、
『アヴィーチー』で剥ぎ取る。
確保した『案内板』を左手で掴み、周囲を見渡す。
下村が『ビヨンド・ザ・シー』を握っている以上、
まだ伏兵を隠している可能性もある。
何も見当たらなければ、青山の方へ歩いて行く。
「――次は『頭』だ」
93
:
『演目-海行かば』
:2020/07/17(金) 02:42:18
>>91
(青山)
ブチリ、と青山の足首に衝撃が走る。
喰われた。
左足の肉だ。
そして、ピラニアたちが足に飛び掛る。
足に牙が突き刺さるが、青山は行動する。
下村の体が浮き上がった(スB)
しかし、それでも下村頭を狙って刀を下ろしていることに変わりはない。
ただ、問題があるとすればその速度を見誤っていたことだろうか。
確かに『ルイゾン』は敵を切断した。
しかしそれは彼の右腕だ。
消化器を斬るためにできた一瞬の隙、そこに割り込む下村の右腕。
切断。
そして落下。
前腕を切られ、そのまま床に触れた下村が沈む。
>>92
宗像は『アヴィーチー』に案内板をはぎ取らせる。
青山の方を見れば銛の尻に付けられた紐に引っ張られて上昇する下村(スB)の右腕を『ルイゾン』が切断したところだった。
下村はそのまま落ちて床に沈んだ。
……床にはピラニアめいた生物たちがおり、それらが青山の足に噛み付いていた。
残りは宗像の様子を伺っている
94
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/17(金) 18:53:11
>>93
下村は片腕を失った。
俺が奴なら、戦いを長引かせず、短期決着を優先する。
『ピラニア』に構っている隙に青山を狙うか。
あるいは、俺が青山に近付いた所を襲って来るか。
どちらかの可能性が高いと判断する。
「『足』が残っているのは幸いだ」
青山の足に食らい付いた『ピラニア』を一瞥し、
一歩ずつ近付いて行く。
様子を窺っている連中を俺の方へ誘導し、
飛んで来た瞬間に『案内板』を盾にして牙を受け止める。
同時に周囲を警戒し、下村の奇襲に備える。
俺の死角から仕掛けて来たとしても青山には見える。
その瞬間に合図を貰えれば、『致命傷』は避けられるだろう。
95
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/17(金) 20:19:07
>>93
「チィ……外れかッ!
頭を唐竹割りするつもりだったんだがな!」
足に噛み付いているピラニアを切断する。
もちろん自分の足まで切る気はないので、足と平行にスライス。
落ちた下村の右腕はどうなっている?
96
:
『演目-海行かば』
:2020/07/18(土) 21:03:38
>>94
(宗像PC)
>>95
(青山PC)
青山はピラニアを切断し、宗像はピラニアの牙を案内板で受ける。
青山の足からは血が流れている。
移動に問題を抱えることになったが敵も大きなものを失った。
右腕は床に落ちたまま動かない。
……当然とも言えることだが。
地面に水たまりが広がる。
二人の間に生まれたそれは徐々に大きくなり、その底に影を産む。
突然、水たまりから水しぶきが上がる。
水たまりから何かが飛び出したのだ。
ーーー鮫だ。
ホオジロザメ、その大きさは6m近くあるだろうか。
壁のように二人の間に寝そべっている。
そして、その体から爬虫類めいた手足を出現させる。
97
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/19(日) 08:04:29
>>96
「ほれ、餌だ。
よく噛んで食えよっ」
手足が生えるのに合わせて下村の右腕をサメの口元に向けて弾き飛ばす。
