ガーヤトリー・マントラは誰が発見したのでしょう。 「ガーヤトリー・マントラは、聖者ヴィシュワミトラが発見した。
『アーディテャフルダヤム』のマントラによってラーマ王子に太陽礼拝の奥義を説いた聖者ヴィシュワミトラと同じ人だ」 (“Sathya Sai Vahini” 〔邦訳『サティア サイ ヴァヒニ』(シュリ サティア サイ出版物日本刊行センター)〕p183, 184) ※アーディテャフルダヤムは、修行(サーダナ)の一部として多くの人が唱えている。このマントラについての小冊子は、Sri Ramakrishna Math, Madras 4 and by the Central Chinmaya Mission Trust, Bombay 72.で出版されている。
ガーヤトリー・マントラを唱えることで、聖者ヴィシュワミトラにどんなことができるようになったのでしょうか。 「ガーヤトリー・マントラを、信仰心をこめてくり返し唱えることで、本人の思い通りになるまれなる武器を、聖者ヴィシュワミトラは使えるようになった。
この力によって聖者ヴィシュワミトラは、世界をもうひとつ創ることができたのだ〔肉体をもったまま天界に行きたいと願ったトリシャンカ王のために、聖者ヴィシュワミトラはもうひとつ別の世界を創造したという伝説による〕」 (“Sathya Sai Vahini” p184)
「ガーヤトリー・マントラは宝物なのだから、われわれは生涯を通してこのマントラを守らなければならない。バガヴァンが教える通りに正しい発音を学び、正確にガーヤトリー・マントラを唱えるべきなのだ」 (カセットテープ“Sathya Sai Bhajanavali No.14”の中でバガヴァンはガーヤトリー・マントラの正しい発音とイントネーションを教えている。テープはプラシャンティ・ニラヤム〔南インド、プッタパルティのサイババ・アシュラム〕の売店で売っている。テープの題名は“Bhagavan speaks on Gayatri at Upanayanam ceremony on 17-3-83 at Prasanthi Nilayam”〔このテープでは、はじめにサイババが三回ガーヤトリー・マントラを唱え、そのあとでこのマントラについての講話の録音が続く。インドでは他に“Baba Sings”シリーズの「ガーヤトリー・マントラ」がことにすぐれている。2015年現在では、Youtubeなどの動画で聞くことができる。〕)
「バガヴァンからE・B・ファニブンダさんへの教えは、その著書『神とまみえる』(“Vision of the Divine”〔邦訳なし〕(P79〜P88))に書かれている。その要点は次の通り。 もしガーヤトリー・マントラを正しく唱えないならば、それは逆効果となり、人を暗闇へと引きずり込む。けれども愛をこめて唱えるなら、神はこの祈りを聞いてくれる。 ひとつひとつの言葉を、はっきりと発言するべきである。急いだりあわてて唱えてはいけないと、バガヴァンは言われる。