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機動戦士ガンダム0.5
34
:
きんけ
:2009/01/18(日) 21:11:19
母艦から出撃したユワンのモビルスーツ隊が、戦闘宙域へと急いでいた。
《敵機は二機だ、ククルス宙域で確認された狙撃タイプと、新型だ》
「狙撃タイプと新型…」復唱するかのようにメリアが呟いた。
イーサンのマキスが後退していくのを確認すると、それを好機としてドラウロのアルダとジョシュアとロイスのガルーダもクエサー宙域から離れていった。
《後方の連邦艦からモビルスーツ隊が出撃しているが、この位置なら追撃されることも無いだろ》
「毎回、そうやって殿に着いてくれると作戦がやりやすいんだけどなあ」
ドラウロからの返答はなく、ロイスがムッとして回線を閉じると、シートに座るジョシュアの様子を見た。
「母艦に行けばいいんだね?」視線に気付いたジョシュアが聞く。
「えぇ、この先の暗礁宙域まで行けば落ち着くでしょう」
シートにがっちりと掴まっていた手を離すと、首に巻いていたマフラーを解いた。
「ふぅ」と息を吐くと、座席の後ろの狭いスペースに足を折りながら窮屈そうにロイスが座り込んだ。
《ちっ…見事な引き際だプレイオス。これまでテロまがいの反攻作戦を繰り返してきただけある》
離れていく敵機に追撃を仕掛けられそうにもなく、歯噛みするユワン。
「イーサン中尉のマキス来ます」
前方から各所を損傷したマキスがやって来る。
《危ないところでしたね、中尉》
《新型は変形をするぞ。小型で動きも良い》
不意にイーサンが顔を俯かせると
《私はマキスに傷を負わせたばかりではなく、部下を二人も失ってしまった…》
《マキスの名マイスターと名高い中尉が苦戦する相手…ぜひ戦ってみたいものです》
ユワンは落ち込んでいるイーサンのことを気にもせず、そう言った。
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