水から出た状態で血の匂いを嗅げるのかはわからないが、肉を目の前に差し出されれば本能的に食らいつく可能性は高い。
そして手足が生えたということは身体と床の間に空間ができたということ。
餌に気を取られているあいだにその隙間に剣を差し込み、下から上へ両断する。
98
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/19(日) 12:26:16
>>96
「『陸に上がった鮫』か」
『ピラニア』が食らい付いている『案内板』を手放す。
床に落ちた『案内板』の上から、
自分自身と重ねた『アヴィーチー』で踏み付けて、
『ピラニア』を押し潰す。
出現の仕方や四肢が生えた所から見て、
『ホオジロザメ』は『ビヨンド・ザ・シー』の一部だろう。
攻撃を加えても下村に影響は無い。
だが、無視する事が出来ない以上、相手にならざるを得ない。
「――来い」
下村は姿を消している。
『ホオジロザメ』に対処している瞬間を狙って、
奴が出て来る事は予想出来る。
そのタイミングは、こちらにとっても攻撃のチャンスだ。
99
:
『演目-海行かば』
:2020/07/19(日) 23:40:29
>>97
(青山PC)
>>98
(宗像PC)
サメに向かい、下村の右腕を弾き飛ばそうとする青山。
しかし、サメの行動はそれよりも速かった(スB)
弾かれるよりも早く振り返る。
尾がピラニアを押しつぶした宗像と『アヴィーチー』に向けられる。
サメの視線は青山の方へ。
まだ、剣を刺し込めてはいない。
ただこれだけの大きさのサメを一気に切るのは切断力的には問題ないがサイズ的に難しいかもしれないが。
100
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/20(月) 02:21:22
>>99
「何処かで見た覚えがあるな」
『アヴィーチー』を自分自身と重ねている今、
俺の足も『案内板』の上にある。
『ホオジロザメ』の視線が外れた直後、
もう片方の『アヴィーチーの足』で床を思い切り蹴る。
ぶち撒けられた『消化剤』で床は濡れている状態だろう。
通常よりも滑りやすくなっている筈だ。
『案内板』に乗る事で更に『摩擦(
>>98
)』を減らし、
床の上を勢い良く『滑走』する。
『アヴィーチー』の超人的なパワーで蹴れば、
加速力は十分に得られると判断する。
限界まで姿勢を下げて『尾の下』を通過し、
擦れ違う瞬間に『四肢の一本』を叩き斬る事が、
『現時点の狙い』だ。
「『イフ・6・ワズ・9』だったか――」
下村は必ず出て来る。
『大物』を出したのは、恐らく『布石』だ。
ここで仕掛けて来ない筈が無い。
「――『その動き』は警戒に値する」
『妖甘』と『道具屋』を相手にした『親善試合』の記憶が、
脳裏に甦る。
最後の場面で、『道具屋』は『指先』を俺に向け、
『排熱』による『熱線』を放った。
こちらに向けられた『尾の先』が、その光景を思い起こさせ、
直感的に『危険』を感じた。
この『滑走』は『それ』に対する回避も兼ねている。
『勘』が当たった時は、『狙い』を変更するつもりだ。
101
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/20(月) 20:59:35
>>99
「チッ、でかいくせに素早いな」
切り刻まれて1/3ぐらいに小さくなった元・消火器をサメの目に向けて弾く。
手に持っているから落ちている右腕を飛ばすよりは早いだろう。
飛ばしたら剣は前に構えて、サメの攻撃への盾として備えておく。
サメの足の大きさ・長さはどれくらいか?
『足で青山を押さえ付けて噛み付く』というようなことはできそうか?
