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機動戦士ガンダム0.5

28きんけ:2008/12/10(水) 22:24:49

あと数十メートルでビル裏を抜けて、丘へと続く道へと開けるところ。
「っ!?」
右折したハーワンの目に映ったのは、こちらへと歩いてくる特殊部隊の姿だった。
遅れて、右折しようとするジョシュアを強引に直進させて自身も、そのあとに続いた。
隊員がハーワンの姿を確認し、追いかけてきた。
「そこを右に!」
もう一度、右折しようとした時。ハーワンは腰に激痛を感じた。
その痛みに思わず、膝が折れた。転倒する直前、彼は最後の力でジョシュアの背中を思い切り押した。
「ハーワン!?」
彼の様子に気づいた、ジョシュアが止まろうとしたので
「走れ!とにかく走るんだ!」
後ろから足音が近づいてくる。
「約束だ」
叫ぶ。
「お前の力で世界を変えるんだよ!」
僅かの間、ジョシュアは立ち止ったが迷いながらも走って行った。
そうだよ…これで、いいんだよ。
走り去っていく、その背中姿を見送りながら微笑した。

どれくらい走ったのかな…
どこを走っていたのか記憶は定かではない。
ただ、感情に任せて疾走していた。
「僕は…どうすれば」
視界が潤んでいく。
いまの僕に何ができるの?僕に力があるというの?
―――違う、あるわけないじゃないか!
僕には…
「ハーワンの期待に応えることは出来ない…」
ぼろぼろと落ちていく大粒の涙。
結局、僕はこんな無力な人間なんだ。
こうやって惨めに泣いているほうが似合っているんだ…
彼の曇った視界に誰かが近づいてくる。
誰だろう、声も聞こえる。
―――あなたが
男は僕の顔を見ながら
「あなたがジョシュア・ラングリアですね?」
あなたは?
「俺はロイス・ナウサン。同じプレイオスのモビルスーツパイロットです」

合流に奇跡的に成功したロイスとジョシュアは、宇宙港へと急ぐ。
丘を目指していたのが功を奏したのか、港までの道のりは大したものではなかった。
港の入口が見えてきた。
そろそろ突破口を開くためにも、ドラウロに暴れてもらう必要があるな…
「合図を送るから、ちゃんと気づくんだよ、ドラウロ!」
きっと待ち呆けているであろう仲間へと呼び掛けた。

合図見えたぜ。
「まったく…待ち時間が長すぎて、操縦方法忘れるところだったろ」
接眼用モニターを覗きこみ、スナイパーライフルを構えた。
デブリから機体を離すと、その姿を敵機に晒す。
哨戒部隊に異変が見られる。おそらくこちらを、アルダをレーダーに捉えたのだろう。
「囮なのは気に食わないけど、好きにやらせてもらうかな…」
今日は芋虫スナイパーはお休みだ。


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