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☆近畿百科☆ニュース その8

1265よっさん ◆XxkTNAUYOc:2014/02/02(日) 14:38:49 ID:UWtLRZ9w0
【加速する万能細胞研究】
(2)細胞の“記憶”消す簡単スイッチ 「研究激戦区」の新たな台風の目に
2014.2.2 07:02
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140202/wlf14020207020004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140202/wlf14020207020004-n2.htm

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)が作り出した「STAP(スタップ)細胞」は、あらゆる細胞になる能力を持つ受精卵から、いったん筋肉や血液などの細胞に分化すれば、外部からの刺激では元に戻らないという「生物学の定説」を覆した。

 万能細胞は、世界中で基礎から応用、臨床まで多くの研究が進められる花形の分野だ。京都大の山中伸弥教授が人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発でノーベル賞を受賞した2012年には、iPS細胞関連だけで千本以上の論文が世界中で発表された。論文は年々増加しており、競争は極めて激しい。

 STAP細胞は、皮膚などの細胞に人工的に遺伝子を入れて作るiPS細胞と違い、外からの刺激だけで細胞を受精卵のような初期状態に戻せる。小保方さんが所属する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長は「iPS細胞と似ているが、新しい原理で作られている。細胞の記憶を消すスイッチを簡単な方法で押せるようになるワクワクする研究」と評する。この仕組みを応用すれば、体の中で細胞を変化させられる可能性もある。

 山中教授が所長を務める京都大iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)では、妻木範行教授が昨年10月、人の皮膚細胞に遺伝子を入れ、万能細胞を経ずに直接、軟骨細胞に変えることに成功したと発表した。「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる手法で、iPS細胞の研究で明らかになった初期化や分化の仕組みを応用した。

 同じような手法で、皮膚の細胞から心筋や神経を直接作ったとの成果も、国内外の研究機関で報告されている。STAP細胞と同じように、将来的には患部に特定の物質を注入して細胞を体の中で直接変換する治療も夢ではない。

 STAP細胞に比べてがん化しやすいといわれるiPS細胞だが、サイラの山田泰広教授は逆に、がん細胞からiPS細胞を作る研究を進めている。すでにマウスでは複数種類のがん細胞からiPS細胞を作ることに成功しており、通常のiPS細胞と同じく体中の臓器や組織に分化する能力があるという。山田教授は「iPS細胞の技術によってがん化の実態を解明し、いずれ新しいがん治療を実現したい」と話す。妻木教授も「STAP細胞はダイレクト・リプログラミングに応用できる可能性がある」と注目しており、関連する研究との相乗効果が期待される。

 新たな台風の目となった新型万能細胞。ただ、研究は緒についたばかりだ。

 理研の笹井氏は、ヒトへの応用などの目前の課題について「今後の研究にかかっている。強力に進めていくし、世界的に強い競争にさらされることになる」と表情を引き締める。そのうえで、日本の万能細胞研究についてこう語った。

 「素晴らしいのは日本にはiPS細胞があり、STAP細胞という、さらに次世代の細胞があることだ」


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