したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

うぇwwwwwwるwwwwwなwwwww

4きんけ:2010/06/21(月) 21:52:41
−−−二日後−−−


「月面大規模攻勢」から「南極追撃戦」までに投入された人類軍の数は全戦力の4割とも5割とも言われており、とにかく膨大な量の人と兵器が南極大陸に集中した。そのために人類軍は戦力の分散を行い、各地の防衛体制をいち早く整える必要があった。
しかし、一連の大規模戦闘での被害は大きかった。迅速に行動できる艦隊は非常に少なく、補給と整備を必要とした戦艦でシドニー軍港はごった返していた。

竜神島は外観こそ島であるが内部は厚い装甲に覆われた戦艦である。その大きさは人類軍の軍艦など比較対象にもならないほど巨大だ。まさに動く要塞となっている島は、軍港の特別ハンガーで休息をとっていた。
島の艦橋では整備士長と副司令官の祐司がモニターを睨みながら、深刻そうに話し合っていた。
「第二エンジンは完全に停止。第一、第五エンジンは出力が低下しています」
「直るにはどれくらいかかる?」
「五百回のエンジンテストを行う必要があり、最低でも四週間かかります」
「エンジンテストは省略できないのか?」
祐司の一言に整備士長がピクリと反応した。
「お言葉ですが副司令。竜神島のエンジンには予備がなく、騙し騙し運用してきたのが現状です。安全性の確保のためにもエンジンテストは欠かせません」
「そ、そうだな…動力部の不調は島の安全に関わる。島民を危険に晒すことなど父が−−−いや、司令官が許さない」
整備士長の勢いに押され、祐司はたじろいだ。


抜けるような青い空には太陽が高い位置でジリジリと地上を焼いていた。
軍人で溢れかえるシドニー軍港の売店から男女の子供が荷物を抱えながら出てきた。
二人は売店の前に駐車しておいたジープの後部座席に荷物を置くと、キーを回した。エンジンがうねりをあげた。
「まったく…俺たちはパイロット候補生だってのに…」
開口一番、山本遼一が不満を漏らした。
「腐らないの。買い出しだって立派な仕事よ」
助手席の落合美沙子がオレンジジュースを飲みながら言う。それでも尚、遼一は納得できずにいた。
「ほとんどの先輩がファウストにやられたんだぞ!仇討ちくらいさせてくれよ!」
「亡くしすぎて…今は何も考えたくないのよ、きっと…」
「…チッ」
遼一の舌打ちは軍艦の汽笛にかき消された。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板