102
:
『演目-海行かば』
:2020/07/20(月) 23:12:53
>>100
(宗像PC)
案内板の上に乗り、『アヴィーチー』の膂力で滑走する。
尾をかわし、そのまま四肢を狙う。
宗像が尾の下をくぐるその瞬間。
ずっ……
すれ違いざまのことだった。
サメの尾から銛が飛び出し、宗像の左肩を抉る。
深々と突き刺さり、宗像を引っ張った。
サメの尾からロープが伸びる。
下村の潜伏先はサメの中(
>>99
)だった
103
:
『演目-海行かば』
:2020/07/20(月) 23:24:35
>>100
(宗像PC)
案内板の上に乗り、『アヴィーチー』の膂力で滑走する。
尾をかわし、そのまま四肢を狙う。
宗像が尾の下をくぐるその瞬間。
ずっ……
すれ違いざまのことだった。
サメの尾から銛が飛び出し、宗像の左肩を抉る。
滑走という動きの都合上、観察の時間が足りなかったらしい。
深々と突き刺さり、宗像を引っ張った。
サメの尾からロープが伸びる。
下村の潜伏先はサメの中(
>>99
メ欄)だった。
宗像の体が後方に引っ張られる。
ロープが巻き取られる。
>>101
(青山PC)
消火器はサメの前に飛ばされた。
サメの顔は青山に向いている。
生えている足は長さ1mほど、太さは全経2mほどだろうか。
押さえつけて噛みつくのは体の構造的に難しいかもしれない。
104
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/21(火) 01:55:31
>>103
「『道具屋』に救われたか――」
『銛』は食らったが、『勘』は当たった。
全く警戒していなければ、
今の一撃が致命傷になっていた可能性もある。
『即死』さえ防げれば問題は無い。
「次に会った時に『俺の能力』を教えると言ったな」
『アヴィーチー』の左腕で『ロープ』を掴み、力を込めて引く。
両腕が残っているなら力負けする事も有り得るが、
敵は片腕を失っている。
パワーは完全に互角の状態だろう。
同じ力で拮抗すれば『巻き取り』は止まる。
そして、『銛』と繋がっている『ロープ』の先には奴がいる。
「――『復讐』だ」
『アヴィーチー』の能力を発動し、『ノコギリザメ』を切り離す。
標的は、自ら仕掛けてきた『下村(
>>100
)』だ。
『ロープ』を掴み続ける事で位置を固定し、確実に命中させる。
105
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/21(火) 19:07:46
>>103
「正面から戦うのは得策じゃねえな……ってわけでよォ!」
床を弾いて上に飛び、さらに天井を弾いてサメの上に乗っかる。
サメは足の構造上、上からの攻撃にはほぼ無力だろう。
駅の通路は6mもの大きさのサメが動き回るには狭く回避も難しいはず。
106
:
『演目-海行かば』
:2020/07/21(火) 21:46:55
>>104
(宗像PC)
『AVIIIII!!!』
『ササレタッ! ササレタッ!』
ノコギリザメが切り離される。
一呼吸の間を置いて下村に向かう……はずである。
しかし、ノコギリザメは尾へと飛ばない。
下村が尾の中に潜んでいるため、敵を完全に感知できていないのだ。
敵が投擲という手段を取ったのが功を奏しているらしい。
下村の匂いがするらしいロープに警戒を示しているが、それだけでは不十分なのだろう。
あと一手、詰めまでの距離がある。
>>105
(青山PC)
二度の弾き。
青山の体は突進しようとするサメの上に乗った。
的が大きかったので問題なく乗れている。
背びれが目の前だ。
青山の目はサメの体を見つめる。
サメの尾から伸びるロープ。
その先の銛が宗像の身体に突き刺さっている。
ロープを引っ張り合い、力は拮抗しているようだ。
107
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/22(水) 13:47:12
>>106
「『自分自身』の事は意外に分からない物だな」
「――世話の焼ける奴だ」
『ノコギリザメ』が賢くないのは知っていたが、
『嗅覚の鋭さ』を信用して放った。
しかし、どうやら反応が鈍いらしい。
今まで『生物の体内に潜んでいる相手』を狙った事は無かった。
それを実行した場合どうなるかまでは予想の範囲外だ。
『目的』を果たす為には、奴を白日の下に晒す必要がある。
「下村を表に出して貰えないか」
青山に呼び掛けながら、『ロープ』を掴み続ける。
この場からは動けないが、それは下村も同じだ。
