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社会問題について語るスレ  その2

616よっさん:2010/04/05(月) 12:41:05
http://www.sankei-kansai.com/2010/04/05/20100405-022438.php
2010年4月 5日

【暗流 公益法人の闇】天下り企業すべて1社応札 理研20、21年度一般競争入札
 文部科学省所管の独立行政法人や公益法人が、同省OBの天下り先民間企業を“丸抱え”していた問題で、独立行政法人「理化学研究所」(理研、埼玉県和光市)が平成20、21両年度に実施した一般競争入札のうち、天下り先企業2社が落札した委託業務は、いずれも入札参加企業が1社だけの「1社応札」だったことが4日、関係者への取材で分かった。

身内優遇、コスト高の要因

 1社応札は、業者間の競争が生じずコスト高の要因となり、談合に代わる受注調整の手段になっているとの指摘もある。この2社は以前から理研の委託業務を随意契約で請け負っており、身内同士によるずさんな契約手続きの実態がまた浮き彫りになった。

 問題の天下り企業は、いずれも人材派遣会社で、東京都中央区に本社がある「サイエンス・サービス」と兵庫県上郡町の「スプリングエイトサービス」(SES)。

 関係者によると、理研が20、21両年度に一般競争入札で発注した業務のうち、サイエンス社が落札したのは、図書館の管理運営や研究資材の管理など5件。

 うち4件は1社応札で、残る1件は当初別の会社も入札に参加したが、2社が提示した応札価格が予定価格を上回り、入札は不調に。再入札にはサイエンス社だけが参加し、最終的に同社が落札した。落札総額は約1億9千万円だった。

 一方、SESが両年度に落札したのは、兵庫県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」の日常点検やビームライン調整、制御機器整備など4件。落札総額は約2億3600万円で、いずれの入札もSESしか参加しなかった。

 理研は入札実施業務以外にも、20年度以降、この2社に労務者派遣業務を随意契約で委託している。契約額は、サイエンス社が20年度で約8億5千万円、SESは21年度で約5千万円だった。

 理研側は「特定の企業に限定した契約はしていない」としているが、22年度からすべての委託業務について競争入札による契約に切り替えている。

独法の1社応札、19年度は45%

 総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会(政独委)によると、国が所管する独立行政法人が19年度に実施した一般競争入札2万4168件。このうち約45%にあたる1万768件が1社応札で、比率の高さが目立っている。

 所管府省別の1社応札の割合では、総務省が76%と際立っており、文部科学省(55%)、経済産業省(47%)なども高かった。

 一方、法人別で1社応札率が80%を超えていたのは、国土交通省所管の「電子航法研究所」(東京都調布市)や総務省所管の「情報通信研究機構」(東京都小金井市)など4法人で、理研も含まれていた。いずれも研究機関で、業務が特殊で応札できる企業が限られるなど、発注内容の専門性が要因とされる。

 ただ、1社応札となった業務の中には、必ずしも専門性を必要としないものも含まれているとみられる。政独委は「競争性・透明性の確保の観点から、各府省の評価委は、制限的な応札条件が設定されていないか厳格に検証を行う必要がある」と指摘している。


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