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☆近畿百科☆ニュース その4
982
:
名無しさん
:2010/08/17(火) 20:40:39
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100817ddlk24010203000c.html
名張市考査委員会:課題、進むべき方向性は 中川幾郎・委員長に聞く /三重
◇名張版“仕分け作業”
名張市の事務事業の改善などにつなげる名張版“仕分け作業”、「名張市考査委員会」(委員長、中川幾郎・帝塚山大法学部教授、写真)の公開ヒアリングが今月4日から3日間、市役所大会議室で行われた。今回のヒアリングを通して浮かび上がった同市の課題、進むべき方向性などを中川委員長に聞いた。【関谷徳】
◇市民一人一人が行政に責任 地域間同士の連携密に
−−今回のヒアリングのポイントは。
国がやっている「仕分け作業」は、一種の“公開処刑の場”のようで感心できない。よりよい名張市をつくっていくために、すべての事業を新鮮な目で見つめ直し、惰性に流されずコストダウンにつなげる▽もっとよい効率的で、市民が元気の出るサービスの生産(向上)はできないか▽中期的な評価で、効果がなかったものは、勇気を持って思い切って変えていく、これら3点に着目した。
−−全体の印象は。
名張の人は内向き過ぎるのではないか。貴重な歴史的文化財や自然など財産があるにもかかわらず、地域が違えば関心が途絶えてしまって、つながりがない。個々バラバラで、もったいない気がした。
−−「地域でできるものは地域で」というスタンスで、議論を進めていましたが。
地域でしかできないことは、地域でする、という“地域の力”を回復してほしい。行政が困っていれば、地域で助けようというふうに。行政と地域が協働すれば、市全体のレベルアップにつながると思う。
−−傍聴する市民が少なかったのでは。
市民が行政に対する不信感を持っていない、行政に対する信頼度が高いのかなあと感じた。事業担当室が事務事業シートに沿って、事業の目指す効果などを説明。それに対し、考査委員が事業の有効性などについて前向きに議論していくスタイルは、“削減ありき”の国がやっている仕分け作業よりは、レベルの高いものだった。議員とか政治を目指している人には学習の場として見てほしかった。
−−名張市民へのメッセージを。
「名張市」の経営者の一人として、市民一人一人が行政に対して責任を持ち、どれだけ負担できるのか。その覚悟と決意、危機感が求められている。政策選択のできる市民に育ってほしい。市は、地域間同士の連携を密にした「名張市自治共和都市」を目指してほしい。
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