神の使い - 1514023969 - したらば掲示板

1：セイ：2017/12/23(土) 19:12:49 ID:PdPrEfa60: 日本の神の使いって動物のことが多い気がする。
日本に限らず多神教の国ではヒトの形の使者や化身ってあまり聞かない。

一神教であるキリスト教では天使もヒトの形をしている。
というよりヒトは神のかたちに似せられて作られたのだから当たり前か。

猫だったり狐だったり鹿だったり、そういうのって、
キリスト教圏の人々は文化人とは認めないんだろうね。

天使が猿の姿だった場合、キリスト教圏の人々は、
それを認めることが出来るのだろうか。

イエスが説いた愛とは何か。
2：縁側の狸奴：2017/12/31(日) 17:25:07 ID:pYHU.ieM0: 天使が猿の姿でも他の動物の姿でも人間と同じ姿でも化身とは言わないでしょう。

天使は旧約聖書に多く登場し、特に旧約続編ではトビト記に人に扮した天使ラファエルが現れ、人間を守護して一組の夫婦を無事に結ばせる物語があります。
人以外の形の天使は聞いた事がなく、夢幻に象徴表現として将来起こる何かを表すものとして植物や動物が現れる事はあります。

凶暴な肉食獣が強大な国家、大きく実り豊かな老木が栄えている大国と言った具合です。

イエスの説いた愛？自然な良心に基づく思い遣りや親切心や慈愛ではないでしょうか。心に浮かんだ善なる思いは浮かんだ時点では大半が純粋なものです。
でも、その思いを人は審査して吟味します。問題は、その審査や吟味が、他者の目線や評価を気にした不純な基準だと言う事です。

目の前に助けを必要としてる人が居て、何かしようとした時に「これは必要な助けだけれど、偽善と言われないだろうか」とか「この人に良く思われるだろうか、喜ばれるだろうか」と言うのが他者の目線を考慮した審査基準です。

必要なものは必要であって、いちいち自分の中に他者目線を設けてそれに問う必要はありません。直観に従えば大半は良いのです。

イエスは善なる施しや助けを奨励してますが、そこで他者にどう思われるかなんて事は考えずにイエス自身も実践してました。

「渇いてます飲み物を下さい」って乞われたら水でもスポーツ飲料でも与えれば良いんです。
「飲み物も満足に得られない人と関わったなんて、誰かに見られたらどうしよう、自分も変な人に思われる」そんな考え方や思考自体が不要です。

イエスの言葉は単純明快です。律法学者や現代のクリスチャンみたいな屁理屈こえんませんし、要らぬ能書きもたれてません。
3：セイ：2018/01/07(日) 20:24:54 ID:PdPrEfa60: 縁側さんはとてもきれいですね。

きっと蹴躓いて転びそうな人に思わず手が出る、それも
＞自然な良心に基づく思い遣りや親切心や慈愛
なのでしょう。

では情は？

関係ありませんが、父と母はルター派とカルヴァン派でした。
基本的には一緒に見えますが。

私は無教会派が好きでした。
パウロ教ではなくイエスや時代や歴史を話し合えた。
4：縁側の狸奴：2018/02/09(金) 17:50:35 ID:pYHU.ieM0: 最近思うのですが、キリスト教国の冷たい個人主義には情けも慈愛も無いって事です。

私は私、あなたはあなた。あなたと私に何の関わりがあるのか。この文言を人と人の壁にすれば氷で出来た厚くて高い強固な壁になります。

ダビデはかつての主君であったサウルを自分の手で剣にかけず「主が油を注がれた人を手にかける事は出来ない」と言って立ち去ります。サウルは感動して泣き崩れます。
日本の武士のような要素が随所に見られます。

特定の思想や理念に従って考え、そこには人の情や心の機微は何の意味も成しません。

国交のない隣国の旅人が強盗に襲われ重傷を負っているのを見て「助けが必要な状態だ」と認識しても「私には関わりのない人だ」と思って放置して去る。
襲われて重傷を負ったなら、自分で休養なり療養できる所まで行けばいい、私の仕事でも責務でもない。
自己責任論が遍く沁み込んでいると、上記のような冷徹さが当たり前になってきます。

そういう価値観の中に長くいて、少し前にその価値観を棄てたので、その冷たさが如何に人を傷つけ汚すのかがよく分かります。

何らの得や利益ももたらさない小さな手助けや人助けは、人が神から授かった尊い情に起因します。耶蘇的には贖いの愛に通じると思いますが、その超希釈版が人にもあると思います。

実際に情は大した利得をもたらしません。それでも条件反射に近いくらい自動的に発動するのが情だと思います。