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☆近畿百科☆ニュース その8

1370よっさん ◆XxkTNAUYOc:2014/04/25(金) 20:21:41 ID:Z6okUgAc0
春日山原始林 1200年ぶり伐採へ 鹿食害で
2014年04月24日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140424-OYO1T50016.html

 奈良市の東大寺や興福寺などとともに世界遺産に登録された国特別天然記念物・春日山原始林(約300ヘクタール)で、奈良県が5月にも、大規模な伐採に着手する。国天然記念物の鹿が本来の植生である広葉樹を食べ、代わりに針葉樹のナギが増えて景観を損ねるようになったため。一帯は平安時代の841年から、勅命で伐採が禁じられた春日大社の聖域。ナギ数百本を切る予定で、約1200年ぶりの荒療治だ。

 原始林には、シイやカシなどの広葉樹やシダ植物など約800種類が生育。県によると、伐採禁止以降は豊臣秀吉が植林した記録が残るが、それ以外で人の手が入ったのは、台風による倒木の撤去だけという。

 立ち入りが制限されており、文化庁の許可がなければ、木を切ることはできない。県は3月、文化財保護法に基づく現状変更の許可を文化庁に申請、今月18日付で許可された。

 ナギはマキ科の常緑樹で、九州や台湾などに自生している。春日山原始林には元々、自生していなかったが、8世紀に春日大社に献木された後、原始林に広がったという説もある。

 県などによると、樹齢は数百年で、高さ約20メートルまで生育。動物が嫌う成分「ナギラクトン」を分泌するため鹿の食害は受けない。

 広葉樹が根を深く張って生育するのに対し、ナギなどの針葉樹の根は浅く、大雨が降った際に土砂崩れの危険性も増すという。数百年後の原始林は、広葉樹林が消滅し、針葉樹林になるとの見方もある。

 ナギが目立つようになったのは、原始林近くの奈良公園で鹿が増えた約30年前から。終戦直後は約80頭だった鹿は、現在では約1100頭が生息。原始林で広葉樹の種子や若木を食べる。原始林南側の約1000平方メートルではナギが密集し、さらに北側へ広がりつつある。

 県は、密集地で高さ数十センチ〜2メートルの数百本程度を伐採予定。跡地には鹿を防ぐ柵を設置し、残った広葉樹の生育状況を観察する。県奈良公園室は「本来の原始林を守るためのやむを得ない措置」としている。

 春日山原始林 都市近郊に残る世界でも珍しい原始林。1955年、国の特別天然記念物に指定され、98年には平城宮跡や周辺の6寺社とともに世界遺産「古都奈良の文化財」に登録された。昨年9月には、ナラ枯れの被害も判明している。

2014年04月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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