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☆近畿百科☆ニュース その8

1705名無しさん:2015/07/09(木) 10:05:52 ID:gz4q1sG.0
数字に表れた“たま効果”

それからの人気ぶりはすごかった。ユニークな「動物駅長」としてメディアに取り上げられ、帽子をかぶった愛らしい姿が評判となり、多くの観光客がやってきた。

 電鉄側もたまにちなんだ、さまざまな企画を組んだ。デザイナー・水戸岡鋭治氏のイラストによる「いちご電車」「おもちゃ電車」や、たまの走り回る姿を車体に描いた「たま電車」を走らせた。車内放送ではたまの鳴き声を使用、これは今も聞くことができる。

 “招き猫”として実績を上げたたまは昇進も早かった。20年1月には課長職に当たる「スーパー駅長」に就任。金色の線が入った新しい帽子やスーパーの「S」のマークが入った駅帳バッジなどがお祝いに贈られた。専用の駅長室も“特設”され、社長ですら個室を持たない同電鉄でのたまの“特別待遇”ぶりがうかがえた。

 また同10月には県勲功爵「わかやまでナイト」の称号を授けられ、ナイトらしいマントや帽子飾りの羽が贈られた。22年には役員、25年には社長代理に上り詰め、26年には「ウルトラ駅長」の肩書が与えられた。

 それぞれの就任時には報道陣を集めて式典を開き、それがまた話題となって貴志川線の利用客は増加。南海電鉄が運営していた17年度は192万2千人だったが、和歌山電鉄になった18年度は211万4千人となり、26年度は227万9千人にまで増えた。依然として赤字経営で補助金を得ての運営が続いているものの、着実に乗客は増やしてきた。小嶋社長は著書「日本一のローカル線をつくる」(学芸出版社)で「たま人気にはまったくTAMAげた」と記していた。

http://www.sankei.com/west/news/150709/wst1507090005-n4.html

社葬に3千人、国際的人気

「たま駅長を忘れないであげてください」

 6月28日の社葬では、飼い主の住友さんが声をふるわせた。参列者は約3千人、弔電は100通を超えた。たまが昼寝などをしていた駅長室にはたまを模した陶人形と遺影が飾られ、祭壇にはニボシや小魚などの好物が並んだ。屋外の献花台には花を手向ける参列者が絶えず、キャットフードなども供えられた。

 たまの似顔絵を献花台に供えた和歌山市の奥野柊斗君(5)は「長生きありがとう、と書きました」。三重県伊勢市からきたという世古尚子さんは2匹の飼い猫を同伴。「(たまは)あまりのかわいらしさに『抱いて帰りたい』と思ったほどだったので、とても悲しい。堂々とした駅長でした」と話した。

 海外のドキュメンタリー番組や、映画の取材にも気さくに応じていたたま。この日は訃報を聞いて駆けつけた外国人の姿も多かった。「たまに会うことが留学を決めた理由の一つ」と話したのは三重大のドイツ人留学生、アンナ・マスラウさん(23)。4年前、ドイツで放映されたネコに関するテレビ番組を見て、たまを知ったという。思いをこめて描いた似顔絵を献花台にそっと立てかけた。「たまには結局会えなかったけど、天国の駅でも駅長をしていると思う」。


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