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☆☆ エジプト カイロ観光 総合情報スレ ☆☆

480ま。:2010/05/31(月) 18:45:59 ID:2fCgnHYo
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100531/mds1005310733000-n1.htm


【音楽の政治学】エジプト大統領への礼賛歌 手術からの回復祝福に賛否
2010.5.31 07:31

5月、イタリアを訪問したムバラク大統領(右)=AP
 「シリーンは10年かけて築いた名声を、たった1曲で台無しにしてしまった」
 エジプトを代表する若き歌姫、シリーン・アブドルワッハーブ(29)が、3月にドイツで胆嚢(たんのう)摘出手術を受けたムバラク大統領(82)を賛美する歌を歌い、それについてファンクラブのホームページに書き込まれた非難のコメントだった。
 ♪父親の病よりも心が痛むことはない…病に苦しむあなたに父の影が重なる…この瞬間、あなたのもとに飛んでゆきたい…あなたは私たちの大統領、いつも私たちを気にかけてくれる。私たちの誇り…
 押しも押されもしない人気歌手がなぜ、こんな歯の浮くようなおべんちゃらを? 実に不思議な現象だと思ったが、こうした歌を発表したのはシリーンだけではなかった。
 過去10年以上にわたり全アルバムがヒットチャート1位を記録したといわれるエジプトのトップ歌手にしてアラブ音楽界のスーパースター、アムル・ディアブ(48)までが、ムバラク氏80歳の誕生日を祝った2年前の歌を手直しして、大統領の無事の帰国を祝ったのだ。
 30年近く権力の座にあるムバラク氏の人気は近年、急速に下降気味だ。特に、次男ガマール氏(46)への“権力世襲”のうわさに対する国民の拒絶感は根強い。民主化を求める声も高まっており、ネット上では、大統領を礼賛した歌手や作詞・作曲家のボイコットを呼びかける声もずいぶんと盛り上がった。
 シリーンは反響の大きさに驚いたのか、「情報相から大統領の回復を祝う歌の依頼があり、仕事として引き受けた」と述べ、個人的に権力者におもねる意図はなかったと釈明した。
 しかし、愛国歌ならともかく、大統領個人への礼賛の歌は、独裁や権威主義が幅をきかすアラブ世界でも、そう例はない。そもそも、人気商売のアムルやシリーンは、権力者に過度におもねることの危うさも十分に承知しているはずだ。
 ある作詞家は独立系日刊紙で次のように説明した。「ごく普通のエジプト人は、大統領の座が空席になることに強い不安を抱くものだ。表向き賛否両論はあろうが、大統領の存在が安心感を与えてくれているというのが深層心理だろう」
 なるほど、人気商売の側の視点としては分からなくもない。だが、後継者や後継体制を不透明なままにしている高齢の大統領に不測の事態が生じたら? 突きつけられている問いは、もっと深刻だ。(カイロ 村上大介)


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