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20在住ニューヨーカー?:2010/03/11(木) 23:46:11 ID:OjbfIgH.0
■コダック



そして、イーストマン・コダックは、フィルムカメラの王者だった。
かつては市場をほとんど独占しており、40%近くの営業利益率を誇っていた時代もあった。
大きな基礎研究所を持ち、最も優秀な化学者や技術者が採用され、様々な基礎研究も行われていた。
MITの最大の寄付者のひとつでもあって、かの有名なMITのドームがある校舎は、コダックの寄付で建てられたものだそうだ。

ところが、1980年代から徐々に日本の富士フィルムに追われ、シェアを失っていく。
極めつけは、ソニーが開発して、日本勢がシェアのほとんどをもっているデジタルカメラだった。

たった10年の間に、デジタルカメラの世帯普及率は50%を越え、誰もフィルムカメラを買わなくなった。
コダックもデジタルカメラを開発したが、「フィルムと現像代で継続的に儲ける」ビジネスモデルから脱却できなかった。
デジタルカメラのような「機械の売り切り」ビジネスになじめなかった。
それで、技術はたくさんあったのに、組織の意識の変更をすることが出来ず、シェアを全く取れなかったのだ。

アメリカ人たちはコダックに対し、「コダックなんてもう死んだブランド(dead brand)だ」とか
「デジタルにいつまでも移行できない、終わった会社だ」という厳しい評価を下している。
ある講演会では、社長が呼ばれたのに、「コダックはデジタルを語る資格がない」といわれて講演を拒否されたことすらあった。
そういう評価に対して、コダックの社員たちが作ったビデオがこれ。

社長(本物ではない)が、「コダックだってデジタルをやってるんだ!」ということを主張してる。

http://www.youtube.com/watch?v=JYW49bsiP4k


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