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☆近畿百科☆ニュース その8
1630
:
名無しさん
:2015/04/22(水) 21:55:30 ID:eKrZkGco0
「春の女神」いつまでも
2015年04月21日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150421-OYTNT50033.html
◇ギフチョウ捕獲や植物採取禁止
◇大和葛城山周辺で保護策
「春の女神」と呼ばれるギフチョウを保護する動きが、奈良との府県境にまたがる生息地・大和葛城山周辺の自治体で広がっている。河南町は「守りたい野生生物」として条例で愛好家らに捕獲しないよう促し、奈良県御所市は市の文化財に指定して、捕獲を禁止。「優雅に舞う姿を、いつまでも見せてほしい」と願う。
ギフチョウは黄色と黒の縦じまが美しいアゲハチョウの仲間。羽根を広げた大きさは5、6センチになる。ミヤコアオイの葉に産卵し、幼虫はその葉を食べ、カタクリの蜜を吸う。
ただ、近年は愛好家の乱獲が目立つようになり、大和葛城山でも姿を見かけることが少なくなっている。また、里山の環境が変化し、餌の植物が育ちにくくなっているため、環境省や府のレッドリストでは絶滅の危険が高い種に指定されている。
河南町の条例は、ギフチョウの捕獲のほか、ミヤコアオイなど植物3種の採取を禁じている。担当者は「今後、生息地周辺に注意を呼びかける看板を立ててアピールしたい」と言う。
一方、御所市の条例では、成虫の捕獲や、外部から持ち込んださなぎや成虫を放す行為を禁止しており、違反した場合は、5万円以下の罰金などを科す。担当者は「様々な対策で、生態系を守っていきたい」と強調する。
大阪市立自然史博物館の天満和久・外来研究員(昆虫学)は「餌になる植物が鹿などに食い荒らされていない大和葛城山は、将来、ギフチョウの『聖域』となる場所。保護のため早めに手を打ち、次代に引き継ぐ必要がある」と話している。
2015年04月21日
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