ルフトハンザグループと、ドイツ・バイエルン州(Bavaria)、オーストリア・チロル州(Tirol)、同ザルツブルク州(Salzburg)で構成する「Jewels of Romantic Europe」は2月19日、都内で旅行会社向けのワークショップを開催し、航空便や各スポットの特徴、最新情報を紹介した。
オーストリアと国境を接するバイエルン州と、オーストリア西寄りのチロル州、ザルツブルク州は、バイエルン州にあるミュンヘン空港を起点として周遊観光を楽しめるエリアとなっており、担当者は「大都市、風景、さまざまなアトラクションなど非常に多くのハイライトが詰まった地域」とアピール。Jewels of Romantic Europeのメンバーから6社/機関の担当者が来日し、ツアー造成に向けた各地の紹介を行なった。
セキュリティゲートで不審者の侵入をシャットアウトした特別経済区のなかでも、アンへレスを代表する大型ショッピングモール『SM City Clark』に隣接するセキュアな空間なので、安心してクラークを楽しんでほしい」とホテルについて説明してくれた。振る舞っていただいたクラッシュドアイスで冷やされたスイカジュースも日本人の味覚に合うもので美味だった。
実際、隣接するSM City Clarkはアンヘレスでメジャーな観光スポット。お土産はもちろん日常に必要なもののほとんどを購入可能であり、映画館もある。一人歩きしている女性が日本語で電話をかけているシーンに何回も遭遇し、安心した。正直なところ、特別経済区以外は日本人の一人歩きは危険なので、買い物や食事、ATMはここを利用するのがお勧めである。
■ワイルドな秘境エリアのスパで寛ぎの時間を過ごす、プニング温泉で過ごす贅沢な時間
一夜明けて、アンヘレス市観光局が用意したクラークエリアのお勧め観光に出かけた。ホテルで合流したツアーガイドのRichies S. Dizon氏は、「クラークはほかの街よりも安全で過ごしやすいだけでなく、近隣に楽しめる場所も多い。東京ではあり得ないアトラクションもあるので、ぜひ楽しんでいってほしい」という。
最初に訪れたのはプニング温泉(The Puning Hot Spring)。「ステーション」と名付けられたエリアに、レストランや各種の温泉があるスパリゾートで、親子で楽しめるアンヘレスの観光スポット。
続いて案内されたのは「Kamikaze West Airfield」。碑に刻まれている文字を読むと「昭和20年1月8日の暁、この飛行場から最後の飛行機が離陸した。『神風』の機密書類と人員を乗せた最後に2機の飛行機が脱出するため、この飛行場から低空飛行で台湾へと旅立った」とあり、世界平和を祈念するアンヘレスの歴史研究家 ダニエル・エッチ・エイソン氏の言葉が記されていた。
また、「Goddess of Peace Shrine」(平和観音宮)では詳細な説明はなかったが、鹿児島高野山・最福寺が中心となって戦没者の慰霊を行なっているようだった。
2016年7月に創刊した「PEACH LIVE 〜Area Discovery Magazine〜」は、ピーチの就航地、周辺地域の魅力を伝えるエリアのブランディングブック。隔月20日に発刊しており、発行部数は3万部。ピーチの国内線や国際線の全路線で客室乗務員が配布するほか、国内線空港カウンターなどでも手に取ることができる。