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☆近畿百科☆ニュース その8
454
:
よっさん
◆XxkTNAUYOc
:2012/11/01(木) 20:49:24 ID:jfzkFJc.0
有川浩さん原作の演劇作品 18日から神戸で上演 キャラメルボックス「キャロリング」
2012.11.1 17:20
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121101/wlf12110117270012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121101/wlf12110117270012-n2.htm
作家、有川浩さんが原作を担当した演劇作品が上演される。「演劇集団キャラメルボックス」のクリスマス公演「キャロリング」。ストーリーをつくる際には、有川さんが役者一人ひとりに面談するというユニークな手法を用いた。有川さんは「実在の人間をイメージしながらの作業なので、キャラクターをしっかり描くことができ、生き生きとした物語になった」と話している。(横山由紀子)
役者14人と面談
《クリスマスに廃業する子供服メーカーの社員、大和俊介と折原柊子は元恋人同士。会社が手がける学童保育サービスに通う小学6年生の田所航平は、父親の仕事先のトラブルに巻き込まれる。それを救おうと立ち上がった俊介と柊子…》
原作を担当するに当たり、出演者14人とそれぞれ1時間半ほど面談をしたという有川さん。「役者さんと少しでもお話しした方が、雰囲気や性格が分かってお互い安心できると思いました。当て書きにあたって、希望の条件や作中の名前などをお聞きしました」
有川さんは、主演の俊介を演じる阿部丈二さんとは以前から芝居を通して懇意にしており、話し合う中で配役のイメージがふくらんだという。「ひねくれたキャラクターをやってみたい、という阿部さんに対し、私も彼のそんな引き出しを見てみたいと思いました」。そこで、暴力をふるう父、それに耐える母といった家庭環境に問題を抱える設定にした。
また、物語のキーとなる少年の航平を演じる林貴子さんとも面談。林さんから、家庭教師をしていた頃の話として、小学生とは思えない大人びた少年の話を聞いた有川さんは、「両親の不仲を冷静に見つめる、クレバーな少年として描きました。子供を子役ではなく、一人の人間としてちゃんと描きたかった。小学6年生くらいになると、自分の置かれた状況をきちんと把握し、物事を考える力があるのです」。
条件を希望した役者は少なかったという。「なんだか遠慮される方が多くて」と有川さん。
演劇は可能性のあるメディア
阿部さんは、「原作を読んで、役者たちそれぞれの声が聞こえてくるかのようでした。役者たちはみな感情移入して、自分のキャラクターにほれ込んでいると思います」と話す。
有川さんは、「あとは脚本家の成井豊さんが、どう料理してくれるか楽しみです。演劇は、舞台上で役者と生の感情を共有できるすごく可能性のあるメディア。作家の私が原作を担当することで、演劇の世界に誘うお手伝いができたらうれしい」。
11月18〜25日、神戸市中央区の新神戸オリエンタル劇場で上演される。A席5500円、S席6500円。東京公演(サンシャイン劇場)は12月3〜25日、6500円。キャラメルボックス(電)03・5342・0220。
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