今の俺に出来るのは、
こうして奴の動きを制限しておく事ぐらいだろう。
「そこから引き摺り出せば、俺の『右腕』が仕留める」
108
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/22(水) 20:38:26
>>106
「オーケイ、任せとけ!」
ロープから下村の位置にあたりをつけ、自身の体で陰を作って剣でサメを捌く。
もしかしたら『中身』ごと切ってしまうかもしれないがそれはそれで。
109
:
『演目-海行かば』
:2020/07/23(木) 09:42:32
>>107
(宗像PC)
>>108
(青山PC)
キィンッ
青山の体が作り出す影。
サメはそれがどんな効果を産むのかを知らない。
突き立てられる刃。
貫通。
「あぁ……そうだ。中務。奴らの能力は伝えた通り……」
潜伏先を失った下村の体が宙に投げ出される。
切断された右腕にはロープが巻かれ、圧迫による止血が施されている。
肩と耳でスマートフォンを挟み込み、誰かと会話しているようだ。
「俺は先に上がらせてもらう」
受け身も取れずに落ちる下村。
そして、ノコギリザメはすでに敵を捉えている。
『AVIIIIICIIIIIIII!!!!』
衝突。
肩に食らいつくような一撃。
辺り一面に血の海を作っていく。
「……中務……なか、つ……かさ……」
下村は仰向けに倒れ、そのまま起き上がってこなかった。
と、同時。
手足の生えたサメも消えてしまった。
110
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/23(木) 17:12:13
>>109
『エクリプス残党』の五十嵐は、
『ノコギリザメ』が胴体を貫通しても即死しなかった。
あるいは下村も息が残るかと思ったが、
そうはならなかったようだ。
恐らく、片腕を切り落とされたダメージが大きかったか。
「お前の『行き先』は一つしか無い」
俺も、いずれは同じ場所に行く。
早いか遅いかの違いだけだ。
そこには俺が殺した五十嵐もいるだろう。
「――先に向こうで待っていろ」
一つは済んだが、まだ仕事が残っている。
『白い本』を処分しなければならない。
周囲を見渡して、近くに無いか探す。
「奴も『自分の仕事』は終えたようだな」
俺と青山の『能力』を伝えられた。
今後、下村の仲間と戦う事があれば、こちらが不利になる。
だが、知られてしまった物は仕方が無い。
111
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/23(木) 18:36:12
>>109
「成☆敗!
悪は正義に勝てねえんだぜ」
下村のスマホを拾って連絡先の名前とついでに番号をメモっておこう。
どうやら仲間がいるようだからな。
112
:
『演目-海行かば』
:2020/07/24(金) 09:53:26
>>110
(宗像PC)
>>111
(青山PC)
宗像はかつての戦いのことを思い出していた。
本来であれば右腕を失った時点で失血死などの可能性があった。
ロープの止血があってやっとという所だったのだろう。
宗像の言葉に下村が返事を返すことないが。
一方の青山は下村のスマートフォンを手に取る。
まだ通話は続いているらしい。
登録された名前は中務真尋。
落下した衝撃のせいだろうかスピーカー機能がオンになっている。
『あ��ダメダメ。仕事用のスマホには私の番号しかないぞ。こっちの情報掴もうとしても無理。その番号もトバシのだし』
女の声だった。
『無理無理無理。やめなやめな。振りじゃなくてマ・ジ・で』
徐々に音が歪み始める。
エフェクトをかけたような音に声が変わっていく。
『やめなやめなやめなやめな』
『無理無理無理無理無理無理無理無理』
113
:
『演目-海行かば』
:2020/07/24(金) 09:57:11
『白い本』は下村の懐にあった。
ノコギリザメの一撃の巻き添えを食って破壊されたらしい
114
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/24(金) 18:25:19
>>112-113
「――これで『二つ目』も済んだ」
『妖甘』と『道具屋』に依頼された仕事は全て果たした。
この場から引き上げて二人に報告すれば『完了』だ。
もうじき彼らの方から連絡を取ってくる頃合だろう。
「『電話越し』に何かする気か?」
聞こえてきた異音が、
『藤原しおん』の『ウィスパーズ』を想起させる。
以前の仕事では、
