したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

テスト

73白書さん:2009/11/07(土) 17:52:31 HOST:wcache1.waseda.ac.jp
〈国際金融パネル〉
世界経済危機とグローバル・マネーの変動:
国際経済秩序へのインプリケーション
慶應義塾大学 白井 さゆり
2007年中旬の米国サブプライムローン危機、2008年9月のリーマン・ブラザーズの破たんによって世界金融危機が発生し、世界経済は大きな変容を迫られている。危機発生以前には、米国・中国を中心に「世界経済の不均衡状態(グローバル・インバランス)」が存在しており、米国の経常収支の赤字幅と中国や他のアジア諸国・資源国などの黒字幅が大きく拡大する状態がみられていた。
この状況を説明する見解は多数あるが、有力な見解としてはDooley et al.などが展開する「ブレトンウッズ−II」体制論がある。これは、第2次世界大戦後から1971年まで成立していた「ブレトンウッズ体制」の名にちなんで、世界経済の不均衡状態を当面は持続可能な「ブレトンウッズ−II体制」とみなす見方で、幅広く支持されている。中国などのアジア諸国が自国の雇用・生産を確保するために輸出促進政策を遂行し、その目的で外国為替市場に介入して自国通貨を対ドル相場で安定させる為替政策を採用し、それによって蓄積されるドルを使って米国財務省証券などへ投資して米国の過剰消費・輸入を支援しているとする見方である。
ここでは、こうしたアプローチを念頭に置きながら、つぎのポイントに焦点をあてて議論を進めていきたいと考えている。
􀁺 世界経済危機が発生して以来、世界経済の不均衡は「修正(リバランス)」に向かっている。米国の経常収支の赤字幅は2007年第1四半期の5.8%から2009年第2四半期には2.8%まで大幅に縮小している。中国の経常収支の黒字幅も縮小している。このリバランスはどのような要因で生じているのかを分析する。
􀁺 現在の世界経済危機は、世界経済の不均衡状態で予想された「ハードランディング・シナリオ」と同じなのか、異なる性質をもっているのかを明らかにする。さらに米国で発生した金融危機とそれによる信用収縮・信用の喪失が、国際資金フローにどのように影響を与えているのかを検討する。
􀁺 世界経済の不均衡でリバランスが生じているが、その一方で世界経済の不均衡状態を特徴づける構造的要因についても変化が起きているのかという点に焦点をあてる。米中の経済関係を中心に検討を行う。最近の保護主義の台頭なども含めて考察を進める。
􀁺 世界経済の不均衡状態が今後も持続していと考えられる場合、それを国際社会の協調体制で改善できるのか。G20、G8、IMF体制による可能性・限界などについて考える。
􀁺 基軸通貨ドルの行方について、ユーロ、SDR構想、人民元などに言及しながら検討する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板