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機動戦士ガンダム ブラックアウト

7スコール:2008/11/30(日) 01:20:43
今まで溜めてきたフラストレーションを発散するかのように、左右に機体を振るネビル。もちろん、まったく狙いがつけられない。
敵のガンダムは、傷ついた自分の肉親を守るような、とても人間らしい挙動でジェインの前で盾を構えている。
「お肌の触れ合い会話、ってやつさ」
無線では会話できない何か、ということか。とネビルは続けて一人、合点がいったようだ。
ガンダムから離れ、後退するジェイン。
残りジェン3機、ガンダム1機。いわゆる、死亡フラグというやつなのだろうか。


「下がってろって、無駄に死ぬことは無いだろ?」
お肌の触れ合い会話で右腕を破壊されたジェインのパイロットに後退を呼びかける。
「しかし・・・」
「しかしもクソもない。後退しろ。めーれーだ」
わざとふざけた口調で話す連邦軍所属、ガンダムのテストパイロットであるハルバート=E=マイン。
真面目な奴にはふざけた口調が一番と、自分で謳ったことがあるのがこれの理由だった。
「早く行けよ」
これはジェインのパイロットには聞こえてない。ハルバートがビームライフルを持つガンダムの左手でジェインを押しやり、機体と機体の接触が解かれたからだ。
「さて、贋物なのか。本物なのか……」
自分の乗っている最新鋭機と同じようなフォルムを持つ、所属不明機。好奇心をくすぐるには十分な理由だった。
性能的には相手の方が上のようだ。外見に合わない俊敏さで3機の連携を巧みに避けている。
しかし、射撃に先ほどのような切れが無い。結果、パイロットになって日が浅く機体の性能を引き出せてない。そういう印象を持つ。
「にしても、どこの所属かはっきりしてないのによくもこんな撃ちまくれるよな」
どうやら基地の3機は相手を敵と決め付けたらしい。本来なら降伏勧告を出すのがセオリーだ。
まぁ、確かにこちらはコロニー第1基地に配備されていた5機の内、2機を破壊されさらに同じ基地に所属する仲間を撃たれているわけだし、彼らの気持ちをわからないでもない。
「しかし……」
ここはお友達の馴れ合いの場じゃない。軍だ。規律は守るべきだ。
ハルバートは素早く自分の意思を行動に移す。それはまずジェインを止め、所属不明機に降伏勧告を出す。という明瞭なものだ。
相手の機体にも通信が聞こえたら幸いなのでわざと無線を使う。
「しかし、敵はこちらに撃ってきたのですよ」
「敵じゃねぇ、所属不明機だ」
短く返すと、ハルバートの意思が伝わりやすくなりジェイン3機は行動を止めホバリングを始めた。
それにつられてガンダムタイプも動きを止めた。
「聞こえてるか?聞こえているのなら、返事をしてくれ」
テロリスト、連邦、当てずっぽうで何個かの、違う周波数で同時に呼びかける。
ノイズ−−
「聞こえている」
若い声が聞こえてきた。
「なんというか、勧告無しで攻撃してしまってすまない」
謝る必要は無いのに謝ってしまったのは、ハルバートがなんと言おうか決めてなかったからだ。
ネビルたちもそれをわかっているので、沈黙で返事を返す。
「見ての通り、我々は地球連邦軍だ。所属不明機パイロット、今すぐ武装解除して機体から降りて来い。君はテロリストの機体2機を撃破した功がある。我が軍に攻撃し2機を撃破したことは帳消しにはできないが、罰を少なくすることはできる。まだ遅くない、早く投稿しろ」
通信が切れた。一方的に切られたのだ。
やれやれ、とかぶりを振るハルバート。味方に「やっていいぞ」と告げた。


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