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616：在カイロ　スルタンホテル　塾長まる。：2010/12/06(月) 17:03:20 ID:YMIk6oXs: http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html

エジプト人民議会選挙、今日決選投票
2010年12月05日付　Al-Ahram紙

■283議席をかけて本日再投票

2010年12月05日付『アル＝アハラーム』紙（エジプト）HP1面

【カイロ：ナハール・シュクリー、イサーム・ムライギー、サミール・アッ＝サイイド、サミーラ・アリー・アイヤード、アリー・ムハンマド・アリー】

本日行われる人民議会選挙の決選投票に、無所属および各党所属の候補者566名が挑む。一回目の本選挙は先週の日曜日に行われ、508の全議席のうち、221議席が埋まった。本日の決選投票で候補者達は283議席をめぐって争うことになる。

最高選挙委員会のアブドゥルアジーズ・オマル委員長は再投票に臨む有権者に対し、議会における自分たちの代表を選ぶという憲法上の権利を行使するよう強く求め、次のように述べた。「再投票は166選挙区の3万2792箇所の投票所で283議席をめぐって行われ、国民民主党の候補者383名と、非合法組織［＝ムスリム同胞団］所属の27人を含む無所属候補者167名、各政党からの候補者16名が立つ。政党からの立候補者の内訳は、ワフド党9名、国民進歩統一党（タガンムウ）党6名、サラーム党1名となっている。また、本日争われる283議席のうち、269議席が通常の議席で、14議席が女性専用議席である」「各投票所で投票を監督する裁判官の数は、全国で1494名に上る予定である」。

173の通常議席と48の女性専用議席を合わせ、221議席が決まった第一回の本選挙では、209議席で国民民主党が勝利し、7議席を無所属、5議席を野党勢力が獲得する結果となった。野党勢力の内訳は、ワフド党が2議席、ガド党、国民進歩統一党、社会公正党の各党が１議席ずつとなっている。

最高選挙委員会は、全ての立候補者とその支持者に対して、決選投票の間、決して違法行為をせず、暴力に訴えることのないように警告した。１回目の本選挙でほとんどの議席を獲得した国民民主党からの候補者は決選投票において、大半の選挙区で、残りの議席の大半を、同じ党の候補者同士で争うことになる。

国民民主党のサフワト・アッ＝シャリーフ幹事長は、同党は本日の決選投票でおそらく113議席を上積みできるであろうと表明した。それは多くの選挙区で国民民主党からの立候補者同士を競わせることに成功した『オープン選挙区』計画のおかげであるという。シャリーフ幹事長は、今日の決選投票でも同党の候補者に、『動員』と名付けられたこの計画を適用し続けることを確認した。

またハビーブ・アル＝アーディリー内務大臣は補佐官を集めた会合を開き、決選投票中の暴動行為に対して厳しい対応をしていくことと、開票作業が終わるまで投票所の外部監視を強化することを強調した。

各投票所の責任者は昨日すでに治安局から有権者リストを受け取っており、投票箱も各投票所に搬送され、厳重に管理されている。

また、ワフド党は再投票を棄権すると党議決定したにもかかわらず、同党からの候補者9名のうち8名が決選投票に出ることが確定事項となった。

（中略）

また一方で非合法組織［＝ムスリム同胞団］の幹部8名が、ヌズハ選挙区から擁立していた前職の議員、マグディー・アーシュール氏を誘拐し、アインシャムスにある自宅から連れ去った。アーシュール氏はギスル・スウェイスにある同胞団系議会内会派の事務所に閉じ込められ、決選投票に参加しないよう脅迫された。誘拐したのは同胞団の民兵組織で、アーシュール氏が同胞団とたもとを分かって決選投票に出ると表明し、同胞団に逆らって指導部の決定にも従わないとしたために、こうした行動に出たものである。アーシュール氏は同胞団に対する被害届を起草し、併せて自身の選挙キャンペーンを継続するよう、弟とおいに伝えた後にアレキサンドリアに連れて行かれたが、そこで治安機関に発見されて解放され、誘拐犯3名も逮捕された。

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