しかし、農業相は化学薬品でブタを殺処理した点は否定している。また感染症対策担当局の責任者サベル・アブデル・アジズ・ガラル(Saber Abdel Aziz Galal)氏は「かけたのは消毒のための殺菌剤だ。埋める前にブタののどをかき切った」とAFPに反論した。AFPが独自に入手した写真では、ブタは開腹されていたがのどは切られていなかった。
カイロ・アズハル大学(Al-Azhar University)のイスラム教のファトワ(宗教令)委員会を率いるサリム・モハメド・サリム(Salim Mohammed Salim)師はAFPに、こうした方法で動物を殺害することは「イスラム教では厳しく禁じられている。その動物がブタであっても、なにであっても」と語った。(c)AFP/Alain Navarro