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機動戦士ガンダム0.5
38
:
きんけ
:2009/01/27(火) 19:16:40
作戦開始時間が迫って、プレイオス艦隊より次々とモビルスーツが出撃していく。
《PGPの四機目が、この作戦に参加するって話しは本当なのか?》
カタパルトハッチの順番待ちの際にドラウロが聞いてきた。
「さあ…降下隊に参加するならリンドヴルムに乗っていると思うけど」
《本当だ》
通信に割り込んでくる、この抑揚のない声はシラナミだ。
《PGPの四機目は地上部隊に編成されている。そのほうが都合が良い》
「何故、俺達にそんな大事なことを伝えなかった?」
《PGPはプレイオスの要だ。安易に情報を流すことはできない》
それを最後にシラナミのセーメイが艦を発った。ロイスがエヴンスをカタパルトハッチへと急がせた。
《信用されてないんだな…》
「真面目なだけだよ、きっと」
規律を重んじて他言しなかったんだとロイスは納得しようとしていた。『仲間を信用できないから話していなかった』などと思いたくなかったからだ。
シラナミは隊員の命は軽くないと言った。俺達も命懸けで戦い、隊長であるシラナミの指示で動いているんだ。
「仲間を軽視なんてしてないよな…」
エヴンスが出撃に備える。眼下には青い青い地球。
「ロイス・ナウサン。エヴンス行きます!」
プレイオスとほぼ同時刻に連邦軍艦隊もモビルスーツの展開を始めていた。
プレイオスの降下作戦阻止に投入された戦力はトーマス級四隻とボクロスナの五隻で、投入されるモビルスーツは合計で三十四機とプレイオスとの戦力均衡は大差ない。
ボクロスナ両舷に構えた二つのカタパルトハッチより立て続けにマキスが放たれていく。無駄のないスムーズな動作は、やはり正規軍だけのことはある。
「正規軍がテロリストまがいに負けてたまるか」
テールブースターを吹かして先駆するアンドレ機。遅れて部下がそれに追従する。
《来た来た》
言うやドラウロはアルダのビームスナイパーライフルの接眼用モニターを覗く。射程の有効範囲の長さを利用しての先制攻撃だ。
撃ち放った閃光が敵陣へと伸びていくと巣穴をつついたかのように敵機が慌てて散開していく。
《命中なしか…まあ、いいや》減速し、狙いを定めるアルダを尻目に直進するモビルスーツ隊。
「引力に捕まる前に…!!」
エヴンスの両腕の刃が蒼く光り輝いている。この刃が敵機のオイルで汚れる作戦が始まった。
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