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【雑談スレ】闇のなか心揺さぶるサラスヴァティ

201数を持たない奇数頁:2020/11/22(日) 22:56:43 ID:TJAHEdsE0
男装の麗人剣士の、命を賭けた殺し合いを好む理由を台詞風に書き出す

「人は、僕に言うんだ。
 切った張ったで命を賭けて、僅かな金を稼ぐことに何の意味があるのだ。命あっての物種じゃないか、とね。
 こうした物言いに、『僕の命だからどう使おうが自由』という言い返し方は実に愚かだと思う。

 僕には命を賭ける理由がある。闇雲に、意味も見出すこと無く命を削っているわけではない。
 生の実感が得られるから、命を賭けてるんだ。賭けないと、得ることの出来ない魅惑を見つけてしまったんだ。

 考えてみてくれ。

 この平和な時代。人間が生まれ育つ中で、自分の『命』を実感し、感動を、そして充実感さえも覚えることなんてあるだろうか。
 生きていることの素晴らしさを感じることがあるだろうか。
 生きているだけでもう十分なほどに『素晴らしい』と感じることがあるだろうか?

 無くはないだろう……しかし、それは事故であったり、病であったり、偶然あったことに対して偶発的に実感する命の有り難さだ。

 僕は知ってしまった。
 互いの肉と骨を斬り合おうとする中で、自分の命を見つめることができた。命があることの素晴らしさを実感できた。
 生きているという実感をこの上なく覚えることができたんだ。

 多くの人は、その命の上に何かを築きたがる。だが、それこそ命だけでは飽き足らないことの証左だろう?
 だから人は、絶望して自ら命を絶つことさえある。命の価値なんて知らないからだ。

 命に満足しないから、命の上に何かを築こうとする。

 だが僕にとってそれは傲慢なんだ。
 骨まで刃が食い込む激痛と接戦の最中、人は『命』以外のことを考えるか? 考えない。
 『あの時間』にあっては、人は何も考えなくていい。ただ、激痛と、ストレスと、恐怖の中に己の命の脈動を感じながら、目前の人体を破壊する。

 そのなんと充足たることか」




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