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☆近畿百科☆ニュース その8

1350よっさん ◆XxkTNAUYOc:2014/04/10(木) 20:29:53 ID:udf0wvv20
くぎ煮発祥ご近所論争…わずか7キロ碑2つ
2014年04月10日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140410-OYO1T50030.html

垂水説「うちの祖母作った」…長田説「80年前本に載った」

  播磨灘の春の味覚くぎ煮発祥の地を巡って、神戸市内で静かな論争が起きている。当初言われていた垂水説に対し、「うちこそ発祥の地」と、長田区のくぎ煮製造業者らが長田説を主張し始め、昨秋、石碑を建てた。神戸の人たちがこよなく愛する味は、果たしてどこが始まりなのか。(中谷圭佑)

垂水区の言い分

 たどれる歴史はそれほど古くない。垂水区のJR塩屋駅近くに、「いかなご釘(くぎ)煮発祥の地」と石碑がある。鮮魚店「魚友」(閉店)の跡地に、2003年に建った。

 「くぎ煮は、魚友に勤めていた祖母が初めて作ったと聞きました。私も小さい頃、炊き方を教わりました」と、会社員敦賀和彦さん(48)が語る。祖母の松本信子さん(2002年死去)が1935年、客から「つくだ煮を作って」と頼まれ炊いたのが始まりだという。「評判になり、店で売り始めたそうです」

長田区も主張

 異議は、「くぎ煮」の商標を持つ長田区の珍味製造会社「伍魚福(ごぎょふく)」社長・山中勧さん(48)が唱えた。

 同じ1935年に神戸の料理人が出版したグルメ本「滋味風土記(じみふどき)」は、イカナゴをしょうゆと砂糖で煮た「釘(くぎ)煎(いり)」を紹介。「死にやすい魚のため漁師町でしか作られない。長田の駒ヶ林か垂水の魚市場で手に入る」と説明している。垂水の松本さんが作り始めたとされる頃には長田でも釘煎を食べていたことになる。

 山中さんは「長田のイカナゴ漁には長い歴史がある。こちらも発祥の地を主張するべきだ」と2007年、くぎ煮を扱う長田の業者らで「いかなごのくぎ煮振興協会」を設立。くぎ煮コンテストやくぎ煮検定、くぎ煮文学賞を設けて長田説の浸透を図る。昨年10月、区内の駒林神社の鳥居前に、石碑を建てた。

 震災で広まる

 約7キロしか離れていない論争に、神戸市農水産課は、「詳細に歴史を記した書物がなく、正確な起源はわからない」と困惑気味。

 くぎ煮は、1995年の阪神大震災の後、被災した神戸の人たちが支援のお礼にと、知人や親戚に送ったことから全国に知られるようになった。

 水産業に詳しい水産大学校(山口県)の鷲尾圭司理事長は、「イカナゴは全国で水揚げされ、昔から釜揚げなどで食べられてきたが、甘辛く炊くのは明石海峡周辺独自の文化。厳格な発祥はわからないが、震災を機に広まった経緯もあり、皆で味を守っていけばよいのではないですか」と話す。

 敦賀さんと山中さんも、自説を曲げることこそないものの、「双方がPRに切磋琢磨(せっさたくま)して盛り上げたい」との点は一致している。

くぎ煮 2〜4月に取れるイカナゴの幼魚・シンコを、千切りのショウガと一緒に、しょうゆやザラメ、みりんなどで炊く。味付けや硬さは家庭によって違う。名前の由来は、茶色く煮詰めたイカナゴがさびたクギに似ているからとされる。炊き立てご飯によく合う。

2014年04月10日


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