原告団は今、一般にはまだあまり知られていないリニア問題の周知を図るために、米国でのリニア反対運動と連携しようとしている。米国でもリニア実現をめざすJR東海はロビー活動を現地のTNEM社に委託。同社が設立した鉄道会社BWRR社は、ワシントンDC―ボルチモア間の約65キロを結ぶリニア(米国ではマグレブと呼ぶ)建設計画を立ち上げた。だが今年8月下旬、BWRR社はボルチモア市でリニア駅建設のために土地収用法による土地獲得を求めた裁判に敗訴した(米メディア『Baltimore Business Journal』8月30日付)。