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【雑談スレ】ネタ被りを恐れるサラスヴァティ
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〇能力因子《スティグマ》
能力者の体内に生じる特異な玉石状の結石。体表に特異な痣を発生させる事から転じ、特異な痣自体を含めて”スティグマ”と呼称されている。
殆どの場合は心臓と同化しており、能力者となった者の多くは天寿を全うする事なく、最終的に心臓疾患で命を落とす。
尤も普通に過ごす分には常人より心臓疾患で死に至るリスクが高まる程度であり、常用出力の能力を節度を以って使用する分にはリスクは変化しない。
しかし能力の出力を限界まで高めた過負荷状態、あるいはそれを超えた能力因子の異常活性状態が長引く程に死が近付く。
能力因子を外的要因で異常活性させる手法の殆ど全てが心臓を筆頭とした臓器に負担を掛ける為、その手段を用いた者は程度の差はあれど長く生きる事は出来ない。
ただし恒常的に能力因子を異常に活性化させる手段は現状は特異点能力”黎明”による影響以外では確認されておらず、瞬間的であればそこまで命を削るものではないというデータが存在する。
よって非合法ながら瞬間的に異常な活性化させて能力を増強する手法……多くは違法薬物を隠し持ち、非常時に摂取し能力因子を異常活性させる事を奥の手とする能力者も存在する。
尤も瞬間的とはいえ異常活性化させるという事は暴走の危険性を跳ね上げる事にも繋がり、暴走の末に異形と化すリスクは常々頭の片隅に置いておく必要はある。
その発生メカニズムは長らく謎とされているが、少なくとも能力者から摘出した能力因子を何らかの形で体内に取り入れれば能力因子が生じる事は判明している。
〇異形
殆どの場合能力因子の過負荷状態や異常活性状態は急性の心臓疾患による死を招くが
短期的に異常活性状態に陥った場合は能力因子が変質しそれ自体が心臓、そして全身に転移し臓器の代替品としての機能を果たす場合がある。
この状態に陥った能力者は最終的に能力因子と完全に同化して人間としての形状を失い、能力因子の性質に沿った新たな姿と化す。
多くは生物として常軌を逸した形状に成り果てる事から単に異形と呼ぶ一方である種のカルト宗教においては能力者の極致として信仰対象であり、いつか至るべき目標としている。
なお異形と化すのは殆どの場合低位の能力者であり、高位の能力者の大半は異常活性状態が続こうと異形と化す事は無い。
これは単に高位能力者が有する能力因子の異常活性は能力因子が変質するよりも早く身体が限界を迎え死に至る為である。
現存する各種異形を発生させる、あるいは異形発生に繋がる異常活性状態に陥らせる手法の全てにおいて
第五階位以上の能力者においては異形と化す前に確実に命を落とすが、第四階位の一部においては異形と化すというデータが存在している。
第五階位能力者においては唯一”黎明事変”において”黎明”の影響下で異形と化した事例が存在するのみであり、第六階位及び特異点能力者においては”黎明”においても異形化する前に絶命する。
戦闘に際して異形は総じて大元の能力者と比較にならない程の戦闘力を有しており、階位で言えば概ね二階位上の能力者と同等の脅威度となる。
滅多に発生するものではないが元第四階位の異形ともなれば程度によるが第五階位の中でも最上位に位置する能力者か第六階位能力者と同程度の脅威となり、仮に生じた場合は周囲に甚大な被害を発生させる。
”黎明事変”においては各地で主に第三階位以下の低位能力者が異形と化し被害を齎し、特に被害が大きな地域では第五階位能力者に由来した異形が生じたとされている。
現在行政府が存在する一帯に関しては元第五階位由来の異形が発生しなかったか、あるいは第六階位能力者複数名が存在し生じた異形を早期に討伐出来たかのどちらかの経緯を持つ。
単に危険であるという理由から討伐対象となる異形であるが、変質して暫く経過した能力因子はある種の資源的な価値を有する。
このため外界隣接部においては異形の討伐及びその為の情報収集等で生計を立てる者が住み、規模によっては互助会や協会の形で協力関係が築かれている。
殆どの場合は外界の行路移動を除いて治安維持機構が異形に関わる事はないが、状況に応じて高位能力者によって構成される部隊が差し向けられる事もある。
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