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☆近畿百科☆ニュース その8

696よっさん ◆XxkTNAUYOc:2013/01/06(日) 00:21:12 ID:dEE7udmk0
iPS細胞 臨床応用本格化
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130105-OYO1T00271.htm?from=newslist

 様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用へ向けた研究や計画が、今年から本格化しそうだ。目の難病「加齢黄斑変性」の患者に対する世界初の治療となる臨床研究、ノーベル賞を受賞した山中伸弥・京都大教授(50)らによる細胞の「ストック計画」などで、国の財政的な支援も受け、幅広い成果が期待される。

◆網膜の再生治療

 網膜の一部が傷んで視力が低下する加齢黄斑変性の臨床研究は、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代・プロジェクトリーダーらが担う。患者のiPS細胞から網膜の一部を作って移植し、傷んだ部分の再生を図る計画で、治療を実施する病院の倫理委員会、国の審査が通れば、2013年中にも細胞の作製などが始まる見込みだ。
◆拒絶反応対策

 山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所は、iPS細胞をあらかじめ作製して凍結保存しておくストック計画を本格的に始める。

 治療に使える品質のiPS細胞を作製するには半年ほどかかるが、細胞が保存してあれば早く治療できる。ただし、他人のiPS細胞では、免疫の拒絶反応の心配がある。計画では、日赤の献血者情報などを利用して、一致していれば拒絶反応が起きにくい白血球の型を150通り探し出し、それぞれの提供者の同意を得てiPS細胞を作製。治療の際には、患者の型に適合するiPS細胞を用いる。

 同研究所の高須直子・iPS細胞再生医療推進室長によると、白血球の型の違うiPS細胞が150通りほどあれば、日本人の9割が拒絶反応を心配せず、iPS細胞による治療を受けられる態勢が整う。「今年は3人程度のiPS細胞を作りたい」としている。
◆予算重点配分

 国は新年度から10年間、iPS細胞を使った治療などを計画する研究拠点に予算を重点配分する方針。

 昨年11月に文部科学省が公表したiPS細胞研究工程表の改訂案などによると、心筋梗塞の治療研究を進める大阪大、脊髄損傷の慶応大などが選定されそうだ。

 治療だけではなく、人の臓器を作る取り組みも加速する。5年以内に肝臓や膵臓(すいぞう)、角膜など、10年以内に腎臓や肺などといった臓器作製技術の確立目標が掲げられている。東京大医科学研究所のチームは、人の膵臓をブタの体内で作る実験を今年中に始める計画だ。インスリンを分泌する膵島細胞を大量に得るのが目的で、人のiPS細胞から作った膵臓の元になる細胞を用いる。将来的には、糖尿病患者への移植治療に応用できる可能性がある。

(2013年1月5日 読売新聞)


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