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機動戦士ガンダムZERO
11
:
きのぼりなみー
:2014/05/01(木) 18:07:50
ミハエル、ジェイド、グレコの3人でミッションを遂行したあとは、必ず行っている風習がある。
『だれが一番速くブリーフィングルームにたどり着けるか』
デブリーフィング後の三人の表情から、今回の勝者はグレコのようだった。
「また俺がドベかよ…これで連続三回目だぜ」
「約束は約束だ、今回もご馳走になるぞ、ジェイド」
悪態をつきながらとぼとぼと歩くジェイドに、グレコが追い討ちをかける。
最下位の者は勝者に食事を奢る。そんな事を言い出したのは誰でもない、お祭り男・ジェイドだった。
財布の中を確認し、さらに深いため息をつく。
「月末までもたねぇよ、コレじゃあ」
「そうなったらリョーマのメシでも分けてもらうんだな」
「ミハエル…冗談きついわ…」
和気藹々とした三人の姿は、食堂の奥へと消えていった。
定期哨戒任務を終えたヴァリエッタは、地球の人類連合アジア支部・香港に向けて、地球降下の準備を行っていた。
新型機と補給物資の受領、また人類連合の催す観艦式に参加するためだ。
前回までは軍直属の艦のみが参加していたが、今年はPMCであるミスティも参加する事となった。
「地球、ねぇ」
戦利品のカツ丼を頬張りながら、グレコは呟く。
「そういえばグレコは初めてなのか、地球」
「ああ、養成学校時代に教科書で見たことあるだけだな」
「ほぉー…」
別に珍しい話でもない。人類連合により人々の主な生活の場が宇宙に本格的に移行してからは、宇宙生まれ宇宙育ちという人間も少なくないのだ。
「あの子は元気にしているかねぇ…」
「あの子?」
唐突に話を切り出したジェイドに、ミハエルは少し驚く。
「トウカちゃんだよ、トウカちゃん!」
「ああ!」
トウカ・イノウエ。
孤児院でいつもつるんでいたメンバーの中の一人。
どこか男勝りの性格で、幼少の頃のミハエルよりも行動力があり、あのジェイドと肩を並べる子だった。
「俺もお前も、中学に上がるころには孤児院から独立してったしなぁ」
ミハエルはセクター6の名門中学へ、ジェイドは軍の養成学校へ。
時間は過ぎていくものだ、いつまでも同じ環境で過ごせるとは限らない。
「そういえばトウカは孤児院に残ったんだっけか、今頃何してるんだろうな―――――」
[同日 地球、日本]
人類革命戦争により宇宙の植民地と化した地球。
地質学、地理学の研究者たちが西暦2000年ごろに海面上昇の危険性を訴えてから300年と半世紀あまりの年月が流れ、果てには全体で40%の陸地面積を消失していた。
アジアの島国、日本もまた、例外ではなかった。
沿岸に位置するかつての首都、東京や大阪や愛知等の地方都市は70%以上が海面下に沈み、最早その機能を維持していなかった。
しかし、首都機能を内陸の群馬に移し、独自の通信技術や工業技術を積極的に海外に売り込むことにより、現在の日本という国は成り立っていた。
―そんな日本の首都、群馬県某所。
うっすらと海を見ることができるに山中に、小さな孤児院が建っていた。
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