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☆近畿百科☆ニュース その8
1924
:
名無しさん
:2016/11/01(火) 08:34:12 ID:9Pn9BVYE0
「(民泊の広がりは)非常に問題だと思います。インバウンド(外国人観光客)向けの民泊は、部屋が空いてるから使うという感じ。そこには消防法もなければ、食品衛生法もなければ、風俗営業法も何もない」(吉野山旅館組合 山本義史組合長)
ホテルや旅館は立地や設備、衛生面など様々な条件を満たさなければ営業することができません。「吉野杉の家」は簡易宿所の許可を取る予定ですが、ほとんどの「民泊」は何の許可も得ておらず、法律的にグレーのまま宿泊させているのが現状です。それでも吉野町が、民泊業者と連携するのはどうしてなのか。
現在「Airbnb」に登録されている吉野町の部屋は2軒。そのうちの1軒を記者が訪ねると、そこはお寺でした。本堂の脇にある離れの1階を改装し、簡易宿所の許可を取った上で宿泊スペースとしています。
「(Airbnbに)3月末に登録したら半日も経たないうちに、イギリスのカップルから予約が入って、そこから途切れることなく毎月コンスタントに来てもらっている」(清谷寺 長谷政和副住職)
半年ちょっとで16カ国もの人が宿泊。民泊そのものを目当てにやってくる人も多いといいます。
「ホテルとか旅館とは違う、直のその地域の暮らしぶりを味わいたいという方が増えているのかなと思います」(清谷寺 長谷政和副住職)
吉野町の担当者は新たなプロジェクトの意義についてこう語ります。
「地域の方々が守ってきた中に、他の人が入ってくるのは色々な意見がありますが、それを一つ乗り越えないと吉野は発展しないと思っていますので、皆さんと一緒に施設をつくっていきたい」(吉野町 表谷充康参事)
民泊が新たな需要を生み出す起爆剤となれるのか。「吉野杉の家」は11月末に完成する予定です。
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