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○○を無事に卒業させる

21法律行為:2005/01/23(日) 16:47
 私人間において権利・義務の発生、変更という法律行為が発生するには
その前提として法の存在とそれに伴う一定の事実が必要である。
法律効果の発生の原因となる、この法の事実によって構成される
要件の総体を法律要件といい、法律要件を構成する事実を法律事実という。
この「法律事実」には意思表示のような「人の精神作用」によるものと「時の経過」のような
人の精神作用に無関係な自然的事実がある。
 意思表示とは一定の法律効果を欲する意志を外部に表示する行為を言うが
この意思表示とは一定の法律事実として持つ法律要件が法律行為である。
 ここの法律行為とは法律事実である意思表示を不可欠の構成要素とする法律要件であると
定義することができる。
 これは私達の私的生活関係を規律する私法では私的自治の原則、法律行為自由の原則がはたらくと
言われる所以である。この原則は法律行為が強行法規や公序良俗に反しない限り
できるだけ各人の意志にそった法律効果を発生させることを理想とする。
 また、法律行為はその法律事実として意思表示を不可欠とするものであり、表意者の
表意者の意思表示のないようにしたがった法律効果を生じさせるとこに特色をもつ。
 時の経過や人の生死などという、人の精神作用でない「自然的事実」のみを法律事実とする
法律要件、たとえば「時効」や「相続」などは法律行為とは区別され、事件と呼ばれる。
 人の精神作用には外部に表示されるものとそうでないものがある。
外部に表示されない場合は本来、法律上は問題とされない。
ただ、「所有の意思」や「善意」などのように例外的に法律上の効果が認められたにすぎない。
これらは内心的状態を出ない点において意思表示とは異なり、法律行為とは区別され
準法律行為と呼ばれる。
 そして、この法律行為にはいくつかの基準によって分類される。これは法律行為の
要素である意思表示の戸数と結合の状態の違いによって契約・単独行為・合同行為に分類される。
 契約とは申込、承諾という相対する二個以上の意思表示の合致によって成立する
法律行為をいう。売買や貸借などがある。法律行為の中でも最も典型的なものである。
 単独行為とは行為者一人の意思表示によって成立する法律行為をいう。これには
相手方のある「債務免除」「契約の解除」などと相手方のない「寄付行為」や「遺言」などがある。
 合同行為とは数人の目的を同じくする二個以上の意思表示の結合によって
成立する法律行為をいう。二個以上の意思表示が同じ方向を目指してる点において
契約と異なる。これは社団法人の設立行為などがある。
以上


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