- 1 :名無しさん@着ぐるみすと :2020/05/13(水) 13:07:57
- 【ルール】
■執筆者以外の人はsage進行でお願いします。 ■あなたが作ったオリジナルの文章を募集します。 ■長い文章は何回かに分けて連載してください。(何話でも可) ■1回の投稿では30行以内で書いてください。 ■執筆者は識別の為、名前欄には『必ず』ペンネームとトリップを入れてください。 ■1度使ったトリップは変えないでください。 ■題材が着ぐるみならどんな内容でもOKです。(アダルト可) ■文章を読んだ人はこのスレに感想を書いてください。(任意) ■関連・過去スレは>>2-10の辺りに記載します。
- 229 :ココナッツの千夏 :2024/09/08(日) 17:57:52
- 「行ってくる。」
俺はソファに寝転がる妹の千夏に挨拶する。 「・・・・・」 千夏は無言で目も合わせない。 実は昨晩、俺たち兄妹は喧嘩をした。理由は千夏の朝帰り。 本人はコンビニのバイトと説明していたが、そのコンビニで働いていないことが偶然分かった。 改めて本人に聞くと話をはぐらかし始めた。 夜中のバイトで誰にも教えたくないとなると危ない仕事をどうしてもイメージしてしまう。 それで気付けば喧嘩に発展していた。
午前中は会議のための書類やデータ作成に追われ、午後からは後輩と共に外回り。 忙しい一日を終えた俺は定時で帰ろうかと思ったとき、先輩から飲みに誘われる。 正直今帰っても千夏と微妙な空気になることを想像した俺は先輩の誘いを受けた。 一次会は普通の居酒屋、二次会はキャバクラのような店だった。
そして三次会の店に訪れた。 「この店は特殊でさ。アンドロイドが対応してくれるんだ。」 先輩が鼻高々と話す。 「え?アンドロイドですか?」 この時代、科学が進歩しているとはいえアンドロイドは普及していない。 よくて料理を運ぶ輸送型のロボットだ。 「の設定な。当然中の人はいるよ。だけどSFチックというか近未来のようなリアルなフォルムで驚くぞ。」 「へぇ~・・・・。」 期待と不安の混じった感情で店に入る。
『いらっしゃいませ~♡』 女性型のアンドロイドが出迎える。 体のラインが出るぴっちりとしたスーツを着ているが、アーマーのような物がそれぞれの体の部位についている。 例えるなら戦隊ものの着ぐるみに近いかも知れない。 しかしリアルな造形で安っぽく見えない。装甲の繋ぎ目がキレイな所やマスクの首元の隙間が無くて機械的な少女の頭が被り物に見えず本当の頭に見える。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 230 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/09/08(日) 23:26:41
- 期待してます!
- 231 :ココナッツの千夏 :2024/09/09(月) 23:04:57
- ココナッツの姿は丸みのあるフォルムで、コレといった特徴はないが幼さと可愛さが共存している。
『みんな~!来てくれてありがと~!』 観客から歓声があがる。 「すごい人気ですね。」 俺は驚く。 「この後の歌と踊りのパフォーマンスもすごいぞ。」 先輩がグラス片手に自慢してくる。
『それでは、お聴きください。ラブメモリー!』 音楽がかかりココナッツが歌い始める。ポップでエレクトロな曲。 ココナッツは歌いながら観客に向けて合図するようにステージを右に左に、そして振り付けの踊りをする。 「...なんか、凄くないですか?メタ的なことを言えば着ぐるみ着て踊ってますよね、あれ。」 クルっと回ったり、片足上げたりと本物のアイドルがやる振り付けで踊っている。 そして1曲目が終わる。
『ハァ…ハァ…フー!ちょっと初めから飛ばしすぎたかな?処理速度が落ちたかも~。』 ココナッツがガックリとする。観客席からは笑いが起こる。 「...やっぱり大変なんだ。」 『だけど私頑張る!!続いて2曲目は~、サイバーガールです!』 2曲目はあまりその場から動かないが振り付けはある。 マイク片手に身振り手振りでパフォーマンスする。 しかし疲れたような素振りも見せず疲れ知らずのアンドロイドに徹している。
(このココナッツの中の人は相当な覚悟と意地でやっている。こんなことを考えるのは野暮かもしれないけど、どんな人か気になる。) 頭の中でココナッツを感心する。
『~♪...てことで、はい。サイバーガールでした~。』 拍手と歓声に包まれる。ココナッツは恥ずかしそうに会釈する。 『みんなの声援が私のエネルギー源です!本当にありがとー!!』 より一層歓声があがる。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 232 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/09/10(火) 23:40:21
- 支援
- 233 :ココナッツの千夏 :2024/09/14(土) 15:31:11
