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自治体(府市)再編問題について03

36よっさん ◆yQclIeGV9A:2011/12/21(水) 21:52:40 ID:pWb4wqRo0
なぜ府立と別にたくさんの市立高が?
2011年12月21日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001112210002

 大阪市の橋下徹市長が、市立の高校をいずれは府に移管すると宣言した。「府と市の壁をとっぱらい、一つのまとまりでトータルマネジメントができる」からだという。大阪市は、全国の政令指定都市で最多の22校の高校を抱える。なぜ府立とは別にこんなにたくさんあるのか、確かにわかりにくい。市教委の寛座(かんざ)純一・高校教育担当課長に疑問をぶつけた。


――市立と府立、どういう違いがあるのか

 1900(明治33)年の府の教育計画で、市立は工業、商業など実業系、府立は普通科系の学校を運営するという役割分担が定められた。この住み分けは今も受け継がれ、市立では3分の2が普通科系以外の生徒。府立はおよそ8割が普通科で、特徴の違いがはっきり出ている。


――しかし、今では市立の高校にも普通科がある

 大阪市が近代都市として発展する中で進学熱が高まり、「市立にも普通科高校を」という要望が強くなった。府立との差別化を図るため、特色ある学科を新設した。体育科や英語科、理数科、武道科などは一例。実業系の学校でもファッション工学やインテリアデザインを学ぶ学科など特色づくりが進んだ。春の後期入試で府立(全日制普通科)は定員割れが相次いだが、市立の普通科が1校も定員割れしていないのはそうした努力の成果。全生徒の4割弱が大阪市以外から通っており、府内全域の学習ニーズを市立がカバーしている。


――それでも22校は多すぎないか

 少子化もあり、2015年度までに18校程度に統合する計画だ。ただ減らすだけではなく、三つの商業高校を統合して国際ビジネスを専門的に学ぶ高校をつくるなど、社会や時代の変化に敏感に対応している。


――生徒1人あたりの教職員の人件費は

 05年度のデータによると98万円。府立高の83万円より高いのは、実業系高校の割合が高いためだ。例えば工業高だと少人数に分かれての実習授業がひんぱんにあり、指導にあたる教員もたくさん必要になる。普通科より人件費がかさむのは避けられない。


――府に移管するメリットはあるか

 市立と府立の違いは一般にはわかりにくいと思う。実際、府立高への苦情を市教委に電話してくる保護者もいる。一本化すれば保護者や地域から見たわかりにくさは解消されると思う。


――それでは移管賛成?

 それは今後、大きな観点から判断されるべきこと。市立に通う生徒の保護者からは「学校がなくなってしまうのか」という問い合わせも何件か来ているが、現時点では方針は未定だ。市立の特色ある学校づくりや、細かなニーズに対応してゆく教育が後退しないことを期待するだけだ。

     ◇

 ダブル選後、橋下徹・大阪市長らが大阪の教育のあり方を問うボールを次々に投げています。何が問われているのか。どこが議論のポイントになるのか。随時、キーパーソンに聞いていきます。


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