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機動戦士ガンダム0.5
20
:
きんけ
:2008/12/06(土) 23:33:00
ミサイル接近の警告音。
シールドで防ぎたいところだが、意地でも避ける!
各所のクラスターがこれでもかと噴出。瞬時のうちにマキスと向き合う形になる。
すぐさまバルカンのトリガーを引いたが、満足に弾幕も張れないうちに砲塔が空回り。
一発を撃ち落とすも以前、二発のミサイルがさらにその後ろからはマキスが迫る。
「装甲を殺してまで、機動力を上げたんだ!」
エヴンスの二門のジェットユニットから光芒が広がると爆発。
頭部の前で両腕を交差させると、その状態のままマキスへと突撃していく。
苦肉の策だった。
エヴンスの装甲はマキス以上に脆い。ミサイルの直撃など喰らえば、簡単に吹き飛ぶ。
シールドにミサイルが当たることを願うしかない、もはや賭けである。
激しい震動をコクピットを襲い、煙で視界が奪われた。
機体に異常はない、シールドが見事に防いでくれたのだ。
「いけええええ!」
煙が晴れた瞬間、そこには眼前にまで迫っていたマキスがいた。
速い!
振り上げたビームサーベルであったが、敵機に懐へと飛び込まれて光刃は空を斬った。
手首を回転させてビームを腰部へと突き刺そうとするも、力任せに突き放される。
予測できない敵機の動きに歯噛みしながらも、それに対応しようとするエンディア。
「ジェット!」
直後、敵機から投げ付けられた光の輪がマキスの右腕を吹き飛ばした。
なにっ!?射撃ではない飛び道具を?
肩先から抜き放った何かを、返す力でこちらへと投げてくる。
すぐさま反応してみせると光の輪を辛うじて回避。
「そこまで射撃武器を嫌うか、面白いぞプレイオス!」
ここまで型にはまらない戦い方をするパイロットは、これまで見たことない。是非とも顔を拝んでみたいな!
劣勢なはずのエンディアだが、彼は眼を輝かせていた。
敵機が棒立ちのまま、動かない。
誘っているのか?―――ならば!
まさにジェットを吹かそうとペダルを踏み込む直前、イチノセからの通信が入った。
≪エンディア大尉、後退してください!≫
少尉が悲痛そうな叫び声が聞こえた。
そうだ。今の私に使用できる武器はビームサーベル一本のみ。
敵との戦闘に夢中になって、冷静さを失っていたような気がする。
「本心ではないが、後退するしかないな」
≪援護します!≫
敵を見つめたまま、上昇すると距離をとっていく。
追撃を仕掛ける様子もない。相手も疲労がたまったのだろうか?
レーダーが後方からのミサイルを捉えた。イチノセ少尉が放ったミサイルだろう。
自機を反転させて加速。ミサイルとすれ違いながら、その場から離れていった。
「再会を望むぞ。プレイオスの無鉄砲」
またいつか、この広い戦場で巡り合わせる時を待って…
イチノセ少尉のマキスを視認。
≪エ、エンディア大尉…≫
エンディア機の無事をその目で確認したのか、イチノセの様子はいつも通りになっていた。
≪い、命は大事にしてください≫
「まさか君から、説教されるとは思わなかったな」
≪説教なんて、そんなつもりじゃ…≫
オドオドし始めたイチノセ。やはり彼女はこうでなくては、私も見ていても面白い。
エンディアが笑った。それは不敵でもなんでもない晴れ渡った笑顔だった。
敵を見送ったロイス。
自分の負けだった…
機体性能に頼った強引な戦い方と手詰まりな戦法。
この機体でなければ負けていた。
「しかし…」
悔しさが生まれない、この清々しさはいったい?
殺陣を楽しんでいたんだ。あんなに見事な格闘戦は初めてだ。
「俺は、あの人のように…」
なれるのだろうか?
決意。疑念。不安。さまざまな想いをその胸に秘めて、機体を反転させた。
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