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機動戦士ガンダム0.5

39きんけ:2009/01/30(金) 22:58:14
東の空が白み、新しい朝を迎えようとしている。
肌寒く、透き通るような風が寝ぼけ眼なユウの肌を撫でた。山岳にくり抜かれたように秘密裏に建造されたプレイオスのオーストリア支部はイタリア北部のトレント基地襲撃のための最終的な作業に追われていた。
秘密基地の最上部の屋上からは初秋の夜空が頭上に広がっており、格納庫の喧騒とは無縁な場所であった。
「見えた。戦闘の光だ」
仲間の言葉に振り返ったユウ。仲間からアナログ式の双眼鏡を受け取ると、指差す方向を見た。
そこには確かに戦闘により生まれる赤い光が広い夜空の僅かなスペースを色づけていた。
「…」
黙って、戦闘の光をその目に焼き付けようとしているユウ。眠気はすでに冷めていた。


機動戦士ガンダム0.5
8話 宇宙に降る星


モビルアーマー形態で出撃したガルーダが部隊の前に出る。アルダの断続的な射撃に連邦軍は陣形を大きく崩していた。
「この作戦にも大きな意味がある…!」
先駆しているアンドレのマキスへと銃口を向けたが、コクピット内に警告音が響いた。敵にロックオンされたのだ。
ロールして射線から離れると、今度こそトリガーを引いた。
しかし、マキスも見事な回避運動で攻撃を難なく避けた。
「二刀流とスナイパーがいる部隊だ、鳥のようなモビルアーマーが出て来ても驚きはしないぞ!」
その言葉通り、ガルーダの攻撃に対して冷静に処理していくアンドレ。対照的に焦りを隠せないのはジョシュアだ。
「スペック上でならマキスに勝っているのに」
アンドレ機とすれ違い、旋回した直後にビームがガルーダを掠めた。レーダーを見ればガルーダはアンドレ機を含めた三機のマキスに囲まれていた。
「しまった…!」
集団戦闘に慣れていないとはいえ迂闊だった。目の前の敵に固執しすぎたのは完全に落ち度だ。

ユワンのマキスが単機でプレイオスの主力モビルスーツであるセーメイに迫る。ビームライフルを放つも、大袈裟なモーションで避けられると反撃のビームカービンがマキスを狙う。
漂っていた軍艦の残骸の陰に隠れてやり過ごすが、すぐにセーメイはビームサーベルを抜き放ち肉迫。
光刃が残骸の装甲を切り裂く直前、不意に飛び出してきたユワンと交錯した。
「今だ」
ユワンが短く合図すると隠れていた部隊のマキスが身を晒して、ビームサーベルを握り締めてセーメイへと近づく。
切り結んでいるために身動きがとれず狼狽するセーメイ。最期は背後から青い刃を刺されると四散した。


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