『携帯電話を通した音の攻撃』で手を貸して貰った。
それと似たような事をしてくる可能性は否定出来ない。
念の為に『アヴィーチー』を正面に立たせて防御の体勢を取る。
『エクリプス』相手に用心し過ぎる事は無い。
115
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/24(金) 20:05:51
>>112
「ちぇっ、用心深いな。
やられ役はもっと間抜けであるべきだろ」
通話を切る。
116
:
『演目-海行かば』
:2020/07/24(金) 21:03:56
>>114
(宗像PC)
>>115
(青山PC)
『へぇ』
通話を切った。
青山の手は確かに通話を終了する赤い部分に触れた。
なのに、まだ音が流れる。
『電話越しに何かっていうか、空間越しか?』
ぐるりと世界が回る。
二人の周囲の空間が回っているのだ。
まるでコーヒーカップの中にいるかのように。
ゲラゲラゲラゲラ
『あはははははははは!』
ゲラゲラ
ゲラゲラ
ゲラゲラ
『豁サ繧薙〒繧りィア縺輔↑縺?&繧医≧縺ェ繧峨&繧医≧縺ェ繧画ョコ縺呎ョコ縺呎ョコ縺吶ワ繝ゥ繝ッ繧ソ縺カ縺。縺セ縺代m』
117
:
『演目-海行かば』
:2020/07/24(金) 21:04:16
ぶつり
118
:
『演目-海行かば』
:2020/07/24(金) 21:20:22
二人は気付けば移動していた。
それは初めに来た場所。
和国姉弟の拠点。
道具屋:「……お疲れ様です。なんとか……」
119
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/24(金) 21:43:55
>>116-118
『電話越しの攻撃』を警戒していたが、
それ以上の物だったらしい。
何か『得体の知れない能力』の片鱗を感じた。
分かった事は、それだけだ。
「――ああ、どうにか片付いた」
そろそろ呼ばれる頃だと思っていた。
あの直後に『中務』の攻撃を食らっていた可能性もある。
それを考えると良いタイミングだったと言えるだろう。
「『中務真尋』という名前に心当たりは無いか?」
120
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/24(金) 23:12:20
>>116-118
「……お、おお?
なんだ最後の……」
なんだかよくわからないうちに帰ってきたようだ。
121
:
『演目-海行かば』
:2020/07/26(日) 04:29:34
>>119
(宗像PC)
>>120
(青山PC)
玄:「……スタンド攻撃を受ける前に割り込んでお二人を回収しました」
「何が起きるかは分かりませんが、仕掛けてくる以上は無理に受ける必要もありませんから……」
和装:「中務真尋? 知らねぇな。中務ってのはそんなにありふれた名字でもないし、探せば見つかるかもな」
道具屋も妖甘も知らないらしい。
道具屋:「……今回はお手数をおかけしました。白い本はどうなりましたか? 破棄か回収ができたのならそれで大乗ですが……」
122
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/26(日) 14:42:16
>>121
「『下村右京』の仲間だ。
俺達の能力は、そいつに伝わった」
下村の仲間が一人とは限らない。
『中務真尋』の他にも存在する可能性は十分に有り得る。
当然、その場合は全員に伝達される事になるだろう。
「『白い本』は下村と同時に始末した。
『手足の生えた魚』を呼び出すスタンドが生まれていたようだ。
奴の言葉を借りるなら、『シルル紀』のような能力らしい」
『ウツボ』も『ピラニア』も『サメ』も全て魚類だ。
水中の生物に四肢を与えて陸上に進出させる。
それが『ビヨンド・ザ・シー』の能力だったと見て良い。
「破壊した証拠は持ち帰っていないが、
今後『同じ本』による被害が出ない事は保証する」
「それが一応の証明になるだろう」
123
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/26(日) 19:16:06
>>121
「スマホを敵に奪われることも想定してたみたいで結構用心深そうだったぜ。
規模はわからねえけどそれなりに組織だってるのかも」
124
:
『演目-海行かば』
:2020/07/27(月) 00:58:59
>>122
(宗像PC)
>>123
(青山PC)
玄:「なるほど……そうですか……」
