したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

うぇwwwwwwるwwwwwなwwwww

5きんけ:2010/06/26(土) 08:47:50
祥尉が医務室のベッドで目を覚ましたのは、あの戦闘から三日後の朝だった。
多くの人が彼の無事を祝ったが、それ以上に島は修復作業に追われていた。
南極での戦闘でコクピットから投げ出された祥尉は意識を失い、チェリーに回収されて島に帰投した。幸いにもケガは大したことなかったらしく、その日の内に外出の許可が承諾された。

「祥尉君が目を覚ましたんだって?」
シドニー基地での会議を終えて島に帰還した森永が祐司に対して問い掛けた。
「は、はい!」
「良かったじゃないか」
祐司と祥尉が友人だということは、祐司の実の父であるため、よく知っていた。
「あんなにいたウェルナー隊も今では祥尉君と北隅君だけになってしまった…」
「…そうですね」
俯き、目を閉じる祐司。目蓋の裏にはかつてのウェルナーパイロット達との記憶が蘇っていく。何も知らずに平穏な毎日を過ごしていた学校生活。ファウストの出現により戦いに明け暮れた日々。意見の相互で衝突したり、友人の死に涙したりもした。
「悪い事もありましたが、決して後悔だらけの日々ではありませんでした」
父の目を真っ直ぐ見つめる祐司。その言葉に偽りはなかった。それを感じ取ったのか森永は頷いた。
「…すまないな」
ぼそりとこぼした森永。そして一呼吸置いて森永が申し訳なさそうに言い放った。
「艦隊を編成してインドネシアに出発することが決まった。島もそれに参加することになった」
「それではついに…」
「ああ。アジアを奪還する」


相変わらず軍人でごった返している売店から、荷物を抱えて出て来た遼一と美沙子。しかし今日は二人だけではなかった。その背後には祥尉とチェリーの姿があった。四人がジープに乗り込む。
「本当にありがとうございます。チェリーさん」
荷物を足下に置くと、遼一が運転席のチェリーに対して礼を言った。
「島の所属じゃない俺の機体を整備してくれたしね。恩返しはしないと」
柔和な笑顔でチェリーは答えた。
「祥尉先輩。身体の調子はどうですか?」
美沙子は後部シートからグイッと身を乗り出して助手席の祥尉の様子を伺う。
「ああ、問題ないよ」
「目を覚ましたその日に退院して、外出できるなんてスゴい体力ですね」
「体だけは丈夫でね…少ない取り柄だよ」
チェリーがアクセルを踏み込んで、ジープが発進する。
海岸線の道路は交通量もまばらで、すれ違う車は全て軍用車両であった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板