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機動戦士ガンダム0.5
13
:
きんけ
:2008/11/29(土) 11:44:07
「モーラスⅡの能力など前世紀の無人戦闘機にも及ばない。高い工業能力を持っているククルスでも無人モビルスーツの開発は完璧じゃないんだよ」
先行していたA小隊がモーラスⅡを捉える。
マキスがビームを放つよりも先にモーラスⅡの無反動バズーカが彼らに襲いかかる。
しかし実弾、ましてやバズーカを避けることなど容易いこと。三機のマキスがひょいと回避運動を実行する。
「砲台代わりにはなるだろうが、この数じゃあ…」
ライフルを構えると、次々と撃ち抜いていく。
同様に小隊員のマキスも的当てのようにモーラスⅡを落としていった。
会戦から数十秒。連邦軍の勝利は決定的なものとなった。
我々の敗北は決定的だ。
「予測できたとはいえ、強烈だな…」
これ以上、モーラスⅡを投入しても結果は同じだ。所詮は無人モビルスーツだったというわけか…
中立都市ククルスが消える日。
こうやって地球連邦政府は勢力図を増やしていくつもりだろう。
都市への被害を出すわけにはいかない。
「連邦艦へ通信を繋いでくれ。停戦を―――」
「待ってください。何か…何かが高速で…」
「どうした?」
「レーダーがかすかに反応したんです。高速で迫る何かを…」
ククルス側からモラースⅡの追加投入の気配が見られない。
まさか、もう降伏準備でもしているんじゃないだろうな?
「まあ、いい。後退するぞ」
機体を転針。
硝煙が漂い、モーラスⅡの残骸が漂う戦場跡を尻目に三機のマキスが母艦へと帰っていく。
―――違う。テールブースターを吹かす直前、僚機が何かの直撃を受けて爆散した。
「!?っ」
振り向いた小隊長の目に映ったのはモーラスⅡとは違うモビルスーツの姿だった。
両腕に装備された巨大な刃は暗闇の中でも異質なほどの存在感を放っていた。
機動戦士ガンダム0.5
3話 解放への戦火
モビルスーツ「セーメイ」は残骸に紛れて連邦艦隊を取り囲むように出現した。
対応に遅れたマキスはセーメイの連携攻撃に圧倒され、次々と落ちていく。
「僚機との連携はしっかり決めるんだぞ。相手のほうが戦力は上なんだから!」
腰部の収納部より抜き放った光刃がマキスのコクピット部へと突き刺さった。
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