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61白書さん:2009/11/07(土) 17:44:19 HOST:wcache2.waseda.ac.jp
GDPギャップ安定化に向けた金融政策:バブルに対するフォワード・ルッキングな政策
青山学院大学大学院 舟島 義人
青山学院大学 宮原 勝一
本稿では, バブル的な需要ショックを背景とし,「期待需要ショック」をモデルの変数として明示的に扱うことを試みた。
その結果, 持続的かつ変動的な需要ショックが発生した場合を想定したシミュレーションを行うことにより, 金融政策当局が平常の金融政策ルールに基づいた政策と「フォワード・ルッキング」な政策を行った場合の比較・検討を行った。
シミュレーション結果は,「フォワード・ルッキング」な政策を行うことにより, 金融政策がGDPギャップ・物価だけでなく, 名目金利の安定にも寄与することを示すものとなった。

また, Structural VARモデルによる実証分析では, 日本における90年代以降の金融政策が, 景気(GDPギャップ)・物価に対するコントロール力を持ち得なかったことが明らかとなった。理論モデルによるシミュレーション結果と合わせて考えると, バブル時における早期の金融引き締め, またはバブル崩壊後におけるより早期の大幅な金融緩和を行うことにより, 金融政策の影響力を上げることができ, さらに現在のような異常な低金利を回避できた可能性が示唆される。


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