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☆近畿百科☆ニュース その4
688
:
名無しさん
:2010/08/05(木) 19:06:48
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100805ddlk29040640000c.html
正倉院宝物:「七条織成樹皮色袈裟」再現 古代の風合い忠実に /奈良
◇当時の素材・技法で
宮内庁正倉院事務所は、正倉院宝物「七条織成樹皮色袈裟(しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)」の模造品が完成したと発表した。僧が衣の上に掛ける法衣の一つで、聖武天皇の遺愛品の一つとして「国家珍宝帳」の筆頭にあげられている。07〜09年度に龍村美術織物(京都市中京区)の職人が、当時の素材や技法を用いて忠実に再現した。
袈裟は、迷彩模様のように多色が入り交じる7枚の布がつながっており、縦137センチ、横243センチ、重さ約1・9キロ。拡大写真の画像などを参考に、より合わせた数種類の糸のどの色が表面に出ているかも詳細に調べた。
古代の風合いを再現するため、皇后陛下が育てられた古代種に近い蚕「小石丸」の繭から作った生糸を使用。赤の染色には両陛下が東御苑(ぎょえん)で見つけられた日本茜(あかね)の根を使った。製作費は約1800万円。公開の予定は決まっていない。【花澤茂人】
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100805ddlk29040643000c.html
出版:お経を絵本に 薬師寺・小林澤應録事が「旅人の甘い蜜」 /奈良
薬師寺(奈良市)の小林澤應(たくおう)録事(43)が、初めての絵本「旅人の甘い蜜(みつ)」(コミニケ出版)を出版した。わずか500字で仏の教えをたとえ話で説いた「佛説譬喩経(ぶっせつひゆきょう)」という短いお経を読みやすく表現している。
コミニケ出版(大阪市西区)の下井謙政社長(35)が06年に、山田法胤(ほういん)管主から説話を聞いて興味を持ち、「多くの人に読んでもらえる絵本という形で出版したい」と、親交のあった小林録事に執筆を依頼した。
絵本は、荒野をさまよっていた旅人がゾウに追いかけられるなどさまざまな災難に遭うストーリーで、その姿を通じて人間の姿を考えてもらう内容。絵は奈良市出身の松田大児さんが描き、山田管主が監修した。
小林録事は「大人に読んでもらいたい。何度も読み、苦しみの多い人生をどう生きるか考えるきっかけにしてもらえたらうれしい」と話している。A4変形判。32ページ。1500円(税抜き)。書店や同寺で販売。問い合わせは同出版(06・6534・4311)。【花澤茂人】
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