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☆近畿百科☆ニュース その8
1610
:
名無しさん
:2015/04/07(火) 04:34:39 ID:iYnVR8ck0
瞑想「阿字観」女性ハマる…高野山で体験者急増
2015年04月06日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150406-OYO1T50021.html?from=oycont_top_txt
弘法大師・空海が中国から伝えたとされる真言宗の瞑想(めいそう)法「阿字観(あじかん)」が、静かなブームとなっている。空海が開いた高野山(和歌山県高野町)が世界遺産となり、多くの観光客が訪れる中で、手軽に心を落ち着かせられるとして女性を中心に口コミで広がった。開創1200年目を迎え、今月から記念大法会が開かれている高野山の各寺も「空海の教えを知るきっかけに」と、積極的に受け入れている。
「呼吸を整え、心の中で繰り返し1から10まで数えましょう」。高野山の宿坊・恵光院の60畳ほどの道場に約20人が座り、僧侶の呼びかけに耳を傾けた。
正面には、光の輪の中に「阿(あ)」を表す梵字(ぼんじ)が記された掛け軸。宇宙そのものや大日如来を指すとされる梵字を、半眼と呼ばれる薄目を開いた状態で見つめてゆっくり呼吸する。数を数えるという単純なことに気持ちを向けることで、無心の境地になりやすいという。
約20分間の阿字観を初めて体験した大阪市中央区の会社員女性(27)は「最初は色々なことが頭をよぎったが、やがて気持ちが落ち着いてきた。気分転換にぴったり」と笑顔を見せた。
阿字観は、平安時代、唐に渡った空海が日本に伝え、仏に近づく修行の一つとして真言宗の僧侶が実践している。高野山の宿坊では、30年ほど前から阿字観体験を行っていたが、2004年の世界遺産登録後、パワースポットブームもあって、参加者が増えだした。
高野山真言宗・総本山金剛峯寺では、10年ほど前は年間500人程度の参加者だったのが、12年は約1500人、14年は4600人と急増。7、8割が女性で、30、40歳代が目立つという。
厳しいイメージのある座禅や、字を書き連ねていく写経よりも手軽なことと、観光雑誌などで「高野山のお勧めヒーリング」などと取り上げられたことが、ブームの背景にある。
人気の高まりに、宿坊の金剛三昧院(こんごうさんまいいん)は、5年ほど前から東京と大阪で月に数回、阿字観講座を開く。同時期から、京都市など数か所で市民講座を開く僧侶もおり、年間計約100人が参加する。
昨年10月に、阿字観を紹介する「高野山に伝わるお月さまの瞑想法」(祥伝社)を出版した東京在住のフリーライター、吉田明乎(あきこ)さん(41)は「梵字を見つめながら自分の心と向き合う手軽さから、はまる人が増えている。特に、仕事や家事に追われる30歳代以降の女性は、癒やしの時間を求めているのでは」とみる。
金剛峯寺の僧侶、清原幸仁さん(51)は「弘法大師は人々の心に平安をもたらすことに注力した。阿字観体験は、大師の偉大さや魅力を知るための入り口になるだろう」と歓迎している。
2015年04月06日
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