「承知しました……やはり白い本は回収か破壊します。放置していいものでは無い」
和装:「……それと下村の仲間たちもな。エクリプス残党のグループはあそこだけじゃない」
宗像と青山の言葉に和国姉弟が言葉を返す。
玄:「とにかく……今日はお疲れ様でした。また、お願いすることがあるかめしれませんが……」
2人が頭を下げた。
125
:
宗像征爾『アヴィーチー』
:2020/07/27(月) 15:19:57
>>124
「『先』は長そうだな」
『エクリプス』に関わる複数の集団が存在する。
下村右京は危険な男だったが、
全体から見れば氷山の一角に過ぎない。
全ての勢力を潰すのは骨が折れる仕事だろう。
「また人手が必要な時は呼んでくれ」
「君にも助けられた」
「――感謝する」
『妖甘』と『道具屋』に向けて一礼する。
それから青山に向き直り、同じように頭を下げる。
『道具屋』に預けていた物を引き取ったら、
やるべき事は終わりだ。
126
:
青山 流星『ルイゾン』
:2020/07/27(月) 20:26:37
>>124-125
「正義は悪には負けねーって決まってんのよ。
最初から勝つことがわかってる戦いなんて楽なもんさ。
宗像さんもお疲れさんっ!」
適当に手をひらひらして挨拶。
127
:
『演目-海行かば』
:2020/07/29(水) 20:57:21
>>125
(宗像PC)
>>126
(青山PC)
玄:「いえ、助けられたのかこちらの方で……」
「身動きが取れない身ですから」
「それと……これはお返しします」
『道具屋』に渡した宗像の私物は帰ってきた。
和装:「おう、お疲れさん。また頼むぜ、正義の味方さん」
手を振る青山に『妖甘』が手を振り返す。
ゆっくりと床が崩れていく。
……二人は日常へと戻っていく。
多少の問題は抱えながらも、だ。
その後、二人は自宅の郵便受けに封筒が入っているのを確認する。
宛名は和国姉弟。中には報酬が入っていた。
宗像征爾『アヴィーチー』→『左肩刺傷』『左肩筋断裂』『全身に噛み傷』
『全治七ヶ月』『80万獲得』
青山 流星『ルイゾン』→『右脚筋断裂』『全治四ヶ月』『80万獲得』
128
:
『演目-海行かば』
:2020/08/07(金) 22:48:09
「うわ、マジで死んでるじゃん。何したらこんなになるんだ?」
途端のガレージ内に影が三つ。
一人は死んでいる。
下村右京だ。
「ヤバいっスね。ちゃんと死んでら。後で埋めてきますね」
「そうだなぁ。ま、残してくれた情報は大事に使うとするか」
――――まだ、終わらない。
下村右京『スローダイヴ』→死亡
白い本『ビヨンド・ザ・シー』→破壊
129
:
『演目-海行かば』
:2020/08/07(金) 22:48:30
★氏名―下村右京
★スタンド―『スローダイヴ』
★性別―男 ★年齢―24 ★血液型―AB
★うお座生まれ ★髪の色―茶 ★瞳の色―黒
★趣味―釣り ★身長―170cm
★好きな映画―ジョーズ ★好きな色―白
★性格―物静かで口数が少ない。
★外見―一本結びにした茶髪。
いつも長袖を着ている。
★備考―劇団Glorious団員。
エクリプスにいた頃はゲリラ的にスタンド使いを襲ったりしていた。
団長の中務に対して信頼を置いており、彼女にも信頼を置かれている。
生まれつき血に対して強い執着を持っている。
【劇団Glorious団員/役者】下村右京のスタンド。
サメの背鰭を模した銛。
持ち手側の端に紐が着いており、紐が体に触れている限り自由に操作できる。
紐は輪の形にして手首に繋いでいる。
銛そのものか紐を持っている間、スタンド・本体共に物体の中に潜行し、好きなタイミングで地表上に射出できる。
『スローダイヴ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(10m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D
130
:
『演目-海行かば』
:2020/08/07(金) 22:49:07
【演目名-海行かば】
白い本から発現したスタンド。
本の所持者から四角形に広がる海水のヴィジョン。
満ち引きするように、海水は1〜3mの範囲に広がる。
能力は陸上進出。
海水の下に発現した海洋生物たちは陸地に向かって進み、陸に触れた瞬間に手足を発現する。
『ビヨンド・ザ・シー』
破壊力:- スピード:- 射程距離:D
持続力:C 精密動作性:- 成長性:-
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