- 酒に酔った数人の客がステージ上に上がっていた。
「どうせ口パクだろぉ?」 酩酊した一人の男がココナッツに絡む。 『え?あの、』 ココナッツはどうしたらいいのか分からず固まる。 ステージ裏からバニー型アンドロイドのバニーが急いで出てくる。 『お客様。ほかのお客様に迷惑が掛かりますので席にお戻りを。』 バニーは男とココナッツの間に割り込み、冷静に丁寧に対応する。 しかし二人目の男が近づくとバニーに抱き着く。 『ひゃッ!お客様!?』 「いいケツしてるじゃねぇか。アンドロイドのくせによ。」 バニーのお尻をいやらしく触る 『ちょ、やめて!』 それと並行してココナッツにも魔の手が迫る。 「口パクじゃねぇなら証明しろよ。例えばそのマスクを外してよぉ」 嫌がるココナッツに対して男はココナッツのマスクを剥がそうとする。 『やめてっ!お願い!』 何とか逃げようとするが男の力が強く抜け出せない。
それを見ていた俺とクロ。 『あいつらっ!・・・え?』 クロが走り出す。だが俺がクロを追い抜いて走る。 「てめーら!!離れろやぁぁ!!」 まず最初にバニーに抱き着いていた男の顔面にパンチを叩き込む。男は鼻血を出しながら吹き飛ぶ。 そのまま減速せずにココナッツに馬乗りになっている男にタックルする。 「うわあぁ!なんだお前!?」 男は突然のことに恐怖する。 「それはこっちのセリフだ!よくもライブの邪魔を!」 暴れる男を羽交い絞めにする。 「千な...、ココナッツ!今だ、逃げろ!早く!!」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 234 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/09/23(月) 10:20:02
- まちきれん
- 235 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/10/07(月) 13:26:42
- まだか!まだかと止まらない
- 236 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/10/22(火) 22:21:35
- お待ちしております…
- 237 :ハロウィンの裏で :2024/10/26(土) 13:41:46
- ハロウィン。年一度の仮装パーティー。
街に行けばイベントで集まった仮装した参加者達がそこかしこにいる。 その中での出来事…。
「わぁ。みんなすごいね。」 人混みの中を青年は彼女と思しき人物の手を引っ張りながら掻き分けていく。 青年は簡単な悪魔の角のカチューシャだけを付けている。 それに対して彼女は頭にカボチャのヘルメットを被って、首から下は白い布を垂らしたようにしている。 「フフ。抵抗しても無駄だよ。この人混みの中じゃ誰も君の声なんか聞こえないし。それに…」 カボチャのヘルメットに顔を近づける。 「喋れないから助けなんて呼べないよ?」 青年は不敵に笑う。 「でも、逃げてもいいんだよ?だけどその時は…。」 垂れている白い布を少しだけ開く。彼女は嫌がるように身体を捩らせる。 「だよね〜。この下にある物を見られたくないよね〜?それに外すには僕の持ってる鍵じゃないと駄目だし。」
傍から見ればジャックオランタンの仮装に見えるが、問題はその中身。 それは黒いラバースーツを着させられた彼女がガチガチに拘束具で拘束されている。 革製のハーネスは彼女の身体に食い込み、歩くたびに軋んで締め付けていく。股に食い込んだベルトも動くたびに刺激する責具になっている。 両腕は後ろで拘束しベルトで固定されている。外から見える腕に見える物はダミー。 底に重りがついた厚底のブーツは脱げないように3本のベルトで固定されている。これを履かされての歩行は苦痛以外何でもない。 頭には黒い全頭マスクを被せられ、舌を固定する開口具を挿入されている。口から呼吸は出来るが舌を押さえつけられているため話すことは不可能。そして人間というのは舌を強く押さえつけられるとうめき声を上げれても大声は出せないのである。 今夜はハロウィン。ゾンビのマネをする輩がいるおかげで彼女がうめき声を上げても誰も気にしない。 今もうめき声を上げて助けを求めようとしているが、振り向く人はいるものの、格好とハロウィンであることを思い出してみんな笑顔で去っていく。 「残念だったな〜。今のおばあちゃん心配そうに見てたぞ。」 不敵に笑う。 「だから言ったろ?無駄だって。…じゃあ勝手に声上げた罰を与えなきゃな。」 ポケットに入れていたコントローラーの電源を入れる。 ジャックオランタンはピクリと揺れる。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 238 :名無しさん@着ぐるみすと :2024/10/27(日) 16:47:01
- 乙
全部読む
最新50
1-100
メール受信
掲示板トップ
リロード
|