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【雑談スレ】闇のなか心揺さぶるサラスヴァティ

774数を持たない奇数頁:2020/12/19(土) 22:52:14 ID:Hldp9Nrs0
珍生物ネタを思いついたのでメモ。

【名前のない妹<アイディアル・シスター>】
とある世界に棲む半ミーム生命体。実体を持つが、第一観測者によって形態が変わるため
“誰にも出会っていないときどんな姿をしているのか”は不明。映像や写真を通しても、直視したときと同じ姿に映る。
能力はシンプルなもの。この生物を最初に観測した者は、これを“妹”であると認識する。
一人っ子であろうと、言葉なき動物であろうと、性別を持たない種族であろうと、一種一体の特異種であろうと、
家族の概念を持たない機械や、人の精神を喪失したアンデッドや、伝承上は末子であるはずの神霊でさえも、
この生物を前にするとそれぞれの型式で「これは自分の妹である」という反応を示す。
(むろん、妹なる概念を持たない種族においてはしばしば認識の混乱を引き起こす)
ただし第一観測者の妹として関係性が固定された時点で能力が変化し、それ以降の観測者にとっては
「第一観測者の妹」と認識されるようになる。形態も変化しなくなり、映像記録にもその姿で残る。

たとえば一般的な人間の子供がこれに遭遇した場合、当然そうするように妹として連れ帰り、
家族もその子の妹として迎え入れ、そのまま育て始めるといったパターンが多い。
(初めのうちは「どうしてこの子の服がないのか」とか「この子の寝床はどこだったのか」とかいった
 認知と物質的現実との齟齬で多少の混乱はあるが、なにしろ家族の誰がどう見ても妹であり娘であるのだから
 服や生活空間を用意しないという選択肢はなく、たいてい問題なく養育下に入る)

よその家庭に妹として入り込む生き物、とだけ聞くと、その後で家族を喰い殺すとか
社会の影で同族を増やして集団の乗っ取りにかかるとか、何らかの悪しき目的があるものと想像しがちだが
〈名前のない妹〉に関しては、単純に“最初に出会った誰かの妹になる”という生態に従うのみで、
その後は同化した種族を害するような異常性の発現は見られない。
むしろ人間の尺度で言えば良好な人格、美しい外見、明晰な知性を兼ね備えた“理想的な妹”となることが多い。
(尺度も評価も人間基準ではあるが、まともな環境で育てられなかった場合はこの限りではない。
 某国が研究員の子供を第一観測者として使い、「意図的に〈妹〉の人格形成を失敗させる」実験を行ったところ、
 研究員がストレスに耐え切れず自殺、第一観測者の子供は精神に異常を来し、〈妹〉は[データ削除済])

人間にとって無害であることは、その生物種にとって必ずしもよいことではない。
〈名前のない妹〉は希少生物として“帝国”の保護指定を受けているが、その生息地では
今日も“よくできた妹”を求める妹ハンターによる密猟が絶